山王山古墳

福岡県飯塚市 2017年3月訪問

装飾横穴式石室(埋戻し)
位置:33°38′08″N 130°40′56″E (日本測地系)
   33.63884788 130.67986708(世界測地系)

発掘後ブルーシートをかけて放置状態


墳丘は割と残っていたようだ、住宅側に開口か


見学記
飯塚市西徳前、飯塚小北西の丘陵上ですがすっかり住宅地となっています。2010年に発掘され石室に円文が確認されましたが行っても何も見られないだろうなと思ったけどやはりそうでした。でもあんな場所で割と墳丘が残っています。墳丘自体はブルーシートがかかっていました、開口しているとしたら南側だろうけど住宅があったので近寄らず十分確認出来なかった。老松神社の所有地だそうですがそのせいでしょうか。神社自体は南500mの所にあるんですけどね。

小正西古墳

福岡県飯塚市 2013年12月訪問

円墳、R33,H3.5
横穴式石室2基
 1号:全長4.5m
 2号:全長2.5m、玄室幅0.7-1.3m
位置:33°37′13″N 130°39′39″E (日本測地系)
   33.62356969 130.65848133(世界測地系)

復元墳丘、公園として公開、住宅街の中のせいか厳重に柵で囲まれている


珍しく北向きに開口した1号石室、両側の石材も当時の物なのでしょうか


大きな玄室、床面には敷石、盗掘のため奥壁の一部と右側壁破壊、何処までが復元なんでしょうか


〃(縦位置)


奥壁前に屍床、奥壁は複数の石材を組み合わせ鏡石らしくしている


西向きの2号石室


古墳整備のための発掘時に発見、未盗掘だったそうだ


1号よりずっと小型、石材も小型、それでも奥壁下部にはやや大きな石材


〃(縦位置)


(見学記)
飯塚市小正、住宅街の中にある古墳で現在公園となって保存されています。復元された墳丘は葺石で覆われ周りを金網塀で厳重に囲まれています。上に上らないようにしているんだろうけど厳重すぎて古墳の雰囲気を壊している、けど住宅街の中なのでしょうがないかな。2基の石室があり大きな1号石室は長4.5m、北向きに開口しています。柵があって中には入れませんが隙間が大きく写真を撮るのは割と容易です。奥壁の一部や右側壁は破壊されていたそうですが何処までがオリジナルで何処までが復元なんでしょうか。奥壁前は平石で区画されていて屍床だそうです。西側に2号石室がありこちらは長2.5mと小型。なんと古墳保存に際して発掘した際に発見されたそうで未盗掘だったそうです。そりゃ盗掘者だって大きな石室が開口していたら他にあるとは思わないだろうな。円墳で2石室も珍しいですが直交するように配置されているのもかなり珍しいそうです。年2回春夏に公開されて中に入れますが外からでもこれだけ見られるのならわざわざ行く必要もない・・・かな。駐車場あり。県史跡。

龍王寺古墳

福岡県飯塚市 2005年1月訪問

円墳
横穴石室
位置:33°38′48″N 130°41′49″E (日本測地系)
   33.64995766 130.69458826(世界測地系)

墳丘、石室は見学不可


(見学記)
旌忠公園南西にある龍王寺境内にある古墳で割と大きな墳丘が残っています。西側に観音様がかざられてその部分が大きく改変され背後に横穴石室も開口しているようですが見学不可。

宮ノ脇古墳

福岡県飯塚市 2005年1月訪問

前方後円墳、TL35,R20,RH5,FW12,FH2
複式横穴石室、全長4.5m、玄室長2.75,幅2.4,高2.2m
位置:33°38′55″N 130°41′58″E (日本測地系)
   33.65190164 130.69708826(世界測地系)

石室正面、羨道前室は壊失、墳丘消滅、石室を旌忠公園に移築


玄室(ストロボ無し)天井は巨大な一枚石


奥から外


(見学記)
全長35mの前方後円墳でしたが墳丘消滅、石室を旌忠公園に移築しています。公園南西側の入り口から入っていくと案内表示が出ています。複室構造の石室だそうですが玄室しか残っていません。奥壁側壁とも下部に大型の石を据えその上に割石を積み上げた整った玄室で天井は巨大な1枚石で出来ています。玄門まぐさ石に上下反対に書かれた文字がいかにも移築された石室であることを物語っています。

川島古墳群

福岡県飯塚市 2005年1月訪問

1,2,10,11号が公園として保存整備

1号
円墳、R17,H2.8、6C後半
複室横穴石室、全長7m
位置:33°39′31″N 130°41′44″E (日本測地系)
   33.66189989 130.69319925(世界測地系)
復元墳丘、石室正面


前室、玄門、内部に照明がある


玄室、上部に石棚の一部が見えている


2号
円墳、R16,H2.5、6C後半
複室横穴石室、全長5.6m
復元墳丘、左奥に1号、奥の林の中に3号がある


前室


玄室(ストロボ無し)


玄室


玄室天井(ストロボ無し)、ドーム状で狭い


奥から外


3号
_1:公園外に現状保存


10号
円墳、R16、6C後半
横穴石室
石室正面


羨道、玄門


玄室、一番大きな石を右下に据えるなど2号の玄室と共通点が多い


玄室(上から)


奥から外


天井石を失った玄室


11号(川島古墳)
円墳、R16、6C後半~末
複室横穴石室、全長7m
装飾、石棚を持つ
復元墳丘、急斜面に立地、装飾石室は春秋2回公開


(見学記)
国道200号直方バイパスと遠賀川の間の川島地区の丘陵上にある古墳群で現在1,2,10,11号が公園として整備公開されています。公園まで入り組んだ道を通っていきますが要所要所で案内表示があるので迷うことはないでしょう。駐車場に着くとまず目に付くのが1,2号のまん丸い墳丘。なんだ石室はないのかと反対側に回るとしっかり石室が開口、でも入り口に柵があって中に入ることは出来ません(でも・・・)。内部照明があるので玄室まで見学可能、1号では石棚がありますがかなり分厚くて下側しか見えず外からでは石棚らしく見えないのが残念。ともに複室構造の石室です。2号の南側に10号があります。こちらは羨道がかなり壊失玄室も天井石を失っていますが1,2号と同じような構造の石室です。この3基は丘陵頂部平坦面の端に立地していて平野部に向けて石室が開口しています。10号下の急斜面に11号があります。川島古墳と言った場合指すのがこれ。複室構造で石棚と装飾壁画がありますが普段は閉鎖、春秋2回公開されています。1号すぐ北側公園外の林の中に3号があり現状のまま保存(後でこの下に12号があるのを知った)。1,2,10号が市史跡。11号が県史跡。

川津古墳群

福岡県飯塚市 2005年1月訪問

円墳3基(学園の森公園内)

1号
円墳、R26,H4.5
箱式石棺(埋戻し)
位置:33°38′55″N 130°40′37″E (日本測地系)
   33.65190102 130.67458857(世界測地系)
墳丘南から


西から


刳抜式の蓋を持つ箱式石棺(説明板より)


(見学記)
学園の森公園にある3基からなる古墳群で忠霊塔の北側にある。南からはいるとすぐだけど駐車場のある北側からだとかなり歩くことになる。1号は径26mの中型円墳だけど結構大きく見える。説明板によれば墳頂に刳抜式の蓋を持つ箱式石棺があるそうだが埋め戻されているようで現在は何もないけどここからの眺めはなかなか良い。東側に2,3号があるそうでそれらしき小型の円墳があるけどはっきりしない。道路際にある説明板の分布図が現状とまるで違っているぞ。

カクメ石古墳

福岡県飯塚市 2005年1月訪問

円墳、R15
竪穴系横口式石室
位置:33°38′23″N 130°41′57″E (日本測地系)
   33.64301392 130.6968108(世界測地系)

石室正面、墳丘消滅、石室を飯塚市資料館に移築


玄室、赤い顔料が残っている、初期の横穴式石室


奥から外


(見学記)
墳丘消滅、石室が飯塚市資料館駐車場脇に移築保存されています。玄室部だけで長さも3m程度の小型の石室ですが竪穴系横口式石室と言う初期段階の横穴石室だそうです。奥壁は1枚石、全体に赤色顔料がよく残っています。

櫨山古墳

福岡県飯塚市 2005年1月訪問

前方後円墳
位置:33°38′21″N 130°40′49″E (日本測地系)
   33.64245866 130.6779224(世界測地系)

勝盛公園内に石碑と説明板があるだけ、墳丘を思わせるものは何もない


(見学記)
勝盛公園にある前方後円墳ですが立派な石碑と説明板があるだけ。古墳を思わせるものは全くありません。道理で入り口で作業をしていた人に聞いてみたけど知らないはずだ。石碑には史跡跡ではなく史跡と書かれているので墳丘は地下に埋まっているんだろうか。
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