御塚古墳

福岡県嘉麻市(旧碓井町)2017年3月訪問

横穴式石室、玄室長3.1,幅1.9m
位置:33°33′30″N 130°42′45″E (日本測地系)
   33.56163221 130.71014556(世界測地系)

道路脇に僅かな高まりが残る程度


発掘時の石室(説明板より)


石室への入り口、この巨石も石室石材だろうな、以前あった鳥居はなくなっている


石室上部露出、多少掃除しました


一見奥が奥壁のように見えるが写真を見るとあれがまぐさ石


まぐさ石の下に空間があって奥壁じゃありません


石室内部は埋戻したのかな、奥壁上部の石も埋まっているもよう


近くにあった石材、これも石室材っぽい、大きさからして天井石か


見学記
碓井野球場駐車場から碓井庁舎に向かう道路沿いにあり説明板が立っています。樹木に覆われた墳丘はかなり低くなっていて頂部に石室露出、発掘写真を見ると内部は埋め戻され上部だけが見えています。初め唯一残っている巨石が奥壁側かと思いましたが説明板発掘時の写真を見るとそれはまぐさ石のようでした。入り口にある巨石も天井石の一部でしょうか、他の石材も周りに置かれているようです。落下の危険性があったので取り除いたのかな。墳丘脇に駐車可。
愛宕神社古墳から御塚古墳まで、ほぼ直線状に並び当然同一系譜の首長墓でしょうね、でも古墳群にはなっていないな。

上臼井日吉古墳

福岡県嘉麻市(旧碓井町)2017年3月訪問

円墳、R20-26、6C後半
横穴式石室(埋戻し)、玄室長3.2、幅2.3m
位置:33°33′38″N 130°42′39″E (日本測地系)
   33.56385416 130.70847899(世界測地系)

微高地上にある神社境内にある、鳥居は西側


背の高い墳丘が残る


右側に開口部があるが埋戻し


石室図(説明板より)、ドーム状玄室のようだ、これは見たかった


見学記
嘉麻市上臼井、碓井庁舎西方200m、日吉神社の背後にあり説明板が立っています。墳丘はよく残っていて東に開口していますが入り口は埋め戻されています。ドーム状複室石室があるようです。ここも下臼井日吉から続く微高地の南端辺りの高まりに立地しています。西側の道路に駐車スペースあり。北側に鳥居がありますが南側から入ったほうが近い。

下臼井日吉古墳

福岡県嘉麻市(旧碓井町)2017年3月訪問

円墳
位置:33°33′57″N 130°42′37″E (日本測地系)
   33.56913139 130.70792328(世界測地系)

右側、川に挟まれた独立丘陵上に立地、左遠方丘の上に愛宕神社古墳


説明板がありますが神社ので古墳のは無し、史跡指定もされてないようだ


社殿背後に大きな墳丘、だいぶ削られているようだ


径30m近くはあるでしょうか、背も高い


見学記
嘉麻市下臼井、市役所碓井庁舎北西600m辺り、遠賀川と支流の千手川に挟まれた微高地というか低い独立丘陵上にある古墳です。日吉神社社殿で南側が少し削られていますがかなり大きく状態は良さそう、上には上がりませんでしたが上部は平坦なようで前中期の古墳でしょうね。社殿脇に説明板がありましたが弥生時代の遺跡ので古墳のはありませんでした。

愛宕神社古墳

福岡県嘉麻市(旧碓井町)2017年3月訪問

横穴式石室
位置:33°34′23″N 130°42′17″E (日本測地系)
   33.57635274 130.70236813(世界測地系)

長い石段を登った丘頂部にある


社殿背後に小さな墳丘が残る


羨道天井石は残るが側壁部分は現代のブロック


反対側から、玄室前の天井落下


小型石材の玄室、特に右側は奥壁と側壁の境界が明確でない


見学記
嘉麻市下臼井、桂川東小東方400m、南から長い石段を登っていくと丘陵上に愛宕神社があり社殿背後にあります。神社背後というと大抵は割とはっきりした墳丘があることが多いのですがここは最初は古墳は何処だな状態でした。低い墳丘があり小型石室の玄室部分が何とか残っています。小型の石材を積み上げていて側壁と奥壁の境界がハッキリしない。羨道は一部天井が落ちていますが存在が分かる程度には残っています。中腹に神社駐車場があるがわかりにくい、石段下の道路が広くて駐車可。

沖出古墳

福岡県嘉麻市(旧稲築町)2013年12月訪問

前方後円墳、TL68,R40,FW26
竪穴石室、舟形石棺
位置:33°34′37″N 130°43′26″E (日本測地系)
   33.58024169 130.72153265(世界測地系)

元の墳丘に盛り土し葺石埴輪を並べて復元、公園として保存公開されている


遠くに平野を望む、筑豊最古の前方後円墳


前方部斜め後方から、尾根筋に構築


真横から


発掘時の石室石棺(左)と復元石棺(説明板より)、墳頂に復元、ガラス越しに見学できるが水滴が付いてよく見えず


(見学記)
嘉麻市漆生、西側を通る国道211号に案内表示があり沖出交差点を東に曲がって200m程行くと左手に墳丘が見えてきます。全長68m4C末で筑豊最古の前方後円墳だそうです。尾根を利用して造られ前方部を平野部に向けた様子がよくわかります。現在本体の上に土をかぶせ葺石埴輪を復元、公園として公開されています。後円部頂に竪穴石室があり発掘の際半分に割れた砂岩製割竹形石棺の身が出土しています。復元石棺が設置されガラス越しに見学できますが内側に露がびっしりついて内部はよく見えません。ガラス越しに見学する施設はよくありますが冬場に行くと露で見づらいのが難点です。ワイパーを設置して欲しいだけどな。公園に駐車場あり。県史跡。
序でに説明板に載っていた西側の古墳群を探してみましたが地形が大きく改変されすっかり平になっていて消滅した可能性大です。南側の横穴墓群は分からず。

才田古墳群

福岡県嘉麻市(旧稲築町)2013年12月訪問

円墳3、横穴古墳3

1号
横穴式石室

神社脇にある墳丘


天井部が開口、かなり掃除


小型石材を積んだ奥壁


天井石は最奥1枚残存


玄門、羨道は埋没


背後から見た墳丘


2号
横穴式石室、玄室長2.5,幅1.8,高2.2m(目測)
位置:33°34′19″N 130°43′59″E (日本測地系)
   33.57524246 130.73069876(世界測地系)
良好に残る墳丘、周辺は平に整地


西向きに開口、手前は羨道基部でしょうか


狭い開口部、単室のようです


玄室は良好に残る


〃(縦位置)ドーム状


奥から外、両袖式


〃(縦位置)


ドーム状の狭い天井


(見学記)
嘉麻市稲築才田、高木神社周辺に分布する円墳3,横穴墓3からなる古墳群です。神社だから楽勝だと思いきや神社が車では近づけないとんでもない場所にありました。でも神社を見つければ後は楽です(神社そのものは鳥居と拝殿があるが本殿は小さな石の祠)。神社すぐ脇にあるのが1号、墳丘はそこそこ残っていますが玄室天井部が崩壊して開口、小型石材を積み重ねた奥壁や側壁が見られます。北西50mにあるのが2号、東に突き出た小丘陵頂部に位置し墳丘も良好に残っています。周辺が平らになっているのは古墳造成時に整地したのでしょうか。西向きに開口、羨道は基部しか残っていませんが玄室完存、ここは複室でなく単室です。長2.5,幅1.8,高2.2m程で天井部が狭いドーム状です。3号は南端にあるそうですが殆ど破壊されているそうで見つからず。横穴墓も分からず。
神社の手前に高架のようなのがあってなんだろうと思ったら廃線跡だったようでまだレールも残っていました。こんなとこに鉄道が走っていたんだ。
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