院内勅使塚古墳

石川県七尾市 2003年5月訪問

方墳、L32,H3.5、7C前
横穴式石室、全長11.8m、玄室長4.6,幅2.5,高2.0m
位置:37°00′16″N 136°56′06″E

復元された墳丘


墳丘正面


石室正面


玄室、巨石を使った天井石、奥の1枚が一段下がっている、横幅が広い割に背はあまり高くない


奥から外


(見学記)

JR徳田駅のすぐ東側にありますが地形的に一段高い場所にあるので駅側という感じはしません。東側を通る国道159号にも案内表示が出ています。古墳は一辺32m、2段築成の方墳で墳丘が復元され石室も綺麗に整備されています。全長11.8m、両袖式の玄室で大型の石を使用、特に天井石がかなりの巨石で奥の1枚が一段低くなっているのが特徴です。玄室長4.6m、幅25mに対して高さが2mと低いのも特徴の一つ。墳丘もそうですが石室も背が高くないとそれ程大きく感じられません。側にタイル造りの説明板がありますが一部が砕かれていて古墳のデータが見られなかったよ(怒)。県史跡。

須曽蝦夷穴古墳

石川県七尾市(旧能登島町)2003年5月訪問

方墳、L18.7×17.1、7C中
横穴式石室2(雄穴:T字型、雌穴:逆L字型)
位置:37°06′16″N 136°58′11″E

七尾湾を望む丘陵中腹に立地、墳丘石室が復元整備され公園となった


正面パノラマ写真


雄穴(東側石室)正面


羨道、基部に大きな石を据え上に平石を積み上げている


奥壁、T字型なので奥行きはない


玄室東側、奥壁上部の持ち送りが著しい


玄室西側


1枚石の天井


玄門(右側)


玄門(左側)


玄門上部


雌穴(西側石室)正面


羨道


羨道から玄室西側


羨道から玄室東側、低い棺台がある、逆L字型


玄室奥壁


玄室東側


玄室西側


玄門(右側)


玄門(左側)


奥から外、晴れていれば七尾湾が見通せる


整備前の墳丘(掲示板より)、天井部がかなり失われていた


石室図(掲示板より)、白が現状保存、黄は解体修理、青は復元部分


(見学記)

七尾湾に浮かぶ能登島、湾を南に望む丘陵中腹にある一辺18m、2基の横穴石室を持つ方墳です。以前は石室が共に露出し羨道天井部もかなり失われていたようですが、石室を解体修理し、失われている部分は復元、墳丘も復元して公園として公開されています。双室墳と言うことだけでも珍しいのに東側の雄穴はT字型、西側の雌穴は逆L字型と言う極めつけの珍しさです。L字型石室は幾つか見たことがありますが逆L字型石室は始めてみました。多分に墳丘と石室の大きさの関係でそれ程深い意味はないでしょうが(L字型にすると石室が墳丘西側に露出しそう)。それにしても石室が一つでもフィルムを多く消費するのに2カ所、しかも特異な石室でここだけで36枚取りのフィルムを一本消費してしまった。でも今回の北陸路で一番行きたかった場所だから満足満足。駐車場脇に蝦夷穴歴史センター(無料)があり修復の過程が写真などで詳しく説明されています。ただし開館は3月20日~11月20日まで。火水曜は休館です。国史跡。
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