ゼニワラ古墳

滋賀県大津市(旧志賀町)2005年4月訪問

方墳、L20.5,H5
横穴式石室、全長8.7m、玄室長4.4,幅2.2,高2.45m
位置:35°08′30″N 135°54′57″E (日本測地系)
    35.14487802 135.91297892(世界測地系)

良好に残る墳丘


石室正面、羨道はかなり埋まっている


玄室内部


説明板から


(見学記)
曼陀羅山東側麓近くにある古墳です。団地内の小野朝日2丁目山際に公会堂がありその側の公園に案内図が出ています。古墳はそこから登ってすぐの場所、背の高い墳丘が良好に残っています。南側に石室が開口しているが羨道がかなり埋まっている。無理して入れないこともないがやはり一人では万が一の時怖いので体をなるべく奥まで突っ込んで撮影。玄室が良好に残っているだけにちょっと残念だった。

若松神社境内古墳

滋賀県大津市 2005年4月訪問

横穴式石室
位置:34°58′39″N 135°55′04″E (日本測地系)<
    34.9807309 135.91492634(世界測地系)

石室正面から、基部だけが残っている


玄室、奥壁が巨石、陶棺はレプリカ


奥から外


(見学記)
国道1号を東に行き瀬田川を渡って800m程、国道と新幹線の間に若松神社があります。この境内にある石室墳です。社務所脇に高まりがあり最初はこれかと思ったが(これも古墳のようだ)石室は見あたらない。境内を探してもそれらしきものは見あたらず何か間違えたかなと思ってバイクの場所に戻り次の古墳に行くために地図を見ていたら視野の片隅に陶棺が見えた。何でこんなとこに陶棺?と近づいてみたら石室があるじゃないか、基部しか残っていないけど普通の石室のつもりで探したら分からないかもね。大型の奥壁や長い羨道まで残っています。側に説明板があるが文字がすっかり掠れていて詳細不明。

道風神社古墳群

滋賀県大津市(旧志賀町)2001年3月訪問

前方後円墳1,円墳1

1号
前方後円墳、TL34,R17,RH2.9,FW11.5,FH1
位置:35°08′49″N 135°55′27″E (日本測地系)
    35.15015533 135.92131149(世界測地系)
後円部正面、反対側斜面下方に前方部が伸びる


左1号、右2号


2号
円墳、R28
1号よりむしろ大きい


(見学記)
社殿背後の小さな尾根上にある前方後円墳1,円墳1からなる古墳群です。1号が全長34mの前方後円墳で平野側に小さな前方部を向けている。2号が径28mの円墳で1号と接するようにすぐ上にある。墳丘だけを比べればこちらの方が1号より大きい感じだ。

高峰古墳群

滋賀県大津市 2005年4月訪問

前方後円墳1,円墳1

1号
前方後円墳、TL45
位置:35°04′41″N 135°53′04″E (日本測地系)
    35.08127405 135.88159435(世界測地系)
右1号、左2号、公園内に復元


前方部斜め後方から


2号
円墳、R18,H3
1号前方部端に接する


(見学記)
平石古墳の東200m、前方後円墳1、円墳1からなる古墳群です。1号は全長45mの前方後円墳、2号が径18mの円墳です。第10公園内に墳丘が復元保存されています。古墳群と重複するように弥生中期の高地性集落も発見されているとのことです。

西羅古墳

滋賀県大津市 2001年3月訪問

帆立貝式、TL46,RH8、5C後半
位置:35°06′28″N 135°54′29″E (日本測地系)
    35.11099273 135.90520221(世界測地系)

前方部側面、右側が後円部、団地内の雑木林内に保存


(見学記)
衣川二丁目の住宅団地内のほぼ中央にある全長46mの帆立貝式古墳です。くびれ部に山道が通っている他は背の高い後円部や短い前方部と保存状態はよい。ただ雑木林に覆われているため観察はしにくい。近くにある衣川廃寺を目指していくとよい。史跡。

皇子山古墳

滋賀県大津市 2001年3月訪問

前方後方墳、TL60,R35,FW28、4C後半
位置:35°01′31″N 135°51′13″E (日本測地系)
    35.02850228 135.85076566(世界測地系)

後方部側面、平野に向かう側面だけ葺石を復元


(見学記)
市役所北方1.2km、丘陵上にある全長60mの前方後方墳です。西側が道路で切断され独立丘陵のようになっていて全体が公園として保存され頂きに古墳があります。平野側だけ葺石が復元され全体の形が分かりにくくなっています。案内板もなく場所も分かりにくいですが錦織一丁目の市職員住宅を目指していけばよい。国史跡。

小野神社古墳

滋賀県大津市(旧志賀町)2001年3月訪問

円墳
位置:35°09′01″N 135°55′22″E (日本測地系)
    35.1534883 135.91992273(世界測地系)

小野神社奥の社殿脇に2基ある、石段脇の平石も石室石材か


石室?


(見学記)
小野神社境内、一番奥にある社殿の脇に2基の小古墳があります。1基は社殿でかなり破壊され石室らしき石組みが見えています。参道入り口に付近の史跡の説明板がありますが絵地図のためこれで探すのは難しかった。

曼陀羅山古墳群

滋賀県大津市(旧志賀町)2001年3月訪問

(数字は仮称)

大塚山古墳(和爾大塚山古墳)
前方後円墳、TL72,R53,RH5.75,FW30,FH4.85、4C後半
位置:35°08′25″N 135°54′58″E (日本測地系)
    35.14348928 135.91325668(世界測地系)
前方部隅から後円部、山頂を利用した墳丘で良好に残る


2号(→曼陀羅山北古墳群4号)
横穴式石室、玄室長4.4,幅2,高2m
位置:35°08′39″N 135°54′50″E (日本測地系)
    35.14737773 135.91103463(世界測地系)
石室開口部、玄門上辺り


玄室、三角持ち送りがある、ちょうど西日が射し込んでいた


奥から外、羨道は埋没


3号(→大塚山北古墳群1号)
横穴式石室
位置:35°08′30″N 135°54′54″E (日本測地系)
    35.14487801 135.91214566(世界測地系)
墳丘、石室、盗掘を受けてかなり崩壊


かろうじて残った奥壁部分


(見学記)
団地西側大津市との境界をなす曼陀羅山に分布する百十数基からなる古墳群ですが見学したのは尾根上の古墳だけ。山道が通っていて見学は比較的容易です。南北に伸びる丘陵のほぼ中央の山頂にあるのが和爾大塚山古墳、全長72mの前方後円墳で4C後半の築造、墳丘も良好に残っています。更に北に行くと次のピークに径30mくらいのやや大きな円墳があります。南側が大きく盗掘を受け石室はかなり破壊され奥壁辺りがかろうじて見えてます。更に北に行くと北端のピークに2基の円墳が並び1基で石室が開口しています。山道と反対側であやうく見逃すところだった。羨道は埋没していますが玄室に入ることが出来ます。小型の石材を利用した玄室で三角持ち送りが見られます。

熊ヶ谷古墳群

滋賀県大津市 2001年3月訪問、2005年4月訪問

6基

1号(桐畑古墳)
円墳、R20
横穴式石室
位置:35°02′27″N 135°51′20″E (日本測地系)
    35.04405587 135.85270951(世界測地系)
墳丘、石室正面、6基からなる桐畑古墳群主墳


石室正面


羨道は完存、かなり大型


改変された玄室、天井石材が抜かれている、背が高く持ち送りが強いようだ


奥から外、両袖式


2号
林際に開口した石室


背の高い玄室、1号に匹敵する大きさ


奥から外、玄門上の石が相当な巨石


狭い天井


5号
小型ながらよく残った墳丘


石室正面


幅の割に背の高い玄室、玄室自体はかなり小型


奥から外


7号
石室正面、内部は殆ど埋没


露出した天井石


石室内部


(見学記)
(2001年)
桐畑1号
京阪滋賀里駅西方600m、丘陵斜面にある6基からなる古墳群ですが目立つのは1号のみ。石室入り口に石碑があり羨道はよく残っていますが玄室は上部の石材が一部抜かれています。奥壁は残っていて側壁が内側に傾斜した背の高いドーム状の玄室であることがよくわかります。抜き取った石材を台にして不動尊が祀られています。

(2005年)
前回桐畑1号を訪問したとき他の古墳も探してみたのですが探しきれませんでした。今回西の林の中に2基の石室があると聞いたので再度訪問。境内は花見客で賑わっているのに私は何をしてるんだろう・・・なんて事は全く思わず、まず1号をデジカメで撮影。天井が抜かれているから玄室内が明るくストロボ無しで自然な状態で撮影できる。ここから広場のような斜面を通って(前回はここまで来ているんだけど)林の中に入ってすぐに石室があった。深い谷川に面して立地、細長い石室だが内部は殆ど埋まっている。内部は玄室奥辺りが僅かに見られるだけ。もう一つはと言うと送電線鉄塔の下辺りに良好な墳丘があった。石室も良好、写真だけ見ると背の高い本格的な石室だけど人が立つのがやっとくらいの小型石室です。2基見つかったから引き上げるかと思ったらすぐ側に巨石が露出している。近寄ってみたら石室じゃないか。しかも開口部は先ほど通ってきた斜面から見えているじゃないか。なんで気づかなかったんだろう。それはともかく1号に匹敵するほどの大型石室で背の高いドーム型玄室です。玄門上の石はとてつもない巨石。それにしても見逃さずにすんでよかった。2度訪問したかいがあったというものです。

国分大塚古墳

滋賀県大津市 20005年4月訪問

前方後円墳、TL45,R32,FW28、6C中
横穴式石室2
後円部全長6.6m、玄室長4.4,幅2.15m
前方部玄室長2.4,幅1.2-1.6,高0.9m
位置:34°58′05″N 135°53′43″E (日本測地系)
    34.97128669 135.89242866(世界測地系)

住宅街の中に保存された墳丘


前方部から後円部、周囲はかなり削られている


後円部から前方部


後円部石室正面、羨道はかなり埋まっている


石室背後、奥壁の1枚が抜かれ開口


玄室


奥から外


前方部石室開口部


(見学記)
市内国分一丁目新幹線と名神高速の間の住宅街の中に保存されていますが道が入り込んでいて非常に分かりにくい。全長45mの前方後円墳ですが周囲がかなり削られています。県内唯一の双室前方後円墳、後円部の石室は羨道がかなり埋まっていますが奥壁側が露出して一枚が抜かれここから中に入れます。天井石はかなりの巨石、奥壁以外は保存状況はよさそうです。前方部の石室は一部が露出していますが中は笹が繁茂して写真は撮りにくい。後円部に比べて小型の石室です。市史跡。
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