竹之内古墳

熊本県八代市 2015年3月訪問

鬼の岩屋式石室
位置:32°26′02″N 130°35′13″E (日本測地系)
    32.43729011 130.58463132(世界測地系)

荒れた竹林の中に石室露出、状態悪い、標柱のおかげでなんとかわかった


傾いた巨石、天井石それとも側壁


殆ど埋まった側壁


こちらは1枚石ではなさそう


見学記
神社脇の谷筋を登って行くと一番奥の民家裏にありますが一旦そこを通り過ぎ竹林の中に入る小道があるのでそこを通って引き返します。白い標柱が目印です。かなり破壊された鬼の岩屋式石室が露出、内部は埋没、斜めに傾いているのは天井石でしょうか。側壁材も片側が何とか残っています。市史跡。

竹内神社石棺

熊本県八代市 2015年3月訪問

石棺底石
位置:32°26′02″N 130°35′10″E (日本測地系)

    32.43729009 130.58379806(世界測地系)

神社本殿左側に石棺石材が立てられている、直接には行けませんが後方に竹之内古墳がある


側板を嵌めこむ溝が彫られている、文字は彫られていないようだ


背後、短い脚があるようにも見えます、石棺底石でしょうか


見学記
日奈久竹之内町、神社本殿脇に石棺石材が1枚立てられています。平石で片側には石材を嵌めこむ溝が掘られているので底石でしょうか。前に踏切がありますが軽自動車でも通れそうにもありません。線路向こうは他にも道がなさそう。国道脇に空き地があったのでそこに車を止めて見学。

長迫古墳

熊本県八代市 2015年3月訪問

古墳消滅、石棺石材一部残存
位置:32°26′29″N 130°35′21″E (日本測地系)
    32.44478949 130.58685282(世界測地系)

日奈久阿蘇神社境内に石棺石材残存


鳥居足元に何の説明もなく無造作に置かれている


円文があるそうですが消滅しているそうだ、手前には矢穴があって割られているようだ


見学記
比奈区大坪町、国道3号沿いに比奈区阿蘇神社があり正面鳥居足元に石棺石材が放置されています。説明などは一切なく石棺とも分からない状態で国道脇で序でなので寄ってみましたが少し離れていたらまず寄らなかっただろうな。円文があるそうですがもう見えなくなっているようです。古墳自体は消滅、他にも石材が保存されているようだ。駐車場あり。

小鼠蔵古墳群

熊本県八代市 2014年3月訪問

3基、2号は不明

遠望:かっては島だった丘陵上に立地、登るのは非常に困難


1号
竪穴式石室
位置:32°28′45″N 130°34′31″E (日本測地系)
    32.48256249 130.57296253(世界測地系)
竪穴石室の天井部露出開口


開口部から見た内部(掃除後)、薄い板石を使った箱式石棺、左に破壊された蓋石、石室下部は板石で囲む


良好に残る竪穴石室


入室して撮影、赤い顔料が残る


〃(縦位置)


持ち送りされた石室上部、天井石


4枚目と反対側、石棺蓋石の一部が残る


南側側壁


北側側壁、上部の方が石材がやや大きいような


3号
箱式石棺
板石を使った箱式石棺が露出


蓋石が割られ半分残っている


石棺上から


北側側壁材に円文線刻3、右下のは撮影時には気がつかなかった


上側二つの円文、真円ではないな、南側側壁にも円文があるそうだ


蓋石には側壁材に嵌め込む溝がある


見学記
八代市鼠蔵町、球磨川河口に当時は島だった小丘が2つあり北側のを小鼠蔵(こそぞう)南側のを大鼠蔵(おおそぞう)と言います。この頂部にある古墳群です。県内だけではない全国的にみても行くのが困難な古墳群の一つです。場所が分かりにくいなら初めからパスする手もあるけど場所はすぐ分かるしな、しかも特異な石室が開口しているから行かないわけにはいかないしな。何処でもそうですが行くときは自己責任でお願いします。頂部のほぼ中央にあるのが1号、竪穴石室で天井側が開口しています。小口積みなのは竪穴らしいですが長さはそれ程なくむしろ横穴石室に近い感じです。内部に板石で構成された箱式石棺がど真ん中に鎮座、蓋石が割られて一部残っている(これが中に入る時の足場になる)。壁面周囲も板石で囲われている、これは明らかに基部の石でなく囲いの為の石ですね。西端に3号があって箱式石棺が露出、やはり板石で構成されていますが1号に比べて板石が厚い。蓋石は割れて内部に落ちてますが下面に浅い溝が彫られ身の部分に嵌め込むようになっています。身の内側に円文線刻があります、鏡の代用でしょうか。3個あるそうだが2個しか確認できず。反対側にもあるそうですが蓋石の陰になっています。東端にも僅かな高まりがあってこれが2号なのかな。低い丘だけど登るのが大変、痕跡道さえありません。それ以前に登り口を探すすのも大変、南側に廃屋があり隣の家との境辺りから登り始めます。初めこそ痕跡道がありましたがすぐ消えて後は覚悟を決めてジャノヒゲが生えている急斜面を直登、ジャノヒゲの葉を鷲掴みにして何とか登れました。軍手必至です。ただ国土地理院の地図を見ると上は果樹園になっていて実際それらしき樹木も植えられていて長い梯子も残っていました。さすがに上で作業するには山道が必要だろう、もうやってはないようだけど何処かに道が残っているかもしれないな。登りも大変だけど下りも大変、降りる最中にデジカメがケースごと転がり落ちて大慌て、止まれと念じて何とか見える範囲で止まってくれたけどあんなとこで行方不明になったら大事だった(大汗)。苦労はするけどその甲斐のある古墳群でした。廃屋敷地内に駐車可。市史跡。
地形図で測定してみると麓と頂上との比高は約25m水平距離は約50m、平均斜度は26,7度なんですね、45度にも達してないんだ。人間の目には殆ど垂直の崖に見えるけどね。

大鼠蔵古墳群

熊本県八代市 2014年3月訪問

遠望:かっては島だった干拓地内の丘陵


分布図:(説明板より)


北側登り口:この左右に箱式石棺があるはずだが全く見られず


楠山古墳
竪穴石室
位置:32°28′33″N 130°34′23″E (日本測地系)
    32.47922952 130.57074083(世界測地系)
丘陵頂部に立地、これが墳丘でしょうか


竪穴石室を覆い屋で保護


すり鉢状の穴の中に竪穴石室がある、入ると出られそうにもありません


尾張宮古墳
横穴式石室
位置:32°28′29″N 130°34′23″E (日本測地系)
    32.47811854 130.5707409(世界測地系)
社殿背後に横穴石室、覆い屋で保護、後方が墳丘かと思ったよ


見学記
小鼠蔵に比べてこちらは大分大きいですが古墳は2つのピークにある2基だけ。楠木山古墳、尾張宮古墳と大層な名前が付いていますが見学的には面白味はありません。北側の神社参道から登って行き頂部にあるのが楠木山大きな墳丘が残っているようです。墳頂に竪穴石室露出トタン張りの覆い屋で保護されていますが中を覗いてみると大きな穴ぼこ中に入ると蟻地獄のようで外に出るのが困難だし泥だらけになりそうなのでパス。ここに入れば石室内部が覗けるんですけどね。更に南に行くともう一つの神社がありここに説明板があります。社殿背後にトタン張りの覆い屋がありここに横穴石室があるそうです。少し離れた所が高まりになっていてそちらが墳丘かと思ったよ。説明板には一見前方後方墳のような形状で描かれているしね。ここから石段を降りて行くと麓辺りに横穴石室の残骸がある、前に石仏が立っているけど写真は撮らず(グーグルストリートビューで見ることが出来ます)。また北側麓辺り3箇所に箱式席官軍がある。分布図の数字に丸印で囲まれているのが3つあってそれが現存しているのかな。でもそれらしき場所に行っても何もなかったような。北側鳥居前に駐車スペースあり。県史跡。

産島古墳

熊本県八代市 2014年3月訪問

箱式石棺3
位置:32°33′13″N 130°35′24″E (日本測地系)
    32.55700209 130.58768166(世界測地系)

干拓地の中の僅かな高まり、かっては島だったんでしょうね、説明板は貝塚ので古墳の説明はなし


箱式石棺3基だそうだがここ辺りかな


2号の蓋石が見られるだけ


見学記
古閑浜町、干拓地の中の丘とも呼べないような小さな高まり当時は島だったんでしょうね。人が住めるとも思えないけど貝塚(こちらが史跡)があるから人が住んでいたのかな。古墳は箱式石棺3基、でも見られるのは2号の蓋石程度でわざわざ来るほどの場所ではありません。

高島古墳群

熊本県八代市 2014年3月訪問

箱式石棺
位置:32°31′05″N 130°34′46″E (日本測地系)
    32.52144878 130.57712839(世界測地系)

2号箱式石棺を公園内に移築、もう一つあるようですが見逃した


蓋石が見られるだけ


見学記
高島町、こちらも干拓地の中の丘陵、割と大きく標高も30mくらいあって当時でも人が住めるかもしれません。ここに移築箱式石棺があるというので序でだったので寄ってみました。箱式石棺があったけど蓋石しか見えない状態なのでさっさと撤退しましたがまだ他にもあったようでそれも古墳奮闘に載っていた(汗)。かまどねこさんはこんな所まで来ていたのね。それでもわざわざ来る程の場所でもありませんが。
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