南山古墳

奈良県宇陀市(旧榛原町)1999年3月訪問

円墳、R15,H4
磚槨墳、玄室長2.5,幅1.2,高2
位置:34°32′08″N 135°57′11″E (日本測地系)
   34.53883297 135.95021117(世界測地系)

墳丘、石室正面


石室内部


(見学記)
榛原警察署北側の丘陵上にある古墳です。警察署脇の道を北に500mほど行き、峠辺りを横切る辺りから畑脇の道を南に行く。途中で入山禁止の立て札があるが見なかったことにして、 尾根伝いに山道を行くと山小屋風の建物があってその脇にある(南側から登った方が近いかもしれない)。尾根端を利用して造られた墳丘で南側に石室が開口、入り口が半ば埋まり中も一部崩壊しているようだが、磚積みの壁面は見ることが出来る。人に出くわさない内に早々と退散、やはり入山禁止となっていると落ち着いて見ることが出来ない。

北谷古墳群

奈良県宇陀市(旧榛原町)1999年3月訪問

2号
前方後円墳
位置:34°31′55″N 135°58′12″E (日本測地系)
   34.53522288 135.96715372(世界測地系)
後円部、頂の盗掘坑に天井石が見えていた


3号
円墳、R18,H3
墳丘


石室内部


(見学記)
町立病院辺りから北東に行くと老人ホームの少し手前左側の尾根上にある3基からなる古墳群です。2号墳が全長 40m の前方後円墳で狭い尾根の幅いっぱいを利用して造られ割と背が高く保存状況も良好ですが墳頂部が盗掘を受け石室の石材がわずかに見えています。別名北谷西古墳。西側のが円墳の3号墳でこちらも盗掘を受け石室が一部見えています。玄室内部も殆ど埋まっていますが隙間から人頭大の石を使った壁面がわずかに見えています。東側の1号は背の低いあまり目立たない墳丘です。

神木坂古墳群

奈良県宇陀市(旧榛原町)1999年3月訪問

住宅開発で消滅、横穴石室と箱式石棺を谷畑古墳の側に移築

桧牧石風呂古墳

奈良県宇陀市(旧榛原町)2001年3月訪問

円墳、R18
横穴式石室、全長9.5m、玄室長4.5,高2.3m
位置:34°31′24″N 135°58′06″E (日本測地系)
   34.52661283 135.96548756(世界測地系)

石室開口部、玄門上辺り、左が羨道


玄室


奥から外、羨道はすっかり埋没

古市場古墳群

奈良県宇陀市(旧榛原町)1998年3月訪問

前方後円墳?
位置:34°28′10″N 135°58′01″E (日本測地系)
   34.47272999 135.96409936(世界測地系)

後円部から前方部


前方部隅から後円部、後円部は殆ど削平されていた

不動塚古墳群(不動塚古墳他)

奈良県宇陀市(旧菟田野町)2005年4月訪問

3基

1号(不動塚古墳)
前方後円墳?
横穴式石室
位置:34°27′45″N 135°58′40″E (日本測地系)
   34.46578663 135.97493256(世界測地系)
2号から見た墳丘


石室正面


羨道


玄室、奥壁は乱石積み


奥から外、下に石棺の一部が見えている


板石を使った箱式石棺


2号
横穴式石室
墳丘


石室は僅かに隙間があるだけ


(見学記)
同町稲戸の山の上にある3基からなる古墳群です。今回の宇陀地方の訪問ではここが一番難しいかなと思っていたら案内表示が出ていてすんなり行くことが出来ました。以前はこんな案内表示はなかったそうな。山道を登っていくとまず1号墳があります。前方後円墳と言うことですが西に伸びる前方部は尾根を整形しただけのような感じもありちょっと疑問符が付きますね。後円部は大きな墳丘が残っていて南側に石室が開口、山の上とは思えないような大きな石室です。羨道は少し埋まっていて前屈みになりながら前進、玄室も真っ暗でここも大分埋まっていますが盗掘でしょうか穴が掘られていていきなり落ち込むので注意が必要。この穴に箱式石棺が露出この地域で少し見かける板石を使った箱式石棺です。玄室はそれ程巨石は使われていず奥壁側壁とも乱石積みですがなかなか見事な物です。落書きが残念。1号のすぐ上に2号があります。ここも南側に石室が開口していますが僅かな隙間がある程度、内部も大分埋まっています。カメラを突っ込んで撮影してみたけどピンぼけだった。更に東側に3号があるそうだが藪の中のようなので見学は断念しました。

嶽山古墳

奈良県宇陀市(旧榛原町)1999年3月訪問

円墳、R13,H2.5、7C中~後
横口式石槨、全長6.3m、玄室長2.3,幅1.6,幅1.6m
位置:34°31′01″N 135°55′38″E (日本測地系)
   34.5202233 135.9243797(世界測地系)

急斜面上にある墳丘


石室開口部、内部は埋没


(見学記)
榛原中心部からR370を西に行き篠野辺りから県道198号に入り約 1km 程の安田地区の道路脇に説明板が立っている。ここには古墳は無いがどちらに行くかも書かれていないのは不親切。左手の道を登っていくと案内板があり2番目辺りから山道を登っていく。途中道が分かれている場所もあるが高い方に登っていけばOK。尾根道を登っていくと平坦面に至る少し手前南側斜面場に墳丘がある。背が低いので見逃さないように(私の経験)、本来案内板が立っていたが倒れていた(直しておいたけどね)。径 13m、高 2.5m の小さな墳丘だが横口式石槨がある。ただし石室天井石の巨石が見えているが内部は殆ど埋まっていて中は全く見えない。

赤瀬古墳群

奈良県宇陀市(旧榛原町)2001年3月訪問

並んだ2基の古墳


1号
円墳、R10
横穴式石室、全長7m、玄室長2.2,幅1.85m
位置:34°32′41″N 135°58′22″E (日本測地系)
   34.54799865 135.96993111(世界測地系)
石室正面


玄室、中央の石積みは古墳とは関係ない


奥から外


2号
円墳、R10
横穴式石室、全長5m、玄室長2.5,幅1.7m
石室開口部


玄室


奥から外、こちらは左片袖式

アカサカ古墳 ニコ塚古墳

奈良県宇陀市(旧大宇陀町)1998年4月訪問

アカサカ古墳
前方後円墳、TL52,R29
位置:34°27′58″N 135°57′00″E (日本測地系)
   34.46939654 135.94715618(世界測地系)
林の中に墳丘が割と残っている


ニコ塚古墳
前方後円墳、TL51,R25
アカサカ古墳すぐ東側、こちらはあまり状態は良くない


(見学記)
谷脇古墳から西に 300m 程行くと道の両側に前方後円墳が2基並んでいます。南側のがアカサカ古墳で全長 52m 後円部上に祠があって少し削平されくびれ部にも斜めに山道が走って切断されています。全体に背が低く前方部の発達した墳形のようです。北側のがニコ塚古墳で全長 51m こちらは保存状態も良く背の高いどっしりした墳形で,前方部側に円墳が1基あります。こんなに接近した古墳なのに資料には古墳群となっていないけれど古墳群の定義ってどのようにするんでしょうね。
プロフィール

平家蟹

Author:平家蟹
古墳のお部屋
ブログ館

へようこそ。

基本的には

と同じ内容です。
メール連絡が必要な方は↑からお願いします

ブログ内検索
市町村名、古墳名などを入力して検索してください
最新記事
FC2ブログランキング

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

各県市町村別
最新コメント
リンク
QRコード
QR
RSSリンクの表示