散田金屋古墳

石川県宝達志水町(旧志雄町)2003年5月訪問

円墳、R21、6C後半
横穴式石室、全長10m、玄室長5.72,幅2.65,高2.76m
家形石棺、2.3×1.1×1.27m
位置:36°51′08″N 136°49′09″E

墳丘、石室正面


玄門


玄室、一度解体して整備


組合式家形石棺、石川県では唯一の家形石棺、装飾化した四角い縄掛け突起が付く


奥から外


(見学記)

国道159号に「古墳の湯」の案内表示があるのでそれに従って国道を逸れ、県道を道なりに2.5km程行くと左手丘陵上に古墳が見えてきます。径20mの円墳で墳丘復元、石室も解体修理して整備されたそうです。羨道の途中に柵がありますが事前に教育委員会に申し込めば見学できるそうです(時間がないので隙間からちょっと失礼させて貰った ^^;)。玄室自体は側壁も奥壁も中型の石を積み上げている。玄門は袖石を立てた両袖式。奥壁沿いに県内唯一の組合式家形石棺が安置されています。蓋石が1枚なくなっていますがほぼ完存、蓋石にはそれぞれ四角い縄掛け突起があります。それ程特徴のない石室と比べてかなり精密な作りでやはりどこかから運ばれてきたのでしょうか。国史跡。

石坂鍋山古墳群

石川県宝達志水町(旧志雄町)2003年5月訪問

円墳6基

尾根上に並ぶ古墳群


1号
円墳、R30,H3.5、6C末
横穴式石室、全長8m
位置:36°51′18″N 136°49′02″E

谷間の中の丘陵に築かれた墳丘、石室は埋戻し


2号
円墳、R20,H2.6

復元墳丘、左後方が1号、右遠方に散田金屋古墳がある


3号
2号から見た墳丘


(見学記)

散田金屋古墳がある丘陵の西側一帯が公園となっていてその中にありました。全くの副産物でラッキー。6基からなる古墳群で1-3号が尾根上に並んでいます。主墳の1号は径30m程の円墳で横穴式石室を持っていますが埋め戻されています。2号も20m程の円墳で横穴式石室が推定でき未盗掘の可能性もあるそうです。この2基と尾根先端にある3基が墳丘が復元されていますが他の3基はよく分かりません。1-3号の乗る尾根はそれ程高くはありませんが谷中の平野が一望できる眺めのよい場所でした。町史跡。
古墳見学の後は「古墳の湯」で一汗流す。暫く風呂に入ってなかったことだし気分は最高だ。今回は古墳の側に温泉があったのは2度目、それにしてもちょうどいい場所にあったもんだ。
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