浄古庵古墳群

福岡県みやこ町(旧勝山町)2023年1月訪問

(仮称東支群)
その1
    33°42′14″N 130°55′08″E(日本測地系)
    33.70717637 130.91651488(世界測地系)
ほぼ麓にある墳丘


南側に巨石露出するも石室埋没


上に上がると天井部の開口部がありました


どうやら前室のようでした、この辺りでよく見かける丸みを帯びたまぐさ石


前室から見た後室


1枚石の奥壁、奥行きがなくアングルがとれない


奥から外、外側とはまぐさ石の印象がまるで違う


1枚石の天井に不思議な模様、装飾ではないし落書きでもなさそうだしなんだろう


前室奥から、羨道殆ど埋没、左上の隙間から入りました


東側から見た墳丘


その2
古墳なのか丘の削り残しなのか、左の道を登ると上の墓地に至る


石材は全く見当たらず


東から、後方にその1


その3
上の墓地手前に大きな墳丘


南側が浅く掘られて期待薄かと思ったけど


墳頂部で天井開口、でも全く入れず


奥壁、背が高い、下部だけやや大きめの腰石、上は小型


右側壁、こちらも小型石材、むしろ上部の方がやや大きめ


左側壁、こちらも同様


玄門、羨道は埋没、明瞭な袖石がない、左角上部で斜めに石材が架けられている


奥壁上部角も斜めに架けられている


墓地から見た墳丘、傾斜変換点辺りに立地


その4
    33°42′18″N 130°55′09″E(日本測地系)
    33.70828735 130.91679259(世界測地系)
その3から墓地を隔てた東側にその4


全体に太い竹に覆われる


南側が浅く窪む、墳頂も開口部無し、あまり期待できないと思ったのですが


西側が大きく抉られている


奥の方に開口部


狭いけど入るに問題なし


中に入るとそこには驚愕の世界、この辺りではあまり見かけない背の高い玄室


〃縦位置、石材そのものは全体に小型、ここもその3と同様上の方が石材が大きい


玄門には閉塞石がそのまま残存、西向きの石室というのもこの辺りでは殆どない


縦長の狭い天井


奥壁上部が開口していました、ここも左右で斜めに石材が架けられている


〃ストロボ撮影


〃縦位置、最小限の破壊、丁度いい位置に開口している


その5
東側にも同規模の墳丘


その4より周囲の立ち上がりが強いか


北側から、左側は急斜面


下方から


周囲をグルッと周り墳頂に登るも開口部無し、ひょっとして未盗掘か(期待)


その6
その5から見た墳丘


高まりはハッキリしているが石材見られず


その7
低くなった墳丘


南側が削られ上に現代の祠


石室正面の構造はよく残っている、参道にするには天井石は邪魔だったろうに


祠背後に残っているのは奥壁か天井石か


(次週仮称西支群)

(見学記)
二又池の北側丘陵上にある古墳群、11基だそうですが16基見つけました、多分まだそれ以上ある。南側から登っていくとお墓の手前に藪に包まれた墳丘、南側裾に巨石露出、上の藪が窪んでいるので開口しているかなと登ってみると案の定でした。狭いけど中に入ってみると前室天井部が開口していたようです。玄門も埋まり加減で狭いけど勢いで入る、前室後室とも天井は1枚ですがどちらも低い、玄室天井を撮った写真に何か模様のようなのが写っているが何だろ、壁画じゃないことは確か。道を挟んだ東側にも墳丘のような高まり、かなり周囲を削られているが石材は全く見られず。古墳では無いような気もするが気になって撮影。更に登っていくと墓地がありその手前に墳丘、これも南側はなにもないので未開口かと思いましたが墳頂に登ってみると天井が抜かれて開口していました。複室の多いこちらではあまり見かけない縦に長い石室、この後東側で見た石室と同タイプの石室かもしれません。直ぐ側に縦長の石材を使った記念碑があるがひょっとしたら天井石を使っているかもです。墓地の東側にも4基の古墳があり2基で大きな墳丘が残っています。墓地すぐ東側のはやはり南に開口せず墳頂も何もなし、未開口かと思ったら東側が大きく削られ開口していました。入ってみるとそこは奥壁でした。小型石材を使ったドーム状の長い玄室しかも天井が極端に狭く細長いこの地域では殆ど見たことのない玄室でした。しかも主軸が東西方向とこれまた少ない。更に特筆すべきは玄門に板状の閉塞石(扉石かも)がそっくり残っていることです。大型礫を使った閉塞石はよく見かけますがこのようなのはあまり見かけません。防府市柴山3号で見たことあるけどあれは2枚だったしな。すぐ南側にも良好な墳丘、これも当然石室が予想されますが周囲をグルっと回っても墳頂に登っても何もなし、盗掘されたような跡も見当たらずひょっとして未盗掘かと期待。更に北側に行くと獣避け柵があって目の前に墳丘、これは入っていかなくちゃだけどこの後は古墳はあったけどせいぜい隙間開口ばかり、入れるようなのはありませんでした。傾斜が更にきつくなる辺りまで登ったけどその先はもうなさそう、北側尾根にもあるようですが深い谷を越えなくちゃいけないしもう良好な石室はないだろ(期待)と思ってここで終了しました。結果的には入室できたのは2基だけだったけどなかなか面白い古墳群でした。しかし二又池周辺は東、南、西古墳(群)があるのでここも二又池北古墳群でもよさそうなのになぜか浄古庵古墳群、字名でもなさそうだしお寺か何かがあったかな。

二又池西古墳群

福岡県みやこ町(旧勝山町)2023年2月訪問、4月再訪

二又池西古墳群
D支群(ABC支群南側尾根筋)
その1
位置:33°42′15″N 130°54′56″E(日本測地系)
   33.70745404 130.91318184(世界測地系)
尾根筋先端に構築


南側、少し削られている


動物穴?、左右の掘り方は人工的


尾根上方から


墳頂に石材、位置からして奥壁か


尾根下側斜面から、右がD1、左がD2


その2
すぐ西側にその2、石室石材散乱?


石室材としても大幅に動かされている


南側に廻ると小型石材


ほぼ南側、開口部か


隙間開口


カメラを突っ込んで撮影、右が天井石か


奥の方も土砂が流入している


尾根上側から


左D2、右奥D1


その3
更に西側に墳丘、どれも同じ規模


南側に浅く掘られた跡がある


山側から、ここから西側は平坦になる


その4
平坦面に天井石露出、尾根ごと平坦にされたか


下に側壁があるのでこれはもう石室、方向からしてこちらが奥壁側


山側から見た天井石、後方にD4


正面側から、天井石は3枚程度


更に後方から見ると墳丘が残っている


その5
更に西側に僅かな高まり


背後側に天井石露出


反対側に廻ると石室開口


正面から、内部完全埋没


更に下がって撮影、急斜面です


その6
D2下方斜面に大きな墳丘、ここではこれだけ斜面に構築


東側から


規模は1-3と変わり無し


背後斜面を大きくカット


南側に石材露出も開口せず


左が1-6がある尾根、右側急傾斜の尾根をカットしている


1-6のある尾根を上から


その7
位置:33°42′15″N 130°54′54″E(日本測地系)
   33.70745403 130.91262633(世界測地系)
更に上の方に登っていった斜面に墳丘


小型石材散乱


天井石か


左側のが側壁なら右のはまぐさ石か


上方から


その8
上にも穏やかな墳丘


上方から、石材見当たらず


巨石が露出していた、天井石か


側方から


その9
墳頂部が凹んだ墳丘、この辺りに3基集中


石材露出、外護列石?


横穴石室のようだが内部埋没


その10
D1から下っていく途中で見つけた墳丘


石材露出、天井石か


下方から、開口部見当たらず


その11
位置:33°42′14″N 130°55′00″E(日本測地系)
   33.70717632 130.91429286(世界測地系)
更に下って麓近くに墳丘


墳丘は殆ど削平、天井石露出


正面から、隙間がある


内部は意外と良好だった、複室前室のようです、この古墳群の中で一番立派だったかも


左側


右側


更に奥にも隙間


後室も良好、1枚石の奥壁


左側


右側、コーナー上部で石材が斜めに架けられている


A支群
その1
B1から斜面を登っていくと最初に出会う、天井石を失った石室露出


横から


正面から、木の根っこが邪魔をしている


側壁


奥壁


その2
 位置:33°42′17″N 130°54′59″E(日本測地系)
    33.70800955 130.91401508(世界測地系)
斜面に僅かな高まり、あまり期待できなかったけど


下側に廻ると開口していた


玄室は良好に残る


奥壁下部が変わった組み合わせ


〃縦位置


天井は高くはないが1枚石


奥から外、袖石は明瞭ではない


B支群
その1
 位置:33°42′15″N 130°55′03″E(日本測地系)
    33.70745408 130.91512611(世界測地系)
丘陵麓辺りの尾根先端に構築、実際はこれを最初に訪問


丸い墳丘が良好に残る、右側に巨石露出


巨大な天井石、激狭開口


上部が開口しているので入室不可


石室内部、側壁かな


これが奥壁でしょうか


上の方


最上部は狭まっている


_2と反対側から、周囲に小古墳があるようだが全く分からず


C支群
その1
 位置:33°42′16″N 130°54′59″E(日本測地系)
    33.7077318 130.91401509(世界測地系)
A2から谷筋を超えた隣の尾根に良好な墳丘


尾根筋上方から


これも天井部が開口


奥壁上部、ここも狭まっている


反対側、玄門が何とか見えている


離れて見ると本当に墳丘はよく残っているんですけどね


その2
C1下方に墳丘、石材全く見られず


その3
 位置:33°42′18″N 130°54′57″E(日本測地系)
    33.70828728 130.91345957(世界測地系)
C1よりかなり上に墳丘


これも墳丘良好


巨石天井石露出も開口部見当たらず


(見学記)
(A,B支群)
小堤池北古墳群の北側に二又池西古墳群があります、もうこの辺りは底なし状態、この辺りだけじゃなくみやこ町、行橋市、苅田町が底なし状態だけど。この古墳群もA-D支群に分かれているようですがこの日は時間が無いので数が少なそうなA・B支群だけ訪問、B支群は尾根先端に大きな墳丘、墳頂部に隙間開口、内部がなんとか見えるだけ。この周りに小古墳が幾つかあるようですがとてもそのようなのは見えず。西側斜面がA支群、2基見つけただけ、南側谷越しに墳丘が見えましたが近寄ると更にあることが予想されもう時間がないので断念しました、後日再訪。
(C,D支群)
後日再訪、C,D合わせて11基程見つけました。墳丘の残り具合はいいのもあるんですが隙間開口が幾つかあるだけで入室できるような古墳はありませんでした。尾根筋一番下で見つけたその11が天井石が露出、内部は複室石室が一番状態よく残っていましたが開口部が狭くて入るのは断念しました。

小堤池北古墳群(A支群)

B支群 C支群 D支群

福岡県みやこ町(旧勝山町)2023年2月訪問

A支群(B支群上方尾根筋)
(見学順)

その1
B1から尾根筋を登って最初に出会うA1


尾根筋方向に石材露出


天井部を失った石室露出


右が奥壁、左側壁は残るが右側壁はほぼ壊失


奥から、羨道埋没


その2
 位置:33°42′09″N 130°54′55″E(日本測地系)
    33.70578758 130.91290413(世界測地系)
尾根筋に良好な墳丘、こちらの方がやや低くなる


石材が一部露出


南側に開口


開口部、入室は初めから諦め


小型石材を積んだ背の高い石室、この地域の石室としてはかなり異型


その3
A2脇から撮ったA3


墳丘良好


背後から


盗掘があり石材散乱


下の方にも石材、元の状態ではなさそう


その4
2,3下方斜面に幾つかの墳丘が見られます、僅かな高まりが残り傾斜面直交方向に石室開口


石室正面


天井石露出、手前のは真っ二つに割れている


石室内部は良好そう


小型石材を積んだ奥壁


奥壁、ストロボ無し


右側壁


左側壁


奥から外、両袖式、割れていたのはまぐさ石、ギリギリセーフ


その5
下方に明瞭な墳丘


天井石が露出


天井石も傾いているようだ


下方から、思ったより石材露出も内部埋没


その6
 位置:33°42′09″N 130°54′54″E(日本測地系)
    33.70578758 130.91262638(世界測地系)
更に下にも明瞭な墳丘


墳丘横から


下方に開口、ブレた


石室自体は小型


小型だがいかにも鏡石らしい石材


奥から外、特にまぐさ石はないかな


狭い天井


その7
僅かな高まりに石材露出、石室の基本構造は残っているようだ


側壁かな、右が開口部側か


その8
更に下方、多分石室


一応最後部が残っていた


奥壁かな


その9
更に下方に天井石露出、後方は谷筋岩塊


天井石残存だが内部埋没


最後部だけ良好に残る


横から、もう岩塊側


その10
これも天井石かな


その11
その4後方に石室開口


単室のようですが良好に残る


玄室奥壁、ブレた


1枚石の天井、何故か入っていない


その12
 位置:33°42′10″N 130°54′51″E(日本測地系)
    33.7060653 130.91179311(世界測地系)
この後は古墳に出会わず尾根筋が交差した頂部、古墳のようです


大きさの割に背が低い、この古墳群に属さない中期の単独墳でしょうか


(見学記)
(A,B支群)
小堤池北古墳群は北側に更にA・B支群があると言うので再訪してみました。因みに最初に訪問したのがD支群、前回訪問したのがC支群だそうです。C支群の一番上辺りから北側の尾根に通じる山道がありました。谷筋には巨岩がゴロゴロ露出してまるで岩海状態。さすがにここから石材を切り出すのは難しそう。尾根上に5基程の古墳、高い場所だしこの上は傾斜が強くなっているのでここが上側のA支群かと思いましたが少し下ってみるともう麓が見えている、B支群だったようです。改めて更に上に登る、尾根筋南側斜面に古墳が集中、これがA支群のようです。分布図を見ると更に上にまであるようなので丘陵頂まで行ってみました。ここも古墳のようですが大きさの割に背が低く前中期の古墳のようです。最初の場所から下っていくと途中に3基程の古墳、もう尾根が広がっているので見逃しもあるかもしれない。麓に天井石の露出した大きな墳丘、脇っぱらに隙間開口、カメラを突っ込んで撮影してみると内部に石室。これで終了と思い獣避け柵の外に出てみるとなんと石室が開口していた(汗)。致し方なくもう一度内側に入って石室入室、玄室は背が高いが単室のようです。C・D支群は複室が多かったがこちらは見た限りでは単室ばかりのようです。もう別の古墳群でも良さそうな気がする。更に柵沿いに歩いていくともう1基あった、石室が見えているが埋まっているようなのでさすがにもう入らず

小堤池北古墳群(B支群)

A支群 C支群 D支群

福岡県みやこ町(旧勝山町)2023年2月訪問

B支群(C支群北側尾根筋下方)
(見学順)
C支群最上部辺りからB支群尾根に行く山道があります
途中の谷筋は岩塊で埋め尽くされている


同じ地点下方


その1
 位置:33°42′09″N 130°54′57″E(日本測地系)
    33.70578759 130.91345964(世界測地系)
谷を渡ると尾根に墳丘が見えてくる、この辺りがAB支群の境目辺り


背後から、遠くにC支群のある尾根が見えている


尾根筋をカットしている


石材露出


天井部が開口


石室は良好に残っているようです、複室の前室かな


開口部真下に前室玄門


上方から


その2
すぐ上にも墳丘、この辺りに何基か密集している


上が窪んでいて手前に石材


石室露出、正面から


小型石材散乱、天井石は元位置のようだ


隙間から内部撮影、壁面も小型石材


墳丘上から


墳丘斜め下方から


その3
下方にも僅かな高まり、その下はもう急斜面


天井石が僅かに露出


かなり加工された天井石、激狭開口


石室内部、奥壁かな


その4
あるかないかの僅かな高まり


反対側から見ると多少高まりがわかる


その5
これも急斜面にハッキリした高まり


下方に開口、前部破壊も比較的残っている


隙間開口、流石に入るのは無理


奥壁が見えている


その6
更に下方に高まり


斜面横から


下方に石材露出、散乱状態


天井部が隙間開口


これも奥壁が見えている、玄室はよく残っているようだ


その7
その1から尾根筋を下っていく、尾根が幅広くなっているので見逃しもあるかも


斜面下方方向に開口


極小開口部


各壁1枚の立派な石室が残っていた、これは入ってみたかった


その8
更に下っていく、手前がその8、後方三角錐状のがその9


墳丘は割と残る、手前に石材


これも東側斜面下方に開口


天井部がずれて開口


これも玄室は良好そう、単室か複室かは不明


その9
 位置:33°42′08″N 130°55′01″E(日本測地系)
    33.70550987 130.91457065(世界測地系)
麓近くに良好に残る、墳頂に天井石露出、後方明るくなっている辺りは水田


山側から左回りで反対側に回ってみた


左が側壁で隙間開口かと思ってしまった


隙間から石室内部、開口方向からして左奥が奥壁かと思った


柵の外に出て帰ろうと思ったらなんと本来の開口部があった、幸い出入り口が側にあったけど厳重に紐を結わえてしまった


あらためて開口部正面


すぐ玄室玄門、長さからして単室かな


奥壁、奥行きがなくて全貌が撮れず、最初隙間から見た右側がここだったようです


奥壁上部、背が高い


自然石巨石を積み上げた玄室


右側壁、縦位置、隙間が最初外から撮った隙間


奥から外、楕円球のようなほぼ未加工のまぐさ石


〃縦位置


露出した天井石


隙間から見た石室内部


〃、右が奥壁か


その10
再度柵の外に出て帰ろうとしたらもう1基あった、出入り口から離れているし石室も埋まっているようなのでさすがにパス


(見学記)
(A,B支群)
小堤池北古墳群は北側に更にA・B支群があると言うので再訪してみました。因みに最初に訪問したのがD支群、前回訪問したのがC支群だそうです。C支群の一番上辺りから北側の尾根に通じる山道がありました。谷筋には巨岩がゴロゴロ露出してまるで岩海状態。さすがにここから石材を切り出すのは難しそう。尾根上に5基程の古墳、高い場所だしこの上は傾斜が強くなっているのでここが上側のA支群かと思いましたが少し下ってみるともう麓が見えている、B支群だったようです。改めて更に上に登る、尾根筋南側斜面に古墳が集中、これがA支群のようです。分布図を見ると更に上にまであるようなので丘陵頂まで行ってみました。ここも古墳のようですが大きさの割に背が低く前中期の古墳のようです。最初の場所から下っていくと途中に3基程の古墳、もう尾根が広がっているので見逃しもあるかもしれない。麓に天井石の露出した大きな墳丘、脇っぱらに隙間開口、カメラを突っ込んで撮影してみると内部に石室。これで終了と思い獣避け柵の外に出てみるとなんと石室が開口していた(汗)。致し方なくもう一度内側に入って石室入室、玄室は背が高いが単室のようです。C・D支群は複室が多かったがこちらは見た限りでは単室ばかりのようです。もう別の古墳群でも良さそうな気がする。更に柵沿いに歩いていくともう1基あった、石室が見えているが埋まっているようなのでさすがにもう入らず

小堤池北古墳群(C支群)

A支群 B支群 D支群

福岡県みやこ町(旧勝山町)2023年1月訪問

C支群(D支群北側尾根筋に分布)
(見学順)
今週アップ分(その6-10)
その6
その1から見たその6、柵外側です


一旦外に出てから撮影、大きく良好な墳丘


南側に開口部、あまり下がれず


複室石室


後室玄門、真正面に奥壁


後室、丈夫に平石を重ねている


〃🔦


上部の石は一見石棚風🔦


〃縦位置


後室天井、左が奥壁


〃🔦


奥から外、詰め石のない袖石、しきみ石がある


〃🔦


前室奥から、まぐさ石が巨石


〃🔦


前室天井、奥から


〃🔦


その7
その6下方、こちらも外側


墳丘下方から


南側、木の根元に開口


根っこが上にも伸びているが正面は塞いでいない


石室内部、複室前室か、羨道はかなり壊失のようだ


あまり奥行きのない後室、丸みのある鏡石


〃🔦


後室天井、左が奥壁


〃🔦


奥から外、ここも袖石に詰石がない


前室奥から、袖がハッキリしない


前室天井、奥から


前室天井🔦


その8
その7東側にも良好な墳丘


斜め下方から


南側に開口、どこも南側なので探しやすい、前部は壊失


石室内部、複室


後室玄門


後室、三角形のかっこいい奥壁


〃縦位置


後室天井、右が奥壁


奥から外、奥からだと複室だとハッキリわかる


前室奥から、前室まぐさ石は未加工なのが多い


前室天井、奥から、もう日没近くで懐中電灯で撮る余裕がなくなった


その9
 前方後円墳?
 双室墳
 位置:33°42′06″N 130°55′04″E(日本測地系)
    33.7049544 130.91540393(世界測地系)
更に東に墳丘、そろそろうんざりしてきましたがこれがとんでもないものだった


南側に開口部、かなり埋まっている


カメラを突っ込んで撮影、複室が良好に残っているようです


更に東側に墳丘が伸びている、前方後円墳か、記録によれば2基の円墳が隣接しているそうなんですが


こちらも南側に開口、かなり狭い、一応前方部石室


複室が良好に残っています、これは突撃しなくちゃ


後室、縦長1枚石の奥壁


〃縦位置


後室天井、右が奥壁


奥から外、まぐさ石がかなりずれている


まぐさ石自体の形も変わっている


前室奥から、このまぐさ石はかなり加工


前室天井、奥から、設置当初から少し傾いているような


前方部横から後円部


前方部から後円部


後円部から前方部


山側前方部隅から後円部


山側から、前方後円墳だと自分の目を信じたい


前方部端、丸みはなく直線的のような


その10
その8北側にも大きな墳丘がありました、南側に開口部が見当たらない


墳頂部で天井石露出開口


真下に玄門が見えてます、入室は無理


奥壁、ブロック状の石を積み重ねている、他の石室とはちょっと毛色が違う


右側壁


左側壁


墳丘西側から


その1
 長形墳
 双室墳
 位置:33°42′05″N 130°55′01″E(日本測地系)
    33.70467664 130.91457068(世界測地系)
動物避け柵の中に入っていきなり遭遇した双室墳、と言ってもこれは石室見学後撮影、両石室が見られる場所を探すのに苦労しました


東石室開口部


羨道、正面まっすぐに奥壁が見えている


玄室、奥壁らしい縦長上が丸い鏡石、上の石が少し突き出ている


〃🔦


〃縦位置、背が高い


狭い玄室天井、2枚からなる、右が奥壁


〃🔦


奥から外、まぐさ石はなさそう


〃🔦


羨道奥から


〃天井部、やはり前室じゃなく羨道かな


西石室正面、前部は基部だけ残る


開口部、東石室より入りやすい


内部も見えています


こちらは複室石室


前室、後室玄門、床面にしきみ石


前室天井


後室、大中小の三段積み、この地域ではこのタイプのは意外と少ない


〃🔦


〃縦位置


天井、右が奥壁


〃🔦、上が奥壁


奥から外、立柱石の袖石、まぐさ石との間の詰め石がない


〃🔦


〃縦位置


前室奥から、右袖石は殆ど壁面に埋まる、まぐさ石と羨道天井に高さの差が無いので入口側からではまぐさ石が分からなかった


奥から、前室天井


墳丘東側、円と言うより方かな


墳丘背後から


頂部に大きな盗掘跡、双室墳が幸いして石室に被害無し、でも盗掘の際石室は開口してなかったのか


その2
尾根筋を上がっていくと良好な墳丘


ここも南側に開口


内部が見えている、入るのに問題なし


多少乱れているが複室の前室のようです


後室奥壁は三段積みだがその1程整然ではない


〃🔦


〃縦位置、奥行きがないのでまぐさ石が写っている


後室天井


〃🔦、右が奥壁


奥から外、こうやってみると複室がはっきり


〃🔦


〃縦位置


前室奥から、左袖ははっきりしない、羨道はかなり土砂流入


〃🔦


かなり高く狭い前室天井


前室天井、真下から


〃🔦


尾根上から見た墳丘


その3
更に尾根を登っていきます、これも良好墳丘


天井と側壁の隙間に開口


床面が見えています、かなり狭いがこれなら入れる


入った場所は前室のようでした


玄門から覗いた後室、奥行きがまるでない、これも3段積みだが捻れたイメージ


〃縦位置、最上部の石も大きい


後室天井🔦


奥から外、奥行きがないのでアングルがとれない


〃(懐中電灯)、開口部の隙間から光が入っている


側壁から突き出たような左袖石🔦


右袖石はかなり丸みを帯びる🔦


墳丘、山側から


その4
 位置:33°42′06″N 130°54′57″E(日本測地系)
    33.70495436 130.91345966(世界測地系)
尾根最上部に位置する、背は低いが形良く残っている、この辺りでD支群の尾根と合流、すぐ側にD支群その11がありました


これも南側に開口


かなり狭い開口部


複室のようです


前室、カメラを突っ込んで撮影


更に望遠で奥壁撮影、無理すれば入れるけど何が何でもという情熱がなくなっているな


その5
その4北側に微妙な墳丘


多分天井石、左側のは動かされているのかな


この天井石は動いてないかな、だとすると尾根筋に直行して石室主軸


下方から見た墳丘


(見学記)
(C支群)
まだ多くの古墳があるようなので再訪してみました。前回入った獣避け柵から入ったけど紐の結び方が私のもの、ひと月以上誰も来てないようです。前回はそのまま直進したけど今回は北側、小さな谷を越えて尾根筋にもう大きな墳丘が見えていました。でも柵の外側にも良好な墳丘が2基もあって唖然(結果的にそこに5基あった)。南側に開口していたので取り敢えず入って見学、外に出て墳丘を回り込もうとしたら西側にもう一つ開口、なんと双室墳でした、どちらも複室石室です。墳形も確かに東西に長いです。墳頂部には大きな盗掘跡がある、双室墳が幸いして石室自体は無事でした。盗掘した時開口してなかったんでしょうか、それともまだあると思っていたか。ここから尾根筋を登っていくと4基の古墳がありました。下の2基で石室に入れるが更に上のは隙間開口、一番上のは動かされた天井石が露出している程度でした。尾根筋を下ると柵にもう一つの出入り口があり元の場所に戻らずにすんでホッ。柵外側の狭い尾根筋に5基の古墳が密集、どれも墳丘の残り具合がいい。どれも石室が開口していますが特に驚いたのは一番東側のが双室の前方後円墳だったこと、後円部の石室はかなり埋まっていますが前方部の石室には入れます。ただ記録によると2基の円墳だそうですがどう見ても前方後円墳だろ、自分の目を信じたい(笑)。この北側にも良好な墳丘、南側には開口部が見当たらないので未開口かと思いましたが墳頂部で天井が開口していました。中には入れないけど背の高そうな玄室で他とはちょっと性格が違いそうでした。背後の尾根筋が外堤のように残っているのもこの後訪問した新池西南古墳群で見られる構造でした。結局ここで10基見つけましたが(もう少しあるようです)大半で石室内に入れるし双室ということもあって入室率の高い支群でした。

小堤池北古墳群(D支群)

A支群 B支群 C支群

福岡県みやこ町(旧勝山町)2022年12月訪問

小堤池北古墳群D支群
(見学順)
その1
 位置:33°42′04″N 130°55′00″E(日本測地系)
     33.70439889 130.91429293(世界測地系)
動物避け柵から入って最初に出会う大きな墳丘


下方から


山側から


南側に開口部、内部埋没


後日C支群以下を訪問した時に撮影、_2と反対側かな


その2
その1下方に山道で削られた墳丘、かっては軽トラくらい走っていたかも


南側に開口、前部崩壊


開口部も殆ど埋没


内部は複室石室、良好そうです


その3
山道を奥方向に行くと紛れもない墳丘


南側に開口、前部は山道で破壊


玄門、単室か複室か


玄室奥壁、ブロック状の鏡石


奥から外、右は側壁に埋まり気味


奥から右方向


〃左方向、空き瓶を大量に放棄、手間かかっただろうになんでこんな場所に捨てた


その4
更に下方に墳丘、奥が小堤池


これも南側に開口、前部破壊も程度は小さい


余裕で入れる開口部、これは前室玄門


後室玄門


背の高い玄室、半円形のかっこいい鏡石


〃🔦で撮影


〃縦位置、上部奥壁が少し前に突き出ている


天井、左が奥壁側


奥から外、両側とも袖石+詰石


〃🔦で撮影


〃縦位置


前室奥から


〃🔦で撮影


前室天井


その5
その1から尾根筋を登っていきます、ここも大きな墳丘、倒竹で歩きにくい


山側から


羨道天井石露出、隙間開口


複室石室が良好に残っているようです


その6から見た墳丘


その6
その5下方尾根筋斜面に前部破壊された石室


ひょっとしたら双室墳の片割れかもしれない


奥は急斜面、よく側壁が残った


奥壁


その7
墳丘は残るが石材見られず


その8
かなり破壊された墳丘、石材露出


これは原位置を保っているか


奥壁は残っている


その9
僅かな高まり、後方が多分その8


その10
更に尾根筋を登っていきます


南側に開口、埋没かと思いましたが


意外と良好な複室が残っている


その11
 位置:33°42′05″N 130°54′57″E(日本測地系)
     33.70467662 130.91345966(世界測地系)
尾根筋最上部辺り、ぶれた


巨木の下に開口


奥壁が何とか見えている、単室か複室かは不明


墳丘上から、ここから上は急傾斜で古墳はなさそうでした


その12
その1周辺に幾つも古墳があるというので後日探してみましたがハッキリ確認できたのはこれくらい、左がその1


はっきりした高まり


石材露出、側壁か奥壁か


(見学記)
(D支群)
ここも溜池北側尾根筋にある古墳群です。12基程確認、ここも墳丘の残り具合はいいですが隙間開口が多く特に上の方の大きな墳丘は殆どそうでした。麓近くにある小さな墳丘で幾つか石室が開口しています。南古墳群もそうですが今はまず麓に動物避け柵が設置されていることが多く通るのが大変です。農作業用の道があればたいてい入り口がありますがそうでない場所からではまず無理です。訪問時は支群であることも知らず。

小堤池南古墳群

福岡県みやこ町(旧勝山町)2022年12月訪問、23年4月再訪

A支群(仮称)
(見学順)
その1
獣避け柵を入って最初に見かける墳丘


上から見ると墳頂部が大きく陥没


僅かに石材が露出する程度


その2
すぐ上に石材の乗っかった墳丘


天井石でしょうか


かなり破壊されています


その3
更に上に大きな墳丘


上方から


別方向から


開口部がありましたが激狭


内部は殆ど埋没、まぐさ石でしょうか


その4
直ぐ側にも同規模の墳丘


反対側、大きく抉られている


盗掘坑に天井部隙間が見えている、どうやってこんな掘り方をした


その5
下の方に更に大きな墳丘、その1から見えていたが上に行くか横に行くか迷った


古い墓地の側にあります


やっとまともな開口部、太い竹が門柱のように立っている


石室内部、単室かなと思ったけど


玄室、ほぼ一枚石の奥壁、左上で石材が斜めに架かっている


〃懐中電灯で撮影


後室天井、左が奥壁側


奥から外、こうやって見ると複室ですね


前室奥から、まぐさ石がなかったら羨道に見える


天井もやや高いか


その6
直ぐ側に同規模の墳丘、状態も良さそうで期待したけど


下方側から


山側から


南側が大きく抉られている、石材は全く見られず


B支群(仮称)
(A支群南西側丘陵斜面に分布)
その1
 位置:33°41′56″N 130°55′00″E(日本測地系)
    33.70217695 130.91429299(世界測地系)
墓地下方にはっきりした形のいい墳丘


横から見ると墓地で少し削られているようです


上方から、墳頂が窪む


石材が僅かに露出


かなり加工された石材


その2
墓地すぐ上にも墳丘


墳頂がお墓になり平坦になっている


その3
その1から西側尾根先端辺りに墳丘


下方から


西側に破壊された石室材、これは以前見ていた


勝山神社古墳群の1基としてた墳丘でした


西側下方から


その4
すぐ北側、尾根筋西斜面にも高まり、以前来た時も探したけど気が付かなかった


上方から


石材が僅かに露出、これは原位置か


その5
更に北側にも僅かな高まり


ここも石材1個だけ露出


その6
尾根筋を北に上るとはっきりした墳丘


上方から、石材は見られず


その7
 位置:33°41′58″N 130°54′55″E(日本測地系)
    33.70217695 130.91429299(世界測地系)
その6近くで天井石が露出した石室


かなり急斜面脇に立地


上記反対側から、右が開口部


開口部正面、天井石は加工されているがまぐさ石はこのような楕円球状のような石材が多い


石室内部、奥壁は小型石材、左下に一応鏡石らしい石がある


奥から外、単室でしょうね


ストロボ無し、まぐさ石がかなりヤバい


側壁隙間から撮った反対側側壁


〃奥壁、入室できた石室はこれだけだった


(見学記)
(A支群)
勝山黒田、名前の通り溜池の小堤池南側尾根筋にある古墳群です。6基程確認、墳丘の残り具合はいいのですが石室が開口しているのはあまりなく入室できるのは1基だけでした。古い墓地の側に大きな墳丘、東向きに開口、狭いですが入るのは難しくない、複室石室でした。そのすぐ南側にも大きな墳丘がありますが盛大に盗掘されています、でも石材らしきものは見当たらず。しかし溜池の名前、大きいのなら地図に名前が載っていますが小さいのはまず名前がわかりません。綾塚古墳駐車場から歩いていける距離。
ここで女性と遭遇、こんな場所で珍しいと思いましたがこちらは柵の内側、あちらは外側だったので会釈しただけですがどうもグーグルマップで多くの古墳を載せている方のようでした。

(B支群)
前回訪問した場所(仮称A支群)の南西側にも古墳があるようなので訪問してみました。南西方向に適当に進んでみると緩斜面に古い墓地がありそこに2基、どちらも僅かに石材露出するも石室は確認できず。更に西に進むとハッキリした墳丘、西側に破壊された石室跡、これは以前勝山神社から来た時見つけていた古墳でした。あの時も周辺を探したけど見つからなかったな。ともかくこれはこちらの古墳群に移します。更に北側を捜索して4基程、最後に見つけた1基で石室露出、小型単室でこの日唯一入れた石室でした。A支群と違って背の高い墳丘はなくもう別の古墳群にしてもいいような状態でした。もっともこの辺りは尾根毎に古墳群があるからどうやって区別しているんだろうと思いますけどね。

綾塚古墳

福岡県みやこ町(旧勝山町)2001年4月訪問、2012年2月、23年2月再訪

円墳、R41,H8、7C前半
複室構造横穴式石室
全長19.4m、前室2.2,2.3,3.7、後室3.3,3.5,3.7m
家形石棺
位置:33°42′08″N 130°55′13″E (日本測地系)
    33.70550993 130.91790369(世界測地系)

墳丘背後(23/02)
二又池東古墳に行く為綾塚背後に廻ると巨大な周溝に驚いて撮影、これは東側から


西側から、丘陵裾を大きくカットしている


背後から見た方が墳丘が巨大に見える、2段築成か


こうやって見るとこれが元の状態、表側は修復されているのかもしれない


カットした斜面上から見た墳丘


二又池東古墳から降りてくると、綾塚周溝西端辺りに墳丘


周溝側から見た様子、これは西側にある二又池南古墳群の1基のようです(その8)、周溝で少し削られているか


動物の掘った穴かと思いましたが


奥の方に石室が見えていました、古墳確定


すぐ背後にも低い墳丘、これもまず古墳(その9)


上から見ると殆どわからない、左後方にその8



墳丘、石室正面


羨道前部は天井を失う


現開口部、石柱で天井石を支える、石柱はかなり新しそうだ


羨道後部、巨大な天井石


前室左側


前室右側


前室天井


巨石を使った玄室


家形石棺


玄室左側


玄室右側


玄室上部、柵隙間から撮影


前室奥から


石室右側、前室袖石


石室左側、〃


羨道奥から外


墳丘背後、斜面を大きくカットした跡が残っている


(見学記)
(2023年)
二又池東古墳を行く序でに綾塚背後を見てみました。今まで何度も来ているが背後は見てなかった(写真を撮っているがすっかり忘れていた)。いざ見てみると丘陵を広くカットしています、これ程大規模だったとはね。これは一見の価値がある。正面から見ると墳丘は良好すぎて復元のように見えますが背後から見ると丸く重量感があります。二段築成のように見えます。
削り残した丘陵西側部分に明らかに古墳があった。これは綾塚陪墳ではなく西側にある二又池西古墳群中の1基のようです。動物の掘った跡がありましたが結構深い、念の為写真に撮ってみると石室の一部が写っていました、やはり古墳でした。その側にもう1基、低墳丘がありました、このようなのも以前見ていた二又池西古墳群で見ています。

(2012年)
径41m、高8mの大型円墳で丘陵麓の斜面をカットして構築している。南側に石室が開口、巨石を使った複室構造の石室で全長19.4mと全国でも有数の規模です。羨道前面がかなり破壊されていますがそれでも入り口部分は見上げるほどの大きさです。前室、後室の玄門も巨大な袖石を立ていて天井も大変高い。玄室には家形石棺があるが灯籠があり祭られているようで中には入れない。橘塚を含めこの地域に全国有数の石室墳が2基もあるのは当時は重要な地域だったのだろうか。現在はすっかり閑静な地域になっている。国史跡。

二又池東古墳

福岡県みやこ町(旧勝山町)2023年1月訪問

位置:33°42′09″N 130°55′11″E(日本測地系)
    33.70578766 130.91734817(世界測地系)
綾塚背後の半独立丘陵頂部に位置する


石材が1個だけ露出、古墳関連かどうか分からず


大きさの割に背が低く中期古墳か


東側から


北側から


北側にハッキリした高まり、九州の古墳は陪墳は殆どないそうで古墳群なのか


南側にも僅かな高まり、これは古墳かどうか不明


(見学記)
綾塚背後の半独立丘陵上頂部にある古墳です。綾塚右側から回り込んで入っていける、近頃何処にでもある獣避け柵がないので行くのは楽です。大きさは15m程度でしょうか、その割には背が低い、石材も全く見られず中期古墳でしょうか。北側に30cm程度の微妙な高まりが2つありますが九州の古墳には陪墳は殆どないそうで古墳群を形成しているんでしょうか。

神後古墳群

福岡県苅田町 2022年12月訪問

3基、現存1基か

東側からの遠望、背後の山が平尾台、当時撮影地点辺りにグーグルマップで神後東古墳の記載があったがどう見ても現代の石材の集積だった


2号
 位置:33°45′00″N 130°56′01″E
    33.75328306 130.93123406(世界測地系)
丘陵中央部辺りに石の残骸


何とか石室だと分かる状態


天井石、内部は埋没


3号
分布図だとこの辺りにあるはずだが石材も高まりのようなのも全くなし


神後古墳
 前方後円墳
 横穴式石室
 位置:33°44′49″N 130°56′02″E(日本測地系)
    33.75022781 130.93151193(世界測地系)
丘陵南端に位置する、分布図では群に入ってないがまとめてアップ


すっかり藪に包まれている


墳頂部にビニールシート


隙間から覗くと石室が残っている


ストロボ撮影、赤い色が残っている


墳頂部に露出した石材、隙間を撮ってないから内部は埋まっていたか


この方向に前方部があるはずだが藪の中、「前方後円墳集成」には載っていない


(見学記)
苅田病院北東500m、南北に伸びる尾根状丘陵上にある古墳群です。丘の上は殆ど畑になっていて残骸状態の石室が1基見つかっただけでしたが他にもまだあるようです。南端に神後古墳があって前方後円墳だそうで石室も一部残っているそうです。
(追記)分布図を見ると3基からなる古墳群でこれは2号のようです。1,3号の位置も見てみたけど何もなし。同じ丘陵上に古川箱式石棺群があるようですが該当場所を見ても何も見当たらず。南端に前方後円墳の神後古墳がありますが何故かこの古墳群には含まれていません。
神後古墳
再度行ってみました。丘陵南側先端、畑の奥が藪になっていて前回は墳丘がある気がしませんでしたが無理やり突っ込むと篠竹が密生した墳丘がありました。墳丘頂部に登ってみるとかなり古いブルーシートに覆われた石室が露出、シートの破れ目からカメラを突っ込んで取ってみると小型石材の石室が見られました。状況がかなり悪いにも関わらず赤い顔料が残っています。シートに覆われているが板状の石材も2枚あって天井石でしょうか、でも1m四方もない大きさで石室自体も小型のようです。南西側に前方部があるはずですが藪に覆われ全く確認できません。見せるための古墳の立地としては絶好の場所、下から墳丘が見られれば見ごたえがありそうなんですけどね。なお「前方後円墳集成」には載ってません。
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