鳥越古墳

鹿児島県阿久根市 2015年3月訪問

円墳
竪穴式石室(移築)、長4.4,幅0.7,高0.7m
位置:32°00′29″N 130°11′52″E (日本測地系)
    32.01149484 130.19550912(世界測地系)

公園に墳丘復元


内部に竪穴石室を移築保存


側壁半分くらい壊失も小口積みの竪穴がよく分かる


奥小口部、床面に木棺の跡が残る


見学記
阿久根市塩鶴町2丁目、公園内にある阿久根市民会館脇に石室が移築、墳丘も復元されました。県内最古の竪穴石室で全長4.4m,半分くらい失われていますが小口積み石室の様子がよく分かります。木棺を収めた粘土の跡も残っています。ガラス越しに見学することになりますがこの手のでよくある内側の露が付いてなかったのでホッ、でも表側も凄く汚れていたので撮影前に窓掃除。公園南側に駐車可。

横岡古墳群

鹿児島県薩摩川内市(旧川内市)2015年3月訪問

地下式板積石室8基、土壙墓2、公園として保存
位置:31°50′04″N 130°17′03″E (日本測地系)
    31.83790253 130.28190102(世界測地系)

全景
公園として保存、北側から


実質的に見られるのはこの3基だけ


その1
各石室には表示板あるが番号は無し


内部の石組みは楕円形のようです


内側は小口積みのようです


その2
こちらの表示板は復元とあります、レプリカなんでしょうか


内側はやや歪んだ長方形


横から


その3
板石のない状態、箱式石棺としか見えない


箱式石棺と比べると長さは短く幅が広い


土壙墓
存在を示しているだけ


見学記
薩摩川内市上川内町、地下式板石積み石室8基と土壙墓からなる古墳群です。石室3基と土壙墓が復元され公園として公開されています。残りは堤防の下か破壊されたか。2基は板石を重ねた状態で復元されていますが1基は板石が全くなくこれだけ見たら箱式石棺としか見えません。3基の内1基は表示板が復元となっていますがレプリカなんでしょうか。南北に細長い公園でどちらからでも行けますが南側堤防からの方が近いし駐車スペースもあります。

別府原古墳群

鹿児島県さつま町(旧薩摩町)2015年3月訪問

地下式板石積石室、6基
位置:31°55′24″N 130°33′18″E (日本測地系)
    31.9267871 130.55271054(世界測地系)

全景:国道脇に公園として保存、雨の日の撮影


1号
各石室脇に表示板がある


板石を重ねた状態、奥のが2号


2号
こちらは板石を外した状態


石組みはほぼ円形


3号


レプリカでなく実物なんでしょうね


4号



5号


微妙に石材の大きさが異なる


手前4号、奥5号


6号



見学記
さつま町永野、6基からなる地下式板石積み石室で公園として保存公開されています。狭い範囲に密集していますがそれでも2基づつペアになっているんでしょうか。復元も板石を重ねた状態と板石を取り除いて内部が見えるようになっているのとペアになっています。石組みはほぼ円形で何の説明もなく見たら現代のものと思うかもしれない。各石室脇に表示板があるのは助かるけどちと大きすぎ、と言ったら贅沢か。国道504号沿いなのですぐ分かります。ちなみに読みは”びゅうばる”です。駐車場あり。

大住古墳群

鹿児島県伊佐市(旧大口市)2015年3月訪問

地下式板石積石室、30基以上
位置:32°00′54″N 130°35′09″E (日本測地系)
    32.01844448 130.58353644(世界測地系)

全景、狭い範囲内に密集


11号


〃石組み


その2,穴ぼこにしか見えない


〃シダが茂って石組みもよく見えない


その3


〃取り敢えず撮ってみた程度


見学記
伊佐市大口宮人、30基以上からなる地下式板石積み石室で狭い範囲内に密集しています。まるで墓標のように(確かに墓なんですけどね)表示板が立っていますが標柱が倒れているのも多い。石室が見られるのは3基ありますが板石はなく竪穴状の石組みがあるだけ、これだけ単独で見るとまるで井戸だな。ちなみに大住の読みは”うずん”です。さすがに鹿児島の地名は半端でない。狭い道ですが行き止まりなので入っていっても大丈夫かな。手前の道路の歩道が幅広いのでそこに停めても大した違いはありません。

横瀬古墳

鹿児島県大崎町、2009年12月訪問

前方後円墳、TL124,R63,RH15,FW63,FH13
位置:31°24′37″N 131°01′02″E (日本測地系)
    31.41379659 131.01491441(世界測地系)

後円部正面


北東から


東から、遺跡見学会の人が見学中


側面から


南から


前方部から後円部


後円部から前方部


側面反対側から、朝は逆光だったので午後撮影


南西から


(見学記)
大崎町横瀬、東側を走る国道448号に大きな案内表柱が立っていてそこを西に曲がって400m程行くと巨大な墳丘があります。標高7mの低地に造られた全長124mの前方後円墳で鹿児島県2位の規模です。墳丘は全くの平地にあるようだけど地形図を見ると南北に集落の乗った細長い高まりがあるから浜堤を利用しているのかもしれない。前方部に神社(小さな祠があるだけ)がありその周囲に樹木が生えていますが他はほぼ裸の状態、墳丘も良好で周囲をぐるっと廻って見学できます。その分時間が懸かるけど。周溝を持っていたそうだが今は地形的にも全く分からない。円墳群もあったそうだけど今は全て壊失しています。くびれ部脇にギリギリ駐車スペースあり。国史跡。

飯隈遺跡群

鹿児島県大崎町 2009年12月訪問

1号
円墳、R12,H1.2
位置:31°26′08″N 131°01′36″E (日本測地系)
    31.43907177 131.0243569(世界測地系)
現状保存された墳丘


2号から


2号
円墳、R18,H1.3
1号に隣接


1号から


左1号、右2号、一見前方後円墳風


(見学記)
大崎町神領、古墳や地下式横穴墓他からなる複合遺跡群です。帰り道で全く偶然の発見、道の駅「くにの松原おおさき」から国道220号を西に行き大崎口交差点で北に曲がって200m程JA脇にありました。はじめはてっきり前方後円墳だと思って慌てて車を止めて見学、側に説明板が立っていてそれを見ると2基の円墳でした。それにしてもほんと前方後円墳に見えたんだよね。周囲がすっかり畑などになっている中でここだけがほぼ現状保存されていました。他にもあるそうだがあまり状況はよくないようなのでパス。

塚崎古墳群

鹿児島県肝付町 2009年12月訪問

前方後円墳4、円墳39、地下式横穴墓11

分布図(説明板より)


11号
前方後円墳、TL56,R22,RH3.5,FW12.5,FH2.0
位置:31°21′35″N 130°59′21″E (日本測地系)
    31.34213421 130.97130972(世界測地系)
丘陵崖際に立地


右が前方部のようだ


12号
12-15号まで直線状に分布


13号
林の中は比較的保存がよさそう


14号


15号


16号
前方後円墳、TL41,R25,RH4.0,FW8.5,FH1.0

墳丘が見えている


19号
比較的大きい、耕作で方墳状になっている


20号
古墳側にみな標柱が立っている


21号


23号


24号


25号


26号
畑の中に点々と残る


32号
これでも背が高く残っている方


(見学記)
肝付町塚崎、唐仁古墳群の南西3kmの所にある前方後円墳4、円墳39、他に地下式横穴墓からなる古墳群です。横瀬古墳や唐仁古墳群が低地にあるのにたいしてこちらは標高20m程の平坦な丘陵上に分布しています。丘陵を通る県道脇に大きな説明板がありその両側の畑の中に小さな墳丘が点々としています。ここも墳丘脇に石柱が立っています。一番密に分布しているのは東側丘陵際だけど林になっていて見学しづらい。前方後円墳の中ではかろうじて11号を見ただけ。墳丘は良好に残っていそうだけど樹木に覆われて写真は撮りづらい。丘陵北側に民俗資料館がありここに駐車できる。全て国史跡。

唐人古墳群

鹿児島県東串良町 2009年12月訪問

前方後円墳5を含む140基余り

分布図(説明板より)


1号(唐人大塚古墳
前方後円墳、TL150,R65,RH9.7,FW48,FH3
位置:34°21′35″N 130°59′21″E (日本測地系)
    31.36324361 130.98686362(世界測地系)
神社境内にある


前方部端


前方部からみた後円部


後円部周溝


竪穴石室天井石


鳥居脇にも天井石がもう一枚


16号(薬師堂塚古墳)
前方後円墳、TL45,R31,RH3.9,FW22,FH3.0
位置:31°21′46″N 130°59′19″E (日本測地系)
    31.36074383 130.98630818(世界測地系)
集落内に保存


前方部隅から


側面、左が後円部


33号>(向塚古墳)
円墳

大分大きそう


46号
田圃の中に残る


遠方に33号


61号
現状の大きさ2,3mくらい、このような残骸程度のも多い


100号(役所塚古墳)
前方後円墳、TL57,R27,RH3.3,FW25,FH2.7
位置:31°21′49″N 130°59′15″E (日本測地系)
    31.36713205 130.98519699(世界測地系)
墳形が形よく残っている


前方部右隅から


前方部左隅から


西側から


前方部から後円部


後円部から前方部


106号
民家敷地内


(見学記)

東串良町新川西、肝属川河口近くの左岸低地に構築された前方後円墳4基(前方後円墳集成では5基)を含む140基余りの古墳群です。その中でも突出して大きいのが1号の大塚古墳、全長140m(説明板では185mとなっているけど周溝を含めた大きさのようだ)、鹿児島県最大の前方後円墳です。全体が神社境内というか古墳そのものが神社の御神体となっています。正面の大鳥居を潜ると小さな鳥居の脇に高まりがありますがこれが前方部端かな。前方部はかなり削平されているようです。更に参道を進むと神社本殿の乗った後円部があります。本来の高さを保っているようですが前方部端からはかなり距離があり大きさは大分小さくなっているのかな。拝殿と神殿の間の渡り廊下の下に竪穴石室の天井石が何枚か露出、舟形石棺が埋葬されているそうだ。入り口鳥居脇の説明板裏にももう一枚天井石が置かれています。円墳群は分布が集落とかなり重なっているようだし残存状況も余りよくなさそうなので見学は前方後円墳にとどめる。1号の道路を隔てた西側に2号があるが民家と重なっているのかよく分からなかった。この道を更に200m程北へ行くと右側に16号薬師堂塚古墳がある。全長40mの前方後円墳で墳丘は低平ながら割と良好に残っている。更に少し北へ行き道を左に曲がると100号役所塚古墳がある。全長57mの前方後円墳でこちらも良好、畑の中で廻りに遮る物がないのでよく観察できる。草刈りされた後でちょうどよかった(後円部が残っていたけど)。他には33号向塚古墳が大きいようだ。円墳は残骸程度しか残っていないのも多いけど石柱が立っているので古墳と区別できます。神社に駐車場有り。全て国史跡。
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