大阪府寝屋川市 1999年3月訪問
横口式石槨墳
位置:34°44′57″N135°39′40″E (日本測地系)
34.75241651 135.65828609(世界測地系)
石室正面、手前は羨道側壁、石槨入り口左側に閉塞扉用の軸受け窪みがある

石槨横から

石槨内部、見事に刳り貫かれている
(見学記)JR東寝屋川駅南東600m、北側の住宅密集地の狭い道を通って行くが所々に高良神社と古墳の案内板が出ている。神社に着くと鳥居の前に説明板がありその脇の山道を行くとすぐ石室が見えてくる。古墳は南側斜面に立地、墳丘はすっかり無くなり横口式石槨が露出している。石槨の前に羨道が付いていたようだが今残っているのは左右の側壁1枚ずつのみ。石槨は外観は余り加工されていない丸みを帯びた巨石で平たい底石に逆凹型に刳り貫いた蓋石をかぶせている。石槨前面には扉石をはめ込む四角い刳り貫きがあり、左側上下には軸受け用のほぞ穴が付いているが、何度も開け閉めしたんだろうか。背後に墳丘裾を示す列石があり、八角墳の可能性もあるそうです。国史跡。