福岡県苅田町 2020年3月訪問
南支群・
北支群横穴石室墳70基以上確認(見学順)
その1~6・
その7~11・
その12~17・
その18~23・
その24~30・
その60~63その1林道一番下側にある、道路向かい尾根筋にも7,8基あるようだが状態が悪いのでパス

半壊した石室露出

奥壁

側壁、今にも崩れそう
その2(HP「古墳とかあれ」その8)
御堂手前に小さな高まり

反対側から、墳頂は大きく窪む
その3(〃その9)
御堂手前に石室露出

天井部が抜かれて開口

背が高いので入れなかった

両袖式の玄門

奥壁

露出した側壁、この下に石室があったようだが見逃し(後日再訪)
その4(〃その10)
位置:33°44′40″N 130°55′17″E
御堂後方に開口部が見えている

石室正面

最初の本格的石室、この後幾らでも出てきますが

複室石室のようです

前室だけど左右の引っ込みは殆どない

ここではあまり見かけない三段積み奥壁

〃縦位置

狭い天井、そんなに高いわけでもない

奥から外、両袖式、ここは全て両袖、袖石が前後にずれている

面白い形のまぐさ石、下部は見事に平面になっている

前室奥から、ここは左片袖式
その5(〃その15)
割とよく残る墳丘、ここは墳丘の残り具合が割と良い

石室正面、羨道前部は壊失、どこでも羨道前部まで残るのはまずない

前室かな

ここも三段積みの奥壁

〃縦位置、最上部側壁は左右が接している

ここも狭い天井

奥から外、左右の袖石がずれている

〃縦位置、まぐさ石はなくそのまま羨道天井となる

前室奥から、袖があるからやはり前室かな
その6(〃その14)
これもよく残る墳丘

石室正面、破壊された石材が散乱

狭い開口部

内部の状態はよさそう、これは入るしか無い

巨石を据えた奥壁、左右側壁下部の石も大きい

〃縦位置、上部の石は小型

狭い天井、アングルがずれた

奥から外、やはり袖石がずれている

〃縦位置
その7(〃その16)
林道から形の良い墳丘が見えている

反対側に開口

石室前部はかなり乱れている

背後からは見えなかったが天井も露出

開口部正面、単室にも見えるがだとすると羨道が長い

大型石材の玄室

鏡石の上に2枚の平石

天井石が結構大きい

袖石が多少前後にずれているようだ、ここの特徴なんでしょうか
その8(〃その17)
これも良好な墳丘

石室前にスギの植林、何もこんなとこの植えなくてもな

入るのは問題ないが正面からが撮れない

前室?、袖石が明らかにずれている

台形の鏡石らしい奥壁

縦位置、天井はそれ程高くない

袖石はずれているだけでなく大きさもまるで違う、右袖石にはまぐさ石は乗っていないような

左袖石、まぐさ石との間にも隙間がある
その9(〃その19)
石室墳のアイコンに使えそうな姿

羨道は下部しか残っていない

これはまず前室でしょう

左側は普通に側壁ですが

右側は側壁とは明らかに違う石材、やはり前室でしょうね

奥壁は3段積み、側壁はやや持ち送りがある

〃縦位置

奥から外、天井は撮り忘れた
その10墳丘はよく残るが

反対側、一見開口のように見えるが開いてない

石材一部露出
その11(〃その21)
藪に包まれた墳丘、手前の石材は石室のではなさそう

上の方に開口

前室開口部、番号は19?

玄室玄門、やはり袖石がずれている

砲弾型の鏡石らしい奥壁

〃縦位置

奥から外

〃縦位置

狭い天井なのに石材2枚、2枚なのはこれだけでした

奥から左、巨石腰石

反対側、こちらも巨石だがヒビが入る
その12(〃その22)
石室正面、石室前部は下部しか残っていない

開口部

複室のようです、床面にゴミが散乱

前室、正面に奥壁が見えている

幅はなく天井も高くない

玄室、1枚石の鏡石

〃縦位置、鏡石の上の巨石は左右の側壁に架かっている

細長く四角い天井

奥から外、両袖式、左右袖の位置が微妙にずれている

〃縦位置

前室奥から、まぐさ石がなければ前室らしく見えない

墳丘背後から
その13小型石室、天井石はかっこいい

玄室空間もかなり小さい
その13a(メモの不具合でその13になっていたが別石室)
多分石室

こちらからだと石室らしく見える
その14(〃その24)
墳丘、左側に開口部

石室正面、手前に羨道下部が残る

前室開口部、ここも三角形の天井石がかっこいい

前室、ここもあまりらしくない

前室右側

〃左側、こちらは多少前室っぽい

玄室、奥壁

〃縦位置、2段+平石、隙間の石が安定の為とはいえ余計

四角い天井部、1枚石だが割と広い。

奥から外、まぐさ石がない、右袖石が大きく手前にずれている

前室奥から
その15(〃その25)
小型石室、内部空間の割に側壁が大きい

内部に邪魔な木が生えている、無くても入れませんが

内部は割とよく残っている、天井石が真っ二つ
その16(〃その26)
割と大きな墳丘

上の方に石室がある

内部埋没、墳丘規模の割に小さそう
その17(〃その27)
これも小型石室、手前天井が入り口辺りか

奥は崩壊、それ程奥行きはなさそう
その18藪に包まれた墳丘

狭い開口部

カメラを突っ込むと石室良好、これは突っ込まなくては

前室、左右の袖石の大きさが異なる

奥壁、鏡石を据えるが上はやや適当

〃縦位置、天井撮り忘れ

奥から外、特異な形状のまぐさ石

前室奥から
その19(〃その29)
林道で墳丘が削られている

極小開口部、さすがに入るのは無理

内部は良好そう、幅の狭い石室

複室かな
その20(〃その20)
これも林道に少し削られている、ここも隙間開口していたようだ
その21大きな開口部、石室前部は下部だけ

開口部正面、ここからでも複室とわかる、側壁に18の番号

前室玄門、奥壁もまっすぐ見えている

前室左側壁

前室右側壁

おむすび型の奥壁鏡石

〃縦位置、上部は左右の側壁が接している

狭い天井

奥から外

前室奥から、ここは前室らしい前室
その22(〃その30)
これも大きな墳丘

小さな開口部、25の番号

カメラを突っ込むと良好な複室、これはもう入らない選択肢はなし

前室、後室玄門

鏡石らしい鏡石、左右の側壁も巨石

〃縦位置

割と広い天井

奥から外、左右の袖石の大きさが随分違う、多少前後にもずれている

前室奥から、開口部が2枚目の開口部と違うな(汗)
その23(〃その31)
前部破壊の石室、これが普通ですが

石室正面、立ったまま入れる大きさ

羨道最後部残存、ここも複室

前室玄門

後室玄門、両方とも1本柱の袖石

長三角形の鏡石

〃縦位置、左右上部の側壁が順次せり出している、最上部の石も奥壁と言うよりせり出した側壁

狭い天井、巨石のせり出し具合がわかる

奥から外、袖石の形が揃う

前室奥から、まぐさ石が巨石

前室天井、視野がずれた
その24(〃その33)
大きな墳丘、中腹に開口

これも石室前に植林

入るのは特に問題なし

開口部すぐに玄門

おむすび型の鏡石

〃縦位置

狭い天井

奥から外、やはり袖石の大きさが異なる

〃縦位置、天井が高いから複室かな
その25(〃その39)
墳丘背後から、少し削られ石室露出

開口部、前部は崩壊

開口部から覗くとずぐ玄室でした

四角い鏡石、隙間があって内部は明るい、隙間の部分は割られてような形跡がある

〃縦位置、ストロボだとその形跡は分かりません

狭い天井

袖石は前後にかなりずれている
その26(〃その38)
ここも石室前に植林、もうわざと植えているとしか思えない

開口部は大きく悠々入室可、右側壁は前室のように見えるけど

左側は普通に側壁

奥行きがあり天井は低い、単室でしょうか、この古墳群では数少ない形式

1枚石の奥壁

奥から外、両袖かな、ちょっと微妙
その27(〃その37)
墳丘はよく残る、左下が斜面下方なのでそちらに開口のはずですが

奥壁側が開口しています

天井石に31の番号

開口部下の板状の石が奥壁のようです

石室内部、羨道埋没、右片袖式、複室だとまず両袖だからこれも単室かも
その28(〃その32)
林道斜面上に石室露出

小型石室後部が残る

2段積み小さな奥壁
その29(〃その40)
南群最上部辺り

石室正面、これはもう複室

あまり前室らしさはない、玄門袖石が随分前後にずれている

玄室、三角おむすびの奥壁

〃縦位置、鏡石は奥壁の半分以下

狭い天井、全体の石が揃っている

奥から外、右袖石が大きい

〃縦位置、奥から見ると袖石のずれはあまり感じない

前室奥から、やはり前室でしょうね

墳丘背後から
その30(〃その6)
時間が余ったので一番下の尾根筋を捜索、墳丘の上に変わった木が生えている

一応石室らしいのはこれだけでした

奥壁でしょうか
その60(〃その35)(北支群を先に見つけたので番号が不連続になっています)
大きな開口部、こんなのを見逃していたとは

ここも石室正面に植林、幸いというか育ちが悪く切られていた

玄門、単室かな複室かな

横から見ると側壁の積み方が変わらず単室かな

日がさし明るい玄室、天井は広くそれ程高くなさそう

奥から外、右袖は目立たない
その61(〃その36)
石室正面、石室前部は下部だけ残存

ここも石室前に植林

隙間があって明るい玄室、天井は低い

奥壁は2段積み、石の左側ラインが揃っていて1個の石材のよう

奥から外、袖は不明

おまけ、側に転がっていた巨岩、幾つもあった、巨石過ぎて石室に使えなかったんでしょうか
その62(〃その34)
これも何で見逃したかなの開口部、ただ墳丘背後からだと藪に包まれています

前室玄門、ハッキリした複室

前室らしい前室

前室天井は高くない、同じ高さで玄室天井に繋がっている

見事な1枚石の奥壁巨石、左右の側壁も巨石

〃縦位置、天井石も巨石だが3枚かな

奥から外、袖石は左右とも1本

前室奥から

前室、奥から左側、あまり引っ込んでない

〃奥から右、こちらは引っ込み積み方も違う
その63(〃その11)
御堂下、水路脇に半分露出した石室

天井石がかなり傾いている、入るのはそれ程難しくはなかった

複室石室、左はあるが右袖石は不明瞭

前室、割と長い

〃左側壁

〃右側壁、左右で積み方が違う

広い玄室、上部の積み方が大分危うい

奥壁は3段積み、鏡石は半円形、上部の石は少し前に突き出ている

巨石1枚石の天井石

奥から外、左袖が幅広い、左は袖石らしくない2段積み

奥から外、天井は高そう

水路で削られたのか側壁露出

奥壁も露出、石室上まで植林してる
(見学記)行橋市との境界近く、30基以上からなる古墳群で入れる石室も数多くあります。石室も単室複室など様々なタイプが有り楽しめます。一部開口部が狭いのもありますが入るのにそれ程苦労することもないのも利点かな(笑)。古墳群南端辺りに御堂がありその横や背後に石室、更に林道沿いに墳丘が点々とあるので探すのにもそれ程苦労はないでしょうか。むしろ多すぎて見逃しがありそう(現実になったけど)。しかしこれ程の古墳群が殆ど知られてなかったとはね。林道で墳丘が削られているのもあり今なら当然発掘すべきレベルなんですが発掘されなかったのかな。群一番上辺りの林道に駐車スペース有り。林道はそこそこ広いです。