山口古墳群

群馬県富岡市 2006年3月訪問

(数字は仮称、埼群古墳館による)

全景:南側から


7号
位置:36°15′03″N 138°48′07″E
畑の中に石室露出


こちらが奥壁側


遙か彼方に鏑川流域を望む


8号
残骸状態の石室


10号
畑の中に天井石露出


11号
玄室がすっかり露出


奥壁側


(見学記)

同市山口、上記八幡神社から更に西に行く。結構山奥だが以外と広い道があって行くのは容易だった。開けた場所の広い道路に車を止めると北側畑の中に露出した石室が見えている。これがこれが7号、玄室がすっかり露出し内部は埋没している。このすぐ西側上のお堂があるのが8号だが殆ど残骸状態の石室です。北側ビニールハウスの側に露出した石室が11号、その手前の畑の中にも天井石が露出した10号がある。一番良好な石室がある6号は発見できなかった。結構山奥にある古墳群ですが東方を見ると鏑川流域が望めるなかなかいい場所です。

上田篠古墳群

群馬県富岡市 2006年3月訪問

福島27号
横穴式石室
位置:36°14′46″N 138°54′38″E

段丘端に立地する墳丘


石室正面


石室内部、状態は良さそう


原田ジノ支群
福島27号の下位段丘にある支群

最大の墳丘、右後方段丘の上に福島27号が見えている


工場脇にある古墳、石室開口部が見ているが内部は埋没、左側の石列は葺石だろうか


(見学記)

福島27号
同市田篠、富岡IC北東1.5km。民家裏河岸段丘の端に立地する古墳で割とよく墳丘が残っています。南側に石室が開口しているがビニールシートに塞がれていた。隙間から内部を撮影してみると玄室は良好に残っているようだ。

布和田支群
27号の下位段丘、畑の中に点々と墳丘が残っています。割と大きな墳丘や石積み状態などいろいろ。工場脇にある古墳には石室入り口が見えていますが内部は埋没しています。実は27号を探しあぐねてこちらの方を先に発見、一番大きな墳丘を撮った写真に27号が写っているのに気づかなかった。

田篠しの塚古墳

群馬県富岡市 2006年3月訪問

円墳、R19
横穴式石室、全長7.8m、玄室長4.4,幅2,高2m
位置:36°15′14″N 138°55′26″E

石室移築、墳丘はやや縮小して復元、左後方田篠団地内にも数基の古墳がある


羨道


河原石を使った玄室


奥から外、両袖式


石室上から、天井はまぐさ石だけ残っている


(見学記)

国道254号バイパス、甘楽町との境界辺りに石室が移築、墳丘も葺石を含めて復元されています(ただし墳丘は縮小復元)。天井部はまぐさ石1枚を残して無くなっていますがそれ以外は全長7.8mの石室は良好に残っています。河原石を使った乱石積みで隙間には小石を詰め込んでいます。塚原古墳群の1基で北側の田篠団地内にも古墳が幾つか残っていてここから1基見えていますがこちらはパスしました。

行沢桜塚古墳

群馬県富岡市(旧妙義町)2006年3月訪問

横穴式石室、玄室長2,幅1.6m(凡そ)
位置:36°17′37″N 138°47′50″E

平坦な丘陵南端、畑の中に残骸状態で残る


無惨な状態の石室


玄室奥側から、袖部が残るので何とか構造が分かる


(見学記)

大竹1号北東700m、平坦な丘陵南端、畑の中にあるが状態はすこぶる悪い。墳丘も僅かな高まりしか残っておらず上部を大きく破壊されて石室が露出、これも下部しか残っていない。玄門袖部が残っていて何とか石室構造が分かる。

行沢大竹1号

群馬県富岡市(旧妙義町)2006年3月訪問

横穴式石室
位置:36°17′17″N 138°47′31″E

民家敷地内に背の高い墳丘が残る


石室正面、羨道は下部のみ、玄室は背が高そうだがすっかり塞がれている


(見学記)

同町行沢、民家敷地内に割と背の高い墳丘があり竹が密生しています。南側に石室が開口、羨道は下部しか残っていないようだが玄室は完存、のようだが入り口がすっかり塞がれていた。

丹生村5号

群馬県富岡市 2006年3月訪問

横穴式石室
位置:36°15′04″N 138°48′53″E

お堂が乗った墳丘


石室正面


内部は殆ど埋没


(見学記)

同市原、上信越道を越えてゴルフ場南側の町道を山口方面に行く途中に八幡神社があります。本殿東側にお堂の乗った墳丘があり石室前面が一部露出しています。石室内部は殆ど埋没。埼群古墳館04年撮影の写真と比べると後ろのお堂が随分傾いてきていますね。本殿背後にも石室が一部露出しているようでこれも古墳のようだ。

越ヶ谷古墳群

群馬県富岡市(旧妙義町)2006年3月訪問

7基の古墳が密集

1号
位置:36°16′19″N 138°50′37″E



2号
横穴石室を持つが普段は見学できない


3号


(見学記)

同町下高田、丘陵南向き斜面に7基の古墳が密集しています。一応7基とも確認できる。2号墳で上に祠があり中に石室があるそうだが普段は見学できない。

北山茶臼塚古墳

群馬県富岡市 1992年1月訪問

円墳、R40,H5、4C末
位置:36°14′15″N 138°52′39″E

丘陵頂に築かれた墳丘、三角縁画像鏡が出土している

一之宮古墳群

群馬県富岡市 2001年2月訪問、2006年3月再訪

稲荷森古墳
円墳、R28,H1.5、7C
横穴式石室
位置:36°15′03″N 138°52′01″E

封土流失、石室露出


天井石が大きく傾く、手前が奥壁か、かなり薄い


太子堂塚古墳(旅寝塚古墳)
前方後円墳、TL70,FW40,FH6、6C後半
位置:36°15′05″N 138°52′03″E

手前の直線部が前方部端、右奥の後円部は大きく損壊


堂山稲荷古墳
前方後円墳、TL48,R35,RH7,FW40,FH6、6C中
位置:36°14′49″N 138°51′53″E

墳丘側面、左手が前方部、後円部が少し削られている


8号
横穴式石室
位置:36°14′37″N 138°51′53″E

割と大きな墳丘が残る


石室正面、羨道は壊失


玄室は良好に残っている


9号
横穴式石室
位置:36°14′34″N 138°51′51″E

住宅に取り囲まれた墳丘


(見学記)

(2001年)
太子堂塚古墳
全長70m、6C後半の前方後円墳だが後円部は道路で大きく損壊、前方部が畑の中に大きな高まりとして残っている。市史跡。

稲荷森古墳
太子堂塚は市街地の中を通る国道旧道に面しているがうっかり通り過ぎたため南側から接近、おかげで偶然発見した古墳です。巨石を使った石室が露出、天井石が大きく傾いています。北側が奥壁だと思うが他と比べて石材が随分薄い。

堂山稲荷古墳
全長48m、6C中頃の前方後円墳です。南側を線路が走り後円部東側も道路で少し削られているが神社があるおかげか前方後円墳らしい姿を残しています。市史跡。

(2006年)
同市田島、合同庁舎南側の集落ないにあります。8号は個人敷地内にあり背の高い墳丘が残っていますが周りが削られて見かけじょう高くなっているかもしれない。南側に石室開口、羨道は壊失していますが玄室完存、中は物置状態です。9号は8号南側にあるが非常に分かりにくく墳丘も民家に取り囲まれていて接近できず。横穴石室があるだけに残念。

胴塚古墳

群馬県富岡市 2006年3月訪問

横穴式石室
位置:36°14′23″N 138°51′12″E

大きな墳丘が残る


墳頂部に天井石露出


石室正面、内部は殆ど埋没


河原石を使った玄室のようだ


(見学記)

同市神農原、国道254号を西に行き上信電鉄踏切を越えるとすぐ右手に大きな墳丘が見えています。墳頂部に天井石が露出、玄室は殆ど埋まっていますが奥壁や側壁の一部が僅かに見えます。天井石が巨石なのにたいして奥壁や側壁は小型の河原石を使っています。それにしても随分高い位置にある石室です。
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