五位ノ木池西古墳群(仮称北支群)

福岡県みやこ町(旧勝山町)2021年2月訪問

多数の石室墳、南群中群、北群(仮称)に分かれる

北支群(仮称)
その25
 位置:33°42′49″N 130°55′06″E (日本測地系)
    3.71689753 130.91595901(世界測地系)
駐車場のすぐ上に石室開口、存在が分かっていれば見えるかも


背後から、頂部に大きな木が生えています


開口部正面、後ろに下がれません


玄室玄門、複室かもしれない


三角おむすび型の奥壁鏡石


〃縦位置


ドーム状の狭い天井


奥から外、両袖式


その26
その25のすぐ上に開口


しゃがむけど悠々入れるレベル


ハッキリ複室なのが分かります


前室からして大きい


ストロボ撮影、左右はそれ程引っ込んでない


前室天井


玄室、あまり奥行きはない、ほぼ1枚石の奥壁


〃縦位置


四角い天井石


奥から外、両袖式、奥行きがないので左右が切れている


前室奥から、こちらの方が玄室らしく見える


天井も後室天井より広い


前室側壁右方向


〃左方向


その27
更に斜面を登ると出会いました、細長い窪みと石材があるから石室痕でしょうか


左右のが側壁でしょうか、尾根頂部にも怪しいのがあったけど断定できず


その28
尾根筋を東に下っていきます


古墳らしい高まりと石材露出


下方から見ると墳丘らしく見えます


その29
尾根筋南側緩斜面に点々と古墳がある


石材露出、石室でしょうね


こちらが正面側、隙間はあるがカメラ入らず


天井石らしい石も露出


その30
これも分かりにくいがまず石室


正面側、内部埋没


玄室辺り、こんなとこに木が生えなくてもいいのに


天井石は木が生えることで動かされている


その31
尾根先端にハッキリした墳丘


墳頂に大きな穴、背の高い玄室の天井が抜かれたようです


奥壁


玄門、かなり狭い


尾根先端側から、より大きく見える


南側から、正面辺りが羨道入り口のようです


その32
帰りは尾根筋を歩いていって出会いました、これも石室のようです


手前のが奥壁でしょうか


その33
これは天井石のようです


僅かに高まりがあります、ここも木が生えて破壊


その34
尾根から南側に伸びる小尾根先端に墳丘


南側に石材露出


石室正面、前は急斜面で下がれません、羨道天井石が傾いている


羨道は埋まり気味、奥に見えているのが玄門


カメラを突っ込んで撮影、なんとか玄室が見えている


玄室ストロボ撮影


奥から外、体を突っ込んでいる内につい入ってしまいました


天井石は1枚、それ程高くはない


奥から右方向側壁


〃左方向、こちらの方が石材が大きい


駐車場から開口部が見えています、訪問後じゃないと気が付きにくい


おまけ
序でなので胸の観音まで登ってみました、あまり寺らしくない建物


巨石信仰の場だったんでしょうか、とんでもない巨石がゴロゴロ


真南に見えた山、多分英彦山、メサを思わせる山容


(見学記)
(北支群)
更に参道を北上、左に急カーブする辺りにも尾根がありますがここは急傾斜のせいか古墳はありませんでした。そこからすぐに駐車場があります。このすぐ上に石室開口、単室ですが前が落ち込んでいてちょっと危ない。そのすぐ上にももう1基、こちらは複室石室が完存しています。駐車場北側に尾根が東西に伸びてその尾根上に何基もの古墳があります。状態の良いのはなく墳丘だけだったり小型石室露出程度、尾根先端にハッキリした墳丘があり天井部が開口、中には入れませんが持ち送りの強いドーム状玄室だったようです。帰り時にも石室2基を見つけました。その内の1基は藪の中に天井石露出、他の石室は全て尾根に直行した南向きに開口していますがこれは尾根に平行した東向きでした。尾根から南に少し突き出た先端にも石室があります。初めは尾根先端に巨石が残っているのかと思い見逃しました(実際すぐ東側にも同様のがあります)。これも南向きに開口、入り口は狭いですが何とか入れます、単室でした。後から駐車場からでも見えていましたがまず気が付きません。
せっかくなので胸の観音まで行ってみました、駐車場から300m8分と書かれていたので楽勝かと思いましたが考えてみれば平地なら300mを8分もかかる訳もなく実際は急傾斜の階段道でした。それでも8分もかからなかったですけどね。お寺とも神社ともわからないような場所、10m以上の巨石が幾つもあり石仏やお堂が祀られていました。巨石信仰の場のようです。平日のせいか人は誰もおらず、人がいて車で来ていたら参道は狭くてすれ違い困難だから(離合場所が何ヶ所かあります)大変だったでしょうけどね。真南にはメサを思わせるような地形がありました、多分英彦山でしょうか。

五位ノ木池西古墳群(仮称中支群)

福岡県みやこ町(旧勝山町)2021年2月訪問

多数の石室墳、南群、中群、北群(仮称)に分かれる

中支群(仮称)
その15
 位置:33°42′42″N 130°55′07″E (日本測地系)
    33.71495327 130.91623685(世界測地系)
参道山道脇に石室露出、これだけだとあまり石室らしく見えませんが


内部に空間があります


反対側から見ると石室らしく見えます、左に見えているのが袖石でしょうか


その16
その先に大きな墳丘が見えています、手前は参道高まり


墳丘背後から、期待は高まりますが


南側に激狭開口


多少埋まりながらも内部は良好に残っているようです、複室でしょうか


その17
16西側に墳丘が見えていました、あまり良好そうでなかったので期待しなかったのですが


石室前部は破壊されるも良好石室開口


複室のような気もする


玄室玄門、内部の明かりは隙間から入り込んだ日差し


巨石2段積みの奥壁


〃縦位置


奥から外、右側の袖石が印象的


やはり複室でしょうか


隙間から差し込んだ日差し、まるでスポットライト、もう埃だらけ、あんな空気を吸っているんだ(汗)


その18
17側に良好な墳丘&石室


開口部、羨道は殆ど壊失


玄門だけど手前は前室かもしれない


玄室、天井は低い


奥から外、まぐさ石も天井を兼ねているような


その19
これも墳丘良好、手前まで石室が伸びているようだ


墳丘上の方に開口部


前室かな


ここも玄室天井は低い、奥壁の積み方が18に似ている


奥から外、左袖石が17の右袖石に似ている


その20
更に隣にも良好な墳丘


だいぶ削られています


石材は僅かに露出程度、きちんと並んでいるから破壊はされていないかも


その21
19下方に良好な墳丘、2段築成か


側面


_2と反対側


神社として利用されていたようです


石室前面が大きく破壊されている


群中最大の石室だけに残念


大きな玄室、内部に祠が祀られている、背後の奥壁鏡石が巨大


右側壁


左側壁


天井は高く1枚石


左袖部


右袖部


その22
下方に低い墳丘


石材露出で古墳と確定


隙間はあるけど内部埋没


その23
22と同規模の墳丘、石材見られず


その24
参道に戻ると山側に高まり


石室が露出していました


左が奥壁、右が側壁


(見学記)
(中支群)
そのすぐ北側にももう一つの支群、尾根はハッキリしませんが大きな墳丘が幾つも見えています。墳丘はよく残っているが石室が殆ど見られなかったり小さい墳丘なのに石室がしっかり残っているなどタイプ様々です。その中で一番大きな墳丘は石室が社殿として使われていたようで内部に祠があります。多分この古墳群としては最大級の石室ですが残念なことに前部は壊失、玄室だけ完存しています。祠があるのでちょっとわかりにくいですが巨石奥壁の上に2枚の石がせり出していて天井を狭くして支えています。1基の石室で側壁の隙間から日差しがレーザーのように差し込んでいました。それを見ると石室内部は埃だらけ、あんなの吸っているんだろうしカメラの内部にも侵入しているんだろうな(汗)

五位ノ木池西古墳群(仮称南支群)

福岡県みやこ町(旧勝山町)2021年2月訪問

多数の石室墳、南群、中群北群(仮称)に分かれる

南支群(仮称)
その1
 位置:33°42′36″N 130°55′08″E (日本測地系)
    33.71328678 130.91651467(世界測地系)
神社参道が急カーブした内側に墳丘


上記反対側から、参道が古墳を避けているんでしょうか


石材露出、北側だから開口部ではなさそう


その2
直ぐ側にも墳丘


石材は全く見られず


その3
その1北側にも墳丘、右後方がその1


これも石材見られず


その4
少し離れた斜面に良好な墳丘


激狭の開口部


内部は良好、これは入るしかない


複室石室で大きな前室


玄室、奥壁は3段積み


奥行きがないので奥壁全体が撮れない


1枚石の狭い天井、四角いとあまりドーム状といった感じがしない


奥から外、左右の袖石の大きさが随分違う


前室奥から


前室天井、こんな本格的なのも意外と少ない


その5
その1から北に進むと右手に尾根筋、そこに古墳が集中しています


斜面上から見ると形のいい墳丘


狭い開口部だけど何とか入れそう


と思ったら羨道が埋まっていた


隙間から撮影、複室石室が良好に残っています、ブリキ缶があるから以前は入れたのかな


その6
尾根斜面に立地、手前の石材は別の古墳のか


開口部正面、石室前部破壊


玄門、前室の可能性もあるかも


玄室、側壁はだいぶ内傾している、鏡石は左右に2個、左がメインで台形


奥から外


斜面上から見た墳丘


斜面をカットした跡が明瞭に残る


その7
上から見た墳丘、やや削られる


こちら側に開口部があるはず


僅かに開口するも内部埋没


その8
上から見た墳丘、これも良好


横から、右後方にも古墳


大きな墳丘、手前にも石材が滑り落ちている


頂部に石室開口、元の墳丘はもっと高かったんだろうな


石室後部残存、背が高そう


奥壁鏡石、花崗岩で風化しやすそう


側壁、右が玄門


玄門、羨道は埋没


その9
背後から見た墳丘


見通しの良い場所だとあちこちから撮りたくなります


斜面斜め下に開口


その8と違い墳丘麓辺りに開口


開口部正面、左の袖石は引っ込み気味


前室、袖石の形がだいぶ違う


ほぼ1枚の鏡石、側壁は更に大きい、四角くなるよう加工された跡がある


奥から外、後室はどこも奥行きがないから撮りづらい


まぐさ石上部の石材、風化で剥離している


前室奥から


玄門から前室右側側壁


〃左側、こちらは1枚で右と随分違う


その10
尾根先端辺りにも大きな墳丘


アングルを変えるとまるで別物のイメージ、記録をしっかりとっておかないと分からなくなります




盗掘で窪んでいる、横穴石室のようです


その11
これも尾根先端辺り


開口部が何とか見えている状態


殆ど埋まった開口部


隙間から撮っても殆どわからない、まぐさ石か


その12
尾根筋に僅かな高まり、古墳かな


その13
これも尾根筋、割とハッキリした墳丘


右後方にも墳丘、その14か


その14
これくらいの高まりがあればもう墳丘


墳頂が窪み僅かに石材露出


(見学記)
(南支群)
みやこ町勝山黒田、胸の観音への参道沿いにある古墳群です。概ね尾根筋に立地、3支群(仮称南、中、北支群)に分けられそうでそれぞれ10基程度の古墳があります。麓にある黒田神社近くから参道があります(案内板があるが目立たない)。林に入ってすぐカーブ辺りの左手に3基の墳丘があります、これは開口していないが少し離れた場所にもう1基、複室石室完存、複室と言っても天井が高くないのもありますがここは前室後室とも背が高い、開口部は狭いですが入れます。参道左側に古墳があるのはここだけ、後は右側ばかりです。大抵大きな墳丘が目に入るので見逃すことはないですが。すぐ先右側に尾根が突き出てその上に何基もの墳丘が見えています。概ね尾根筋南側の斜面に立地、入れる石室も幾つかあります。尾根中間辺りに背の低い墳丘が3基並んでいて如何にも異質、内1基で頂部盗掘、石材が一部見えていますが竪穴か石囲いの箱式石棺だったんでしょうか。この先には古墳はありません。

勝山池西古墳群

福岡県みやこ町(旧勝山町)2021年2月訪問

 主に丘陵東西の尾根上に分布

その1
 位置:33°41′52″N 130°54′49″E (日本測地系)
    33.70106595 130.91123772(世界測地系)
東西の丘陵間の谷部に立地


同じ高さに来ると却って墳丘がはっきりしない


石室上部が露出


玄門上部辺りが開口


奥壁、特に巨石はなく


左が側壁、右が玄門


_2と反対側から


その2
東側尾根最上部辺り、ハッキリした墳丘


下側から、石材見当たらず


その3
その2すぐ下に低い墳丘、ここを降りていくと東側尾根だろうがパス


石室石材露出


手前が入口側かな


その4
その2から西尾根に移動中発見、割と大きな墳丘


大きく抉られ石材もあまり見られず


墳頂辺り、元の状態も分からず


その5
丘陵最後部やや下った辺りに墳丘


狭い開口部


小型石材を使った背の高い石室残存、正面は側壁でしょうか


その6
西側尾根を下っていくと低い墳丘


天井石が露出


隙間から覗くと石室残存、これは驚いた


露出した天井石側面


狭い開口部、西側に開口、入って入れないこともなかったけどさんざん入った後なのでパス、ちと後悔


背が高く細長い玄室、土圧でかなり傾いています


奥壁は下部に四角い腰石を据える、上部は乱石積み


その7
更に下側にも低い墳丘


とても石室があるとは思えない高さ


その6と似たような石室露出


石室は良好に残っているようだ、その6と同様背が高そう


下方から、右後方にその6、5-7は石室構造や向きが違い別古墳群かも


その8
更に下っていくと尾根が幅広くなり竹が密生


そこそこ残る高まり


墳頂に僅かに石材が露出する程度


その9
すぐ下にも墳丘


ここも石材が僅かに露出する程度


その10
ここも低い墳丘、倒竹が多く移動が困難になってきます


巨石が露出


隙間から内部撮影、奥壁でしょうか


その11
墳丘ははっきりだが石材見られず


その12
この竹林の中では一番大きな墳丘


南側に開口、木が邪魔をしている


複室石室のようです、袖石が随分前後にずれている


巨石1枚石の奥壁、この辺りからカメラのバッテリー残量が少なくなり枚数撮れず、結果的にストロボが必要だったのはここで終わりだったけど


奥から外、奥行きがないので下がれず


狭い天井


前室奥から


前室狭い天井、左の石が随分張り出している


その13
その下にも墳丘、石室は見られず、この辺りから移動困難になり下に行くのを諦めた


その14
その1に戻ろうとして更に墳丘発見


石室露出、天井石は内部に落下


右側の側面が揃っていて側壁だとわかる


(見学記)
みやこ町勝山箕田、勝山神社西方、丘陵から南に突き出る尾根上に分布する古墳群です。東西に2つあり西側のは古墳犬がいたしタケノコ栽培をしている感じで2月下旬ではもう近寄るのも拙いだろうと敬遠しました。まず中間の谷部に入っていって奥にある古墳を訪問、墳丘が残り天井部が開口しています。ハッキリ場所がわかるのはこれだけだったのでこれを起点にしました。ここから西側の高みを目指して登っていきます。丘陵頂部からすぐ南側に3基低い墳丘があり天井石が露出、どれも奥壁が見えていて1基では多分中に入れます(バッテリーが心もとなくなり入らなかったけど)。幅の割に背の高い玄室、奥壁剤も小型です。石室はどれも西向き、この後見つけた下方の古墳は南向き、石室構造もだいぶ違うし別の古墳群にした方がいいのかもしれません。更に下に降りていくと墳丘がポツポツありますが石室は見られず、中間辺りで大きな墳丘があり南側に石室開口、狭いけど中を見ると複室のようだったのでこれは突入、バッテリーを気にしながら撮ったので枚数が少なかった(汗)、結局見られた石室は他に1基だけでした。この辺りから倒竹が激しく移動もままならない状態でこれ以上下るのは諦めました。来た道を引き返すのも厳しくこのまま東側の低い尾根を超えれば最初の古墳辺りだなと推測して行ってみたら正解でした。山の中を歩くのは厳しかったけど石室が何基か見られてホッ、が素直な実感でした。駐車ポイントは勝山神社古墳群と同じ。 

勝山神社古墳群

福岡県みやこ町(旧勝山町)2021年2月訪問

その1
 位置:33°41′56″N 130°54′57″E (日本測地系)
    33.70217694 130.91345973(世界測地系)
鞍部から見た様子、高まりらしきものが見えています


こういうのは近寄るとたいてい尾根先端なのが多いのですがこれは間違いなく墳丘でした


西側が大きく抉られ石材散乱


もう元の様子はわからない状態


墳丘背後から


その2
神社社殿背後に板石がありました、石室石材でしょうか、下方が鞍部斜面


2枚重なっているようですがその割に形が同じ


その3
神社のある平坦面南端に如何にも墳丘


天井石らしきものが露出、立っているのは流用か別の石材か


ここにも薄い板石がありました


その4
神社のある丘陵西側斜面麓辺りに墳丘


すぐ側は溜池です


天井部に隙間開口


これが奥壁


玄門、羨道入り口は露出していない


開口部足元の側壁、奥壁より大きい


(見学記)
みやこ町勝山黒田、勝山神社のある丘陵に4基からなる古墳群だそうです。まず勝山神社にお参りして周辺を捜索、社殿背後に謎の板石がありました。かなり薄い板石が2枚重なっています。箱式石棺でこんな蓋石を使っているのを見たことがあるからそれでしょうか、でも近くにそれらしい墳丘の高まりはありません。社殿前面が広い平坦地になっているので丘陵頂部がかなり平にされているのかもしれません。更に北に100m程鞍部を越えて行くと如何にも古墳らしい墳丘がありました。こういうのはたいてい尾根先端であることも多いけどこれはまず古墳でしょう。西側が抉られに石材が露出していますがすっかり破壊されているようで元の状況は推測できない。背後に回るとここは尾根先端でした。多少整形されているようですが尾根切断部がはっきりしない。社殿に戻って石段を降りようとしたら右側に墳丘らしきものがありました。上から見ると確かに墳丘らしく見えるけど下方は輪郭がハッキリしない。頂部に石材が立てられここも薄い板石が見られました、やはり古墳かな。石段を降りて(ここに勝山4号がある)丘陵を西側に廻っていくと溜池があり堤から東岸を痕跡道を辿っていくと低いけどハッキリした古墳があります。天井部が開口、入れませんが内部はそれ程埋まっていない、南側に開口しているようです。こうやって見ると勝山4号は1-3号と規模も構造も違いすぎむしろこちらの古墳群に属させても良さそう。因みに勝山1-3号は獣避け柵が出来ていました。入り口は鍵はかかっておらず張り紙にも”注意してお入りください”と書かれているから特に禁止されているわけではなさそうですが扉部分が紐で10ヶ所くらい結ばれていてあれではちょっと入る気にはなれませんでした。前の県道脇に神社説明板がありそこに駐車可。

清地神社古墳群

福岡県みやこ町(旧勝山町)2021年2月訪問

清地神社古墳群
 10基程、主体部は横穴石室だが殆どまともに見られず

その1
 位置:33°42′05″N 130°54′37″E (日本測地系)
    33.70467655 130.9079046(世界測地系)
神社参道右側竹林内に集中


大きく良好な墳丘


僅かな隙間に石材露出、内部埋没


その2
こちらも大きな墳丘、太い竹が密生して見通し悪い


石材も全く見当たらず


その3
その2下方に低い墳丘、半分以上削られている


隙間開口


隙間から撮影、殆ど埋まる、左が袖石で奥壁も見えているかも


その4
段差部分に墳丘が残る


こちらも大きく削られ石材露出


ここも隙間開口、やや大きい


内部は良好そう、石材も大型のようだ、竹の根がなければまだ撮れたのだが


その5
更に上方に墳丘


横から、斜面に構築


天井石露出


隙間もあったが内部埋没・・ではなかったようだ


その6
これも良好、左側が削られている


またまた隙間開口、こんなのばっかし


やや埋まるも内部良好、複室石室かな


望遠で撮影、奥壁も巨石のようだ


その7
尾根筋に立地した墳丘


またまた隙間開口


内部撮影、太い根が邪魔をして奥まで光が届かず


天井に隙間がありました


奥壁、石材は小型


玄門、玄室の背は高そう


墳丘背後から


その8
これも尾根筋に立地、良好な墳丘


石材は全く見られず


その9
社殿脇にあった高まり


石材は全く見られず、塚の可能性もあるか


その10
こちらも社殿脇、その9より大きい


これはもう石室石材でしょうね


袖石?、元の状態はまるで分からず


(見学記)
みやこ町勝山長川、神社境内に8基程。石段を登って参道が平坦になっている辺りから右側や斜面に分布しています。見通しの良い竹林で墳丘もよく残っているので確認は容易です。でもどれも横穴石室のようですがまともに開口しているのはなく全く見られないか極端な隙間開口ばかりです。中には隙間から撮影でもかなり立派に見える石室もあるんですけどね。唯一天井部が開口して内部が見られるのもありますが入るのは無理です。本殿背後にも2基の墳丘がありますが8基の内の最小クラスより更に小さくその割に背が高いので塚かもしれません。墳丘良好横穴石室も良好そうなのに一つもまともに見られずフラストレーションの溜まる古墳群でした。南東側に清地神社南古墳群がありましたが消滅しています。石段下の石碑前に駐車可。

野口古墳群(北部ゾーン)

福岡県行橋市 2020年2月訪問、3月再訪

中央ゾーン南部ゾーン・北部ゾーン(大まかな分類)

その24~29・その30~34(クリックでジャンプ)

その24(「古墳とかあれ」その25)
これだけあればOKな墳丘、このゾーンは尾根上なのでほぼ見逃すことはない


狭い開口部、天井石も露出


複室でしょうか


ストロボ撮影、入って入れないこともないけどパス


その25(〃その26)
墳丘は殆ど流失、石室露出、手前は羨道天井石か


石室内部に木が生えている


奥壁を望遠で撮影


天井の隙間から成長、大きさからしてせいぜい2,30年くらいか


その26(〃その27)
端正な墳丘


大きく開口、しゃがんで入れる程度ですが、墳丘上に生えた木の根っこが石室を抱え込んでいる


複室かな


玄室良好、天井は低いが天井石は1枚


奥から外


その27(〃その28)
そこそこ残る墳丘、石室は手前まで伸びているようだ


天井石露出、今にも落ちそう


石室は奥壁も小型石材、一応小さな鏡石があるかな


その28(〃その29)
巨石天井石が露出、墳丘を選んで木が生えているんじゃないかと思う程


石室正面、手前に長く伸びている


開口部、天井石が割れたか


玄室、奥の天井石が一段下がる


奥から外、袖石が前後にずれ大きさも随分違う、まぐさ石はなく天井が兼用している


その29(〃その30)
墳丘は殆ど無く木の間に開口、内部を撮ってないから埋まっていたかな


露出した天井石を横から


背後上から


その30(〃その31)
左が30、右が31、密集した古墳群でもこんな光景はなかなか撮れない


石室正面、ここも根本から枝分かれしてた木が生えている


悠々入れる開口部


奥行きがあるが単室かな


鏡石を据えた奥壁


奥から外、右片袖か


墳丘背後から、根っこが墳丘を保護


その31(〃その32)
こちらも墳丘上と前に樹木


真正面に生えなくてよかったと思う


羨道後部、単室かな、何故か玄室を撮り忘れている


奥から外、ハッキリした右片袖式


その32(〃その33)
山道(自転車コース)脇に石室露出、後方に33が見えている


ここも石室内部に樹木


やや持ち送りのある玄室、奥壁鏡石はおむすび型


こちらは左片袖式、袖は明瞭


墳丘横から、巨石天井石露出


その33(〃その34)
一番北側にある墳丘


ここも石室前に大木、墳丘上も根が張る、天井石が曲がっているよう


玄門


複雑な構成の奥壁


奥から外、両袖式


その34
丸尾古墳群から斜面をかなり登って見つけました、後方尾根筋に北部ゾーン北側になります、間に巨石があるから西側からでは気が付かないかも


ほぼ露出だが石室らしい姿を残す、周囲には巨石がゴロゴロ


天井石は下面が平で上面は丸みを帯びる、加工したんでしょうか


石室内部は良好に残る


奥壁は2段積み


横から、北部ゾーンとの間に谷筋がある


その35
近くにもう1基ありました


基部は残るが天井は後部のみ残存


丸みを帯びた天井石、内部は埋没


少し離れた西側から、この距離だと何とか石室だと分かります


更に離れた尾根筋辺りから、石がゴロゴロしていてこれでは見逃しそう

野口古墳群(南部ゾーン)

福岡県行橋市 2020年3月訪問

横穴石室墳40基以上

中央ゾーン・南部ゾーン・北部ゾーン(大まかな分類)

その16(HP「古墳とかあれ」その18)
墳丘の上に大木が生えている、画面左下まで墳丘がありそう


南側大木根本に開口


多少埋まっているが内部は良好、下部壁面が平らに仕上げられている


奥壁は3段積みか


その17(〃その17)
こちらも高まりの上に大木


抱え込むと言うより石室の上に生えている、なんでわざわざこんな場所に生えた


根本に開口


石室は良好、石材は小型


その18(〃その13)
ハッキリした良好な墳丘、頂部に天井石が露出


墳丘横から


斜め前から


南側に開口、反対側とは大分様相が違う


天井石前面が露出、一部ヒビが入っている


石室内部、複室かどうか不明


ほぼ1枚石巨石の奥壁


奥から外、こうやって見ると複室かな、前室まぐさ石がかなり危ない


その19
高まりの上に石材露出、まず石室墳


その20(〃その14)
割と大きな高まりに石材露出


天井石露出、石室は殆ど埋没


奥壁辺りに空間が残っている


その21
取り敢えず怪しそうなのは撮影


左右に側壁、中央のは奥壁のようです


その22
昼休憩後の再捜索で発見、位置をよく覚えてないがその1近くか、前部は崩壊している


開口部正面、その1に似ている


玄室内に側壁が内部に落下


1枚石の奥壁


腰石を据えた側壁


奥から外、多分複室


石室上から、背が高い


その23(〃その19)
僅かな高まりに石材


奥壁かな
  

野口古墳群(中央ゾーン)

福岡県行橋市 2020年3月訪問

横穴石室墳40基以上

中央ゾーン・南部ゾーン北部ゾーン(大まかな分類)

林の中に入ると出会う、古墳ではなく自転車競技用、右に行くと中央ゾーン、左が南部ゾーン


その1~5その6~10その11(前方後円墳)その12~14

その1(HP「古墳とかあれ」その1)
 位置:33°44′32″N 130°55′15″E (日本測地系)
    33.74550587 130.91845761(世界測地系)
林に入って最初に出会うのがこれ、いかにも石室だと分かります


丸みを帯びた天井石


墳丘は殆ど流失、背の高い石室露出


開口部、後からだけどどうも後室のようです


玄室、隙間だらけで内部は明るい


〃縦位置、背が高くドーム状


奥から外、写真を見ると外に見えているのが前室玄門のような


〃縦位置、奥行きがないので下がれない


驚愕的な側壁、よく残ったな、これがなければ石室崩壊していたかも、驚きすぎて天井撮るの忘れた(汗)


その2(〃その3)
すぐ上にも大きな開口部を持つ石室


悠々入れる大きさ


複室のようです


前室


巨石1枚石の玄室奥壁、側壁も巨石、天井は低い


奥から外、ここも下がれません


前室奥から、結構広い


その3(〃その4)
更に上にも大きな墳丘、この後なんぼでも出てきます


羨道はほぼ壊失、巨石の天井石が露出している


開口部正面


前室でしょうか


ここもほぼ巨石の奥壁、左側壁も1枚石の巨石


〃縦位置


狭い天井、一つ目小僧だ(笑)


風変わりな玄門、左側は普通の袖石だが右は通路のような石材


〃縦位置、まぐさ石は普通


奥から左、側壁は巨石2段重ね


奥から右、なんでこんな構造


墳丘背後から、自転車通ります


その4(〃その7)
これもはっきりした墳丘に石室開口


正面から、側壁の面が真っすぐ


複室石室前室


ストロボ撮影


1枚石の奥壁、側壁も巨石、天井は高くない


奥から外、シキミ石がある


前室奥から、袖石が前後にずれる


側が谷筋なので墳丘一部崩落、石室露出


その5(〃その8)
こことしては小型の墳丘


石室内部は良好、左右に袖石がある


側壁の一部が崩落して内部は明るい


小型ながら1枚石の奥壁


奥から外、左側が崩落しているが単室両袖式でしょうか


その6(〃その9)
やや小さめの墳丘に開口部


石室正面、前部はかなり破壊


やや狭い開口部


石室内部、一段下がっているのがまぐさ石か


奥の方が狭くなっているような


墳丘側面、緩斜面なのがわかる


その7(〃その10)
同様の墳丘&石室


羨道の基部は残っているようだ


樹木が天井を支えています(笑)、石材と接触して肥大化したもよう


おかげでじゃないけど内部良好


まず無袖でしょうね


四角い鏡石+平石、ここではあまりないタイプ


奥から外、羨道部分は石材が小型、入り口の木は両足を踏ん張っているような


その8(〃その11)
大きな墳丘


羨道はかなり手前まであったようだ


墳丘中腹に開口


複室石室、羨道後部と前室


前室、左右側壁は巨石、天井は高くない


玄室、鏡石+厚めの平石、左右側壁はほぼ1枚石の巨石


縦位置、天井は高くない


奥から外、見事に真っすぐ、玄門にシキミ石がある


〃縦位置


前室奥から


その9(〃その12)
斜面に穏やかな墳丘


下方から、奥に見ええいるのがその8か


開口部


小型石室内部


その10(〃その21)
大きさの割に低い墳丘


これも羨道はかなり伸びていたもよう


開口部


前室?


玄室、1枚石の奥壁、幅はそれ程ないし天井も低い


奥から外


その11からみた墳丘


その11(前方後円墳)(〃その20)
その10から見た墳丘、連接した2古墳かと思いましたが前方後円墳があるのを思い出しました


近寄ってみると確かに前方後円墳です


南側に2石室開口、前が斜面、下がりすぎると間に木が入ってしまいます


前進してこれが限度、これ以上近づくと石室内部が見えなくなります


前方部石室正面、立ったまま入れます、羨道はかなり伸びていたようです


羨道後部


前室


巨石を積んだ玄室、奥壁側壁とも巨石+平石


〃縦位置、点状はやや高く広い


奥から外、袖石は1本柱だが、左右の大きさが随分違う


〃縦位置、まぐさ石が巨石


前室奥から、まぐさ石上に空間があるような、天井を撮ってないな


後円部石室正面


すぐ奥に前室が見えていて、羨道はほとんど壊失


前室、長い立柱石の袖石、まぐさ石がないような


1枚石の奥壁、右側壁も同様、左側壁は巨石+詰石


〃縦位置、天井石は1枚石


奥から外、奥行きがなく下がれません、玄室にはまぐさ石がないが前室にはある


前室奥から、巨石まぐさ石


〃縦位置、天井が高い


前方部から後円部


後円部から前方部、右側石室出口辺りが張り出しているような


前方部端を上から、直線状になっています


その12(〃その22)
大きな墳丘


露出した天井石が並ぶ


奥の方に隙間


小型石材を積んだ奥壁、いかにも古そう


その13(その23)
良好に残る大きな墳丘


期待できる石室開口


石室正面、羨道は下部が残る


開口部正面、巨石羨道天井石


羨道後部、前室玄門


前室、後室玄門、両側は殆ど引っ込まず天井も高くない


前室(ストロボ無し)


巨石を積んだ玄室


奥から外、巨大な袖石、間にしきみ石がある


前室奥から、袖石が前後にずれる、こちらはまぐさ石がある


その14(〃その24)
すぐ西側にも良好な墳丘


他のに比べて控えめに盗掘されています


激狭の開口部


複室石室が良好に残る、これは入ってみたかった


(見学記)
行橋市福丸、福丸古墳群東方の丘陵に分布する30基以上からなる古墳群です。丘陵麓辺りからかなり上の方まで広範囲に分布、でもモトクロスバイクの練習場になっているようではっきりした山道があり見学は福丸古墳群よりは楽かもしれない。林の中に入って50m程行くとコースの案内表示があります。ここを右に行くとまず右の斜面際に露出した石室、背の高い玄室ですがこのタイプのはこの古墳群では少数派のようです。中に入ると側壁の一部が抜けて1個が中途半端に引っかかりかなり危険な状態です、入ったけどね。この後も登っていくと良好な墳丘や石室が次々と出てきます。もう個々の説明は省略しますが一番のハイライトは双室墳の前方後円墳でしょうか。「前方後円墳集成」のは載っていませんが前方部と思われる東側墳丘端が直線的でやはり前方後円墳の可能性が高いです。南側に開口、両方とも巨石を使った複室石室です。後円部のより前方部の方が長そう。墳丘上から見ると前方部南側が不自然に張り出ていてひょっとしたら前方部の石室は後から構築したかもしれません。元の前方部の幅では長さが足りず付け足したかな。この辺りに良好な墳丘と石室が集中しています。この上の方にもまだまだ古墳がありますがどれも小型の石室です。下方にも小型古墳がまとまっています。
1日かかるかと思いましたが午前中で終了。HP「古墳とかアレ」の分布図を見てみるともっと西の方に広がっているようなので午後からそちらを捜索、深い谷を超え急斜面を登って尾根上に墳丘があったけどどう見ても前日見た引石古墳群(仮称)の最上部の1基でした。序でに更に歩き回って願光寺古墳群(仮称)を見つけたからよかったけど。この後急斜面を下るのは怖いので尾根を登っていき谷が低くなって渡れそうな場所で横断して東の尾根に到達したら石室墳があったけど午前中見た野口古墳群最上部辺りの古墳でした。この後古墳を見ながら降りていきました。背後から見た墳丘もなかなか格好良かったけどもう仮番号さえわからない状態なので撮っても混乱するだけなので諦めました。林入口辺りに駐車スペースあり。

丸尾古墳群

福岡県行橋市 2020年3月訪問

横穴石室墳十数基

その1
 複室横穴式石室
 位置:33°44′36″N 130°55′17″E (日本測地系)
    33.74661687 130.91901308(世界測地系)
東側から林に入っていくと出会う、その手前にも古墳があるがすぐこれが見えている


斜め前から


真正面から、手前まで羨道が伸びていたか


開口部正面、天井石が随分右にずれているような  墳頂に天井石露出


前室玄門


前室、側壁は割と巨石


天井も高い


巨石1枚石の奥壁


奥壁上部の石が前に突き出ている


天井は広いがそれ程高くはない


奥から外、袖石は両方とも1本の石柱、やや前後にずれている


前室奥から


奥から見た前室天井


背後斜面にカットした跡が残る


その2
すぐ西側にはっきりした墳丘


下から見るとそれ程はっきりせず


斜め前から見ると古墳らしく見える


正面から、前部壊失


開口部


内部はかなり埋まる


下が埋まるが2段積みか


その3
その下にも低い墳丘、奥は谷筋になっている


下から見た墳丘、どうもこの近くにもう1基あったようだ


石材露出程度


その4
その1東側にもはっきりした墳丘


天井石が露出、右後方にもその5


東側から、右奥にその1


その5から見た墳丘、結構急斜面


その5
開口部正面、これだけ見ると良好そうですが


内部は半分程埋没


その6
更に上の方、天井石露出


正面から


ここも内部は半ば埋まる


東側から、後方の巨石は古墳と関係なし


その7
上から見ると高まりは分かる


多分天井石でしょうね


横から


その8
林に入って最初に出会うのがこれ、後方明るい部分は溜池、水没した古墳があるかも


天井石らしい巨石露出



(見学記)
野口古墳群の東側に2つの溜池がありその奥の溜池北側、丘陵斜面に分布する古墳群で16基あるそうですが確認できたのは10基程度、石室完存は1基だけ、他に石室内部が覗けるのが3基でした。盟主墳だろうその古墳は斜面をカットした様子がよく残り南側に開口する複室石室です。羨道は短いが前室後室完存、後室玄門はやや袖石まぐさ石とも奥行きがあり通路状になっています。奥壁は巨石2段積みですが上側のがまるで石棚のように大きく突き出ています。天井はそれ程高くはないが1枚石です。
古墳群は主墳の周辺にまとまっていますが上の方に登っていくと新たに2基の石室墳を発見、でも埋まっていた。西側の尾根に登ると石室墳がありましたが予想通り野口古墳群の最上部辺りだったのでこの2基も野口古墳群かなと思います。
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