神宮寺古墳

長野県上田市 2006年4月訪問

円墳、R18.5-24.5,H7
横穴式石室、全長7.7m、玄室長4.45,2.2,2.23m
位置:36°23′47″N 138°10′24″E (日本測地系)
    36.39950442 138.17022034(世界測地系)

丘陵斜面に構築


石室正面


羨道


玄室、奥壁は3段積み、右側側壁がはらんできている


奥壁、下部の石の上部に円紋があるそうだが分からなかった


奥から外、両袖式、全体が少し左側に傾いているみたい


(見学記)
上田市下室賀、専念寺から北へ100m程行くと案内表示があるので左に曲がって林の中の道を進んでいく。斜面にさしかかる辺りで道が消えかかっているが痕跡程度残っていたのでそのまま斜面を上がり尾根一帯を探したが石室墳は何処にもない。おかしいなと思って元の道を戻ってみたら途中で分かれ道がありそこにもう一つの案内表示があった。まるで陰に隠れるように立てている。念のためもう一度歩いてみたがやはりこの標柱は全く目に入らないよ。もう少し工夫して立ててくれたらいいのにな。それはともかく古墳はここから50m程の斜面上にある。南側に開口した石室は羨道玄室とも良好に残っているが玄室右側側壁が土圧で少しせり出しているし全体が斜面下方側に傾いている感じだ。奥壁は3段積みだが隙間から裏込めの小石が見えていて大きさの割には薄い石のようだ。下段上部に円紋があるそうだがはっきりしない。市史跡。

藤沢古墳群

長野県上田市(旧真田町)2006年4月訪問

2基

1号
円墳、R13.2-8.1,H2.8m
横穴式石室

墳丘復元、奥が1号


石室は塞がれている


2号
円墳、R9.6-7.6,H2.8m

_1:復元墳丘


(見学記)

現上田市真田町本原大畑、国道144号脇に2基の古墳があり円錐形の墳丘が復元されています。共に横穴式石室を持ちますが2号は全く見えず1号も入り口部分が見えているだけ、羨道も石材で埋められています。石室ファンとしては一番面白くない復元の仕方だな。一応見学のための駐車場があるみたいだけど関係ない車が停まっていた、よくあることだけどね。町史跡。

赤坂将軍塚古墳

長野県上田市 2006年4月訪問

円墳、R18,H5
横穴式石室、玄室長5,幅1.9-2.35,高2.9m
位置:36°24′52″N 138°18′43″E (日本測地系)
    36.41755967 138.30881866(世界測地系)

緩斜面に立地、大きな墳丘が残る


石室正面


羨道、途中の天井部にアーチ状の石梁が架けられている


大きく背の高い玄室、側壁下部に巨石を据えているが他は比較的小型の石


奥壁、巨石2段積み


奥から外、両袖式、玄門の上にも空間があるようだ


(見学記)
上田市殿城赤坂、良泉寺北側100m道路脇に大きな墳丘が裸の状態であるので目立ちます。道路反対側に石室が開口、市内最大の石室で羨道玄室とも良好ですが玄門上の石材が抜かれていて玄室内も明るい。入り口から中を見ると羨道途中の天井にアーチ状の梁石が架けられている。わざわざアーチ状に加工したんでしょうか。玄室長は5m、高さも2.9mあって凄く大きく感じられる。奥壁は巨石2段積み、玄門まぐさ石の上にも空間があるようで丸子町の辰の口高塚古墳と似ている感じです。市史跡。

横山西の塚古墳

長野県東御市(旧東部町)2006年4月訪問

円墳、R15,H3
横穴式石室、全長4.2m、玄室長3.0,幅1.8,高1.9m
位置:36°22′17″N 138°20′06″E (日本測地系)

    36.37395513 138.33104096(世界測地系)

住宅街の一角に保存された墳丘


石室正面


羨道、玄門、上にまぐさ石、下にしきみ石、左右に袖石


玄室はそれ程大きくはない


奥壁はほぼ1枚石


奥から外、両袖式


(見学記)
現東御市井高、新興住宅地の一角に保存されています。南に平野を望む台地の縁辺、南側に開口した石室は羨道玄室ともよく残っています。入り口から覗くと玄門左右に角柱状の袖石があり上にまぐさ石、下にはしきみ石となかなか凝った造りです。玄室は奥行き3mでそれ程大きくはありませんが奥壁はほぼ1枚石、その上に平石を1枚重ねています。埼群古墳館によれば側に説明板が立っているけど私の時はそんなのはなかったな。市史跡。

塚穴古墳

長野県東御市(旧東部町)2006年4月訪問

横穴式石室、玄室長2.4,幅2.4,高1.5m(説明板による値)
位置:36°20′24″N 138°22′35″E (日本測地系)
    36.34312718 138.37326139(世界測地系)

かなり改変された墳丘


横から。天井石が露出


石室正面、玄室前部の石が抜かれている


羨道、石が抜かれて玄室も明るい


玄室、説明板の数値より大きい


左側壁中段に副室がある


副室正面


副室内部


奥から外、両袖式


(見学記)
現東御市滋野乙、滋野小学校から国道18号を挟んだ南側の住宅地外れにあります。墳丘はかなり改変され天井石も露出、玄室前部天井の石も外されていますがそれ以外は割と良好、天井石が外されている分中が明るくて見やすいです。玄室は両袖式で側壁奥壁とも下部にやや大きな石を据えてその上に小型の石を積み重ねています。説明板では玄室長2.4m、幅2.4m、高1.5mとありましたが見た感じどうも小さすぎる。実測してみたら長3.8m、高2mくらいありました。この玄室の最大の特徴は側壁中段に副室があること。副室があるのは時々見かけますが大抵玄室床面と同じ高さでここのように中段にあるのは珍しい。天井部に平石を配するなど丁寧な造りです。市史跡。

獅子塚古墳

長野県東御市(旧東部町)2006年4月訪問

横穴式石室、全長6.5m、玄室幅1.9,高1.8m
位置:36°22′00″N 138°20′35″E (日本測地系)
    36.36968164 138.33986915(世界測地系)

県道脇に移築された石室


元の半壊状態のまま移築


側壁は平石積み


奥壁は1枚石


(見学記)
現東御市滋野乙、道の駅東100m県道79号脇にあります。これは県道を走っていて偶然見つけた。大きな説明板脇にむき出しの石室があってすぐ分かったけど車だとすぐ止められないのがつらいとこだ。石室はかなり破壊され奥壁と側壁の一部傾いた天井石が1枚しか残っていませんがこれで移築だそうだ。復元などせず元の状態のままなんですね。奥壁の1枚石や側壁の平石積みの状態がよく分かります。

児玉山古墳群

長野県東御市(旧東部町)2006年4月訪問

急斜面に立地、斜面をカットした跡がよく残っている


石材露出、児玉山古墳群とは別かも知れない


(見学記)

現東御市和東上田、上信越道東部湯の丸IC北西、児玉山にある古墳群。石室が幾つもあるので楽しみにしていたけど案内板が見つけられず。むやみに歩き回って急斜面に古墳を1基見つけたけど石室は開口しておらず児玉山古墳群とは別の古墳かも。
(追記)古墳群はもっと上のようでした。

狐山古墳

長野県東御市(旧東部町)2006年4月訪問

方墳、7.8×8.3m、7C
位置:36°21′57″N 138°22′01″E (日本測地系)
    36.36895683 138.36381649(世界測地系)

墳丘はすっかり改変、横穴石室を持つが埋め戻されている


(見学記)
現東御市鞍掛出場、道路脇にあり周囲に何もないのですぐ分かりますが周りは石垣状態、墳丘は藪でこれで説明板と標柱がなければ古墳とも分からない状態です。方墳で横穴石室を持つそうだ。町史跡。

二子塚古墳

長野県東御市(旧東部町)2006年4月訪問

円墳、R10-15、H3
横穴式石室
位置:36°21′33″N 138°19′42″E (日本測地系)
    36.36228987 138.32520857(世界測地系)

台地縁辺に立地、前方後円墳のような名前だけど円墳


開口部


入り口から見た石室内部


玄室


奥壁


奥から外、無袖式かな


(見学記)
現東御市海善寺、国道18号北側の台地縁辺に位置する。トヨタカローラの脇から入っていくと一番近道だが道が狭くて気づかず遠回りして台地の北側に出ると広い畑地帯の端に墳丘が見えていたのでなんとか側まで行ったけど道が狭くて駐車スペースも無く自動車で訪問初心者の私としてはよく行ったなと言う場所でした(事前に知っていたらもっと手前で車を降りて歩いていっただろうな)。畑と林の境目に尖り帽のような墳丘があり南側に石室が開口しています。名前からすると前方後円墳のようだけど径10-15mの円墳です。入り口部分が大分埋まっていて中は坂のようになっているが奥はそれ程でもない。奥壁は下部にやや大きな石を3枚並べその上に小型の石を積み重ねています。市史跡。

白塚古墳

長野県千曲市(旧更埴市)2006年4月訪問

円墳、R8-9.5,H3、7C
横穴式石室、全長5.3m、玄室長3.3,幅2.2,高3m
位置:36°31′01″N 138°09′46″E (日本測地系)
    36.5200456 138.15966407(世界測地系)

民家敷地内にある墳丘


羨道上部は破壊


石室正面


背の高い玄室、奥壁の内上の2枚は少し突き出ている


奥から外


(見学記)
現千曲市森2152、住宅街の中にあって非常に分かりにくいですが集落のほぼ真ん中を南北に走る県道335号を通りあんずの里観光会館から南に120mで水路を越えて東に曲がり道なりに行くと右手に側に標柱の立った古墳があります。民家敷地内ですが古墳の場所までは見学させてもらえるようです。道路と反対側南側に石室開口、羨道部はかなり破壊されていますが背の高い玄室は残っています。内部に石の祠があるが見学には問題なし。奥行き3.3m、幅2.2mに対して高さは3mと際だっています。奥壁はやや平たい石を何段にも積み重ね上の2枚は少し前に突き出ています。天井石は巨石の1枚石。市史跡。
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