花立山穴観音古墳
福岡県小郡市 2017年3月訪問
【花立山古墳群】
300基以上、良好なのはほぼ穴観音古墳だけ
花立山穴観音古墳(花立山古墳)
前方後円墳、TL33,R22,RH4.5,FW11,FH2、6C末
複室横穴式石室、全長12m、前室長2,幅2.2,高2.2、玄室長3.4,幅2.5,高3.5m
線刻壁画
位置:33°24′51″N 130°41′04″E (日本測地系)
33.41747985 130.68209649(世界測地系)
入り口に色々な説明板や石柱

入るとすぐ大きな墳丘に出会います、手前は墓道になるんでしょうか

開口部正面、カーテンがかかっていたんでしょうか

羨道側壁はやや内側に傾く、基本2段積み、前室玄門も見えている

背の高い前室、左右の幅はあまりない

玄室も背が高い、石仏が祀られている、台座の石は後から待ちこまれたのかな

ドーム状の背の高い天井

狭い天井

奥から外、後に下がれないので視野がとれない

袖石は板状、壁には食い込んでいないようだ、隙間から裏込め石が見えている

反対側袖石、こちらはやや厚いがやはり壁には食い込んでいない

前室奥から、この側壁もやや内側に傾く

羨道奥から

線刻壁画、斜格子紋?、懐中電灯を斜めに当てて撮影なのでピンぼけ

こちらも斜めの線

ひょっとして船?

後円部東側、背の高い墳丘

西側に廻ると確かに前方部がある

後円部に比べて前方部はかなり低い

その2
穴観音斜め後方に石室露出

ほぼ玄門しか残っていない、一見鳥居のように見える、右上に祠がある

玄門奥から

後方上から

見学記
小郡市干潟、筑前町との境に城山がありその南側麓にある古墳です。全長33mの前方後円墳で後円部が高く西に前方部が伸びています。南側に複室石室が開口、前は墓道なんでしょうか。羨道からして既に巨石、立ったまま悠々と入れます。前室は天井は高いが左右の幅はそれ程でもない。後室はドーム状で背が高く天井石は2枚からなる。奥壁沿いに多数の石仏が祀られ奥壁がよく見えないのが残念。線刻があるそうですが後室右側壁と袖石で幾つか確認できただけでした。
ここは前方後円墳であることにも驚きましたが背後の斜面にも多数の墳丘があって古墳群を形成しているのにも驚きました、多分20基以上(と思ったけど山全体で300基以上あるそうだ)。それも大きな墳丘が多い、一応民有地で立入禁止、ロープが張られた遊歩道からの観察だけですが軒並み大きく盗掘され石材が殆ど残っていないようです。穴観音背後に玄門が鳥居のように残ったのがあってこれが唯一かな。もう個人レベルの盗掘でなく支配者が石材を目的に盗掘したんでしょうか、城山だからお城があって石垣に使われたのかな。そんな中で穴観音古墳はよく残ったものです。説明板が立っていてその側に駐車可だけどそこに至る道はすごく狭い、西側に花立山城山公園臨時駐車場があるのでそこから歩いたほうが無難です。県史跡。
【花立山古墳群】
300基以上、良好なのはほぼ穴観音古墳だけ
花立山穴観音古墳(花立山古墳)
前方後円墳、TL33,R22,RH4.5,FW11,FH2、6C末
複室横穴式石室、全長12m、前室長2,幅2.2,高2.2、玄室長3.4,幅2.5,高3.5m
線刻壁画
位置:33°24′51″N 130°41′04″E (日本測地系)
33.41747985 130.68209649(世界測地系)
入り口に色々な説明板や石柱

入るとすぐ大きな墳丘に出会います、手前は墓道になるんでしょうか

開口部正面、カーテンがかかっていたんでしょうか

羨道側壁はやや内側に傾く、基本2段積み、前室玄門も見えている

背の高い前室、左右の幅はあまりない

玄室も背が高い、石仏が祀られている、台座の石は後から待ちこまれたのかな

ドーム状の背の高い天井

狭い天井

奥から外、後に下がれないので視野がとれない

袖石は板状、壁には食い込んでいないようだ、隙間から裏込め石が見えている

反対側袖石、こちらはやや厚いがやはり壁には食い込んでいない

前室奥から、この側壁もやや内側に傾く

羨道奥から

線刻壁画、斜格子紋?、懐中電灯を斜めに当てて撮影なのでピンぼけ

こちらも斜めの線

ひょっとして船?

後円部東側、背の高い墳丘

西側に廻ると確かに前方部がある

後円部に比べて前方部はかなり低い

その2
穴観音斜め後方に石室露出

ほぼ玄門しか残っていない、一見鳥居のように見える、右上に祠がある

玄門奥から

後方上から

見学記
小郡市干潟、筑前町との境に城山がありその南側麓にある古墳です。全長33mの前方後円墳で後円部が高く西に前方部が伸びています。南側に複室石室が開口、前は墓道なんでしょうか。羨道からして既に巨石、立ったまま悠々と入れます。前室は天井は高いが左右の幅はそれ程でもない。後室はドーム状で背が高く天井石は2枚からなる。奥壁沿いに多数の石仏が祀られ奥壁がよく見えないのが残念。線刻があるそうですが後室右側壁と袖石で幾つか確認できただけでした。
ここは前方後円墳であることにも驚きましたが背後の斜面にも多数の墳丘があって古墳群を形成しているのにも驚きました、多分20基以上(と思ったけど山全体で300基以上あるそうだ)。それも大きな墳丘が多い、一応民有地で立入禁止、ロープが張られた遊歩道からの観察だけですが軒並み大きく盗掘され石材が殆ど残っていないようです。穴観音背後に玄門が鳥居のように残ったのがあってこれが唯一かな。もう個人レベルの盗掘でなく支配者が石材を目的に盗掘したんでしょうか、城山だからお城があって石垣に使われたのかな。そんな中で穴観音古墳はよく残ったものです。説明板が立っていてその側に駐車可だけどそこに至る道はすごく狭い、西側に花立山城山公園臨時駐車場があるのでそこから歩いたほうが無難です。県史跡。