奈良県葛城市(旧當麻町)1997年4月訪問、2003年4月再訪
97年水田下から新たに発見された円墳(現在は消滅)石室と未盗掘の石棺があった
位置:34°29′28″N 135°42′19″E (日本測地系)
34.49438937 135.70245378(世界測地系)
(97年4月)
現地説明会の様子

墳丘断面、遠方竹林に前方後円墳の小山古墳がある

石室(手前が奥壁側)、石棺2

石室上から(右が羨道)奥の石棺は破壊、中央の石棺は未盗掘で蓋石があった、鍵型に組み合わせた石棺側石の様子がわかる

石棺(現説写真から)縄掛け突起の無い蓋石、身と同じく薄い板石

石棺蓋石(現説写真から)

(03年4月)
移築復元された石室、石棺、石室は弥宮池1号墳

玄室奥から、石棺底石のようだ

石棺(手前の2基が小山2号の物)奥の蓋石と底石は弥宮池南1号墳か、蓋石は屋根型で背が高そう

石棺、奥に見えている橋脚が小山2号墳、発掘の原因となった道路
(見学記)97年南阪名道路建設に伴う発掘で未盗掘の石棺が出土して話題となり現地説明会に大勢に人が押し掛けましたがその後消滅したと思っていたら現地の近くに石棺を保存展示しているのを偶然発見しました。石棺をバンドで固定しているなど正式公開前のようで説明板も何もなかったですが石棺は確かに見覚えがあるし、側の石室もてっきり小山2号墳のものだと思っていました。ただ4基ある石棺の内、2基は見覚えがなくこんなにあったのかなと思いつつ帰ってから確認したら石室も小山2号墳の物とはまるで違っていた)。
奈良の古墳に詳しい現地の人も知らないようでどこの古墳から出土したか不明です。
(追記)現在は説明板が設置されています。それによれば石室は弥宮池1号墳、石棺は小山2号墳、石棺底石は弥宮池南5号です。