隅田八幡宮古墳

和歌山県橋本市 2008年3月訪問

円墳、R16
横穴式石室、全長5m以上、玄室長3.3,幅1.7,高1.7m
位置:34°19′45″N 135°38′49″E (日本測地系)
    34.33246204 135.64412825(世界測地系)

石室開口部、手前の巨石は羨門扉石だそうだ


羨道


精美な切石積みの玄室


奥から外、両袖式、側壁の一部が少し突き出ているようだ


左側壁(奥から)


右側壁(奥から)


(見学記)
橋本市隅田町中島、隅田八幡宮西方100mの低い台地上にある古墳です。八幡宮との間に小さな谷があり谷の入り口辺りから登っていったら上は一面の細竹が密生して移動もかなわず古墳がどの辺りにあるかも見当がつかない。谷筋を入っていったら細竹を刈った跡があったので何とか入れることが出来ました。古墳の場所は樹木があって見当がついたので何とか接近、最後の5mは強行突破して石室にたどり着くことが出来ました。石室前には巨石が落下しているけどこれは羨門扉石だそうな。入り口以外羨道玄室はよく残っています。切石積みの非常に精美な石室、思わず凄いとうなりたくなるような石室です。奥壁は巨石の1枚石の上に角石を積み重ねています。玄門辺りで側壁の一部が突き出ているけど土圧のせいか本来のものかは不明。苦労して訪問した甲斐のある石室でした。市史跡。

陵山古墳

和歌山県橋本市 2008年3月訪問

円墳、R46
位置:34°19′03″N 135°36′57″E (日本測地系)
    34.32079636 135.6130201(世界測地系)

公園内に保存


大きな墳丘と周濠(手前)が残る、石室は埋戻し


石室実測図(説明板より)


(見学記)
橋本市古佐田4丁目、橋本高校南西に隣接する丸山公園内にある大型円墳です。墳丘良好周りの周濠もよく残っていますが石室は埋め戻されています。公園が丘の上にあって道も狭く非常に行きづらい場所です。苦労した割に石室が見られなくてガッカリ。県史跡。

市脇古墳群

和歌山県橋本市 2008年3月訪問

現存7基

1号
横穴式石室、玄室長2.8,幅1.5,高1.5m
位置:34°18′50″N 135°36′02″E (日本測地系)
    34.31718522 135.59774369(世界測地系)
石室正面、僅かな隙間があるだけ


羨道は崩壊


結晶片岩小口積みの石室


2号
低い崖状になっている場所に石室開口


左側壁


背の高い玄室


奥壁は巨大な一枚石+平石、手前に少し傾けている


1枚石の天井石


奥から外


(見学記)
橋本市市脇、相賀神社裏山にある古墳群で国道24号に神社の案内表示があります。神社西側に市脇古墳群の石柱があり右上方に1号があります。羨道崩壊玄室は残っているけど隙間からカメラを突っ込んで撮影する程度、結晶片岩小口積みで側壁もかなり持ち送りがあるようです。石室前に柵があるけど目印程度にしか役にたってないような。ここから50m程西に行くと左手低い崖際に小さな墳丘が見えています。これが2号、下に降りてみると上からは想像もできないような背の高い石室が開口しています。高さは3m程で見上げるほどの大きさ、側壁は結晶片岩小口積み、奥壁はほぼ1枚石の巨石に平石2枚積み重ねています。よく見ると内側にやや傾けている。岩橋型の伝統であると同時にこの方が力学的に安定するんでしょうね。前部が破壊されているのが残念。市史跡。
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