牛神古墳

愛媛県今治市(旧朝倉村)2002年5月訪問

円墳、R13,H6、6C後半
横穴式石室、全長6m、玄室長4,幅2,高2.5m
竪穴式石室(埋戻し)
位置:34°00′31″N 133°00′05″E (日本測地系)
   34.01191024 132.99882797(世界測地系)

公園となった古墳


石室内部、照明をつけると音声ガイダンスが流れる


(見学記)
根上松古墳前の道路を県道を越えて真っ直ぐ行くと左手に牛神古墳公園がある。公園と言っても殆ど古墳だけの小さな物だが側の建物に発掘品が展示されている。南側に石室が開口、入り口から覗くだけだが照明をつけると音声ガイダンスが流れる。竪穴石室もあるそうだがこちらは埋戻し。

多伎宮古墳群

愛媛県今治市(旧朝倉村)2002年5月訪問、2007年2月再訪

多伎宮神社境内に30数基、谷の奥まった場所に立地

1号
円墳
位置:33°59′55″N 132°59′41″E (日本測地系)
   34.00191138 132.9921619(世界測地系)
群中唯一の積み石塚


現状では細長い墳丘になっている


2号
円墳
横穴式石室
上部が削平され石室露出


石室開口部、羨道は崩れているようだ


玄室後部が大きく破壊


玄室内部


3号
墳丘、石室は不明


4号
円墳
横穴式石室
墳丘、石室とも良好に残る


開口部、かなり狭い


やや持ち送りがある玄室


奥から外、両袖式


5号
横穴式石室
墳丘、石室正面


開口部反対側から見た墳丘


羨道


良好に残る玄室


奥から外、両袖式


6号
斜面裾に立地した墳丘


盗掘坑から見た石室内部


7号
6-9号が斜面裾に並んでいる


8号


9号
盗掘で天井石露出


11号
急斜面に立地した墳丘


石室開口部、内部は埋没


12号
12号と同じく急斜面上


(見学記)

(2002年)
神社背後の斜面に30基ほど密集しています。本殿背後にあるのが1号で唯一の積み石塚、現在は雑草が生い茂って分かりにくいですが石がゴロゴロしている感じです。右手のやや平坦面に2-4号があり、2号は玄室が大きく破壊、3号は石室不明、4号で石室が残っています。入り口はかなり狭いですが中にはいると細長い玄室が良好に残っています。背後の斜面にもこぶ状の墳丘が点々としていますが石室に入れるほどの物はなかった。それにしても随分山の中にある古墳群です。県史跡

(2007年)
5号墳を見逃していると知って再訪してみました。行ってみたらすぐ分かった、3号や4号のすぐ側にあるじゃないか、背の高い墳丘が残っているし藪で見通しが悪いわけでもなくなんで見逃したんだ、これよりもっと分かりにくい斜面上の11,12号は確認しているのにね。それはともかく石室規模は4号とほぼ同じくらい、玄室も良好に残っています。4号墳は入り口が狭く泥だらけになるのを覚悟して入らなければいけないので5号が唯一見学しやすい石室と言えるでしょう。

野々瀬古墳群

愛媛県今治市(旧朝倉村)2002年5月訪問

現存20基、6C後半~7C前半

分布図


遠望:右より1-3号、1号は見かけよりもっと離れている、3号の石室内部は埋没


1号(七間塚古墳)
円墳、R18,H6
横穴式石室、全長9m、玄室高2.2m
位置:33°59′23″N 133°02′06″E (日本測地系)
   33.99302473 133.03243628(世界測地系)
墳丘、石室正面


羨道


玄室、県下最大と言うことだが下部が埋まっているせいかそれ程大きくは感じない


奥から外


2号
墳丘、石室正面


玄室


奥から外、無袖式、小型の石室


7号
墳丘


9号
墳頂付近に露出した石材


細長い玄室、思った以上に良好に残っている


奥から外


12号(五間塚古墳)
円墳
横穴式石室
位置:33°59′19″N 133°01′59″E

墳丘、石室正面


背の高い玄室、1号よりずっと大きい感じ


奥から外


13号
墳丘、石室正面


石室内部、かなり埋没、崩れかかっている


15号
上部を失い露出した石室、奥に仕切がある


(見学記)
村役場南東1km、谷状地形の奥まった場所にある県下最大級の群集墳です。かっては100基以上あったそうだが現存は20基程度。小さな工場?側の道路に説明板があるのでこれを見つけたらあとは比較的容易(と言っても絵地図だから分かりにくいが)。ここに13,14号があり13号で石室が開口しているが内部はかなり埋没している。道路反対側の林の中に13号の大きな墳丘がある。五間塚古墳で背の高い石室が開口している。すぐ脇には上部を失った石室が露出している。説明板前の道路を東に行くと右手に幾つかの墳丘が見えてくる。下からは石室は見えなかったが取りあえず上ってみたら9号墳の頂き辺りに石材が露出、かなり崩壊していると思ったが玄室内部は意外なほど残っていた。9号の手前で道を左に曲がると2,3号の割と大きな墳丘が並んでいる。共に石室が開口しているが3号は内部が埋没している。更に進んでいくと1号の七間塚古墳がある。県下最大クラスの石室だと言うことだが下部がやや埋まっているせいかそれ程大きくは感じられずちょっと残念だった。県史跡
(追記)HP「古墳とかアレ」によると3号の玄室は埋没しておらず完存しているそうです。でも入室には相当の覚悟が必要みたい。

野田古墳群

愛媛県今治市(旧朝倉村)2002年5月訪問

1号
円墳
横穴式石室
位置:33°58′50″N 133°01′38″E (日本測地系)
   33.98385896 133.0246593(世界測地系)

墳丘、上の方に石室が開口


玄室、規模はそれ程大きくない


奥から外


2号
竹林に占領された墳丘


3号
右3号(多分)、左4号、4号は崩壊した石室が露出


4号
上から見た4号、古墳群は谷平野を望む丘陵斜面に立地


(見学記)
村役場南方1.4km、集落の南端の丘陵斜面にあります。墓地に向かって登っていくとかなり崩壊した墳丘が2基あり、これを右に見ながら登っていくと竹林の中に1号墳があります。墳頂に祠があり全体に竹が密生、石室が西側に開口していますが高い位置にあり墳丘はかなり小さくなっているのかもしれません。狭い入り口から入っていくと細長い玄室がよく残っています。中にまで竹の子が生えていてなかには天井石まで達して頭が潰れているのもあった。すぐ西側にも2号墳があるが石材が僅かに見えている程度で石室は分かりません。各墳丘脇に表示板が立っているが案内表示や説明板は無し。

禰宜屋敷古墳群

愛媛県今治市(旧朝倉村)2002年5月訪問、2007年2月再訪

6基

1号
円墳
横穴式石室
位置:33°59′57″N 132°59′47″E (日本測地系)
   34.00246691 132.99382841(世界測地系)

半分になった石室、参道建設の際半壊状態で発見された


右手が奥壁側


よく崩れず残っているもんだ


(見学記)
牛神古墳からやや戻って溜め池辺りから南西方向に多岐宮神社を目指していく。神社やや手前の赤い鳥居の脇に半壊状態の石室が露出している。側に宮司さんがいたのできいたところによるとここは元々畑で参道建設の際、石室を発見、当時から既に半分しか残っていない状態とのことでした。

根上松古墳(一本松古墳)

愛媛県今治市(旧朝倉村)2002年5月訪問

円墳
位置:34°00′10″N 133°00′33″E (日本測地系)
   34.00607785 133.006605(世界測地系)

墳丘


(見学記)
役場から北西に1.8kmほど細い道を行くと県道と交わる少し手前にある。標柱では一本松古墳となっているが詳細は不明。

妙見山古墳群

愛媛県今治市(旧大西町)2007年2月訪問

前方後円墳1、円2
墳丘復元整備、公園内に保存

1号(妙見山古墳)
前方後円墳、TL65,R36
竪穴石室2
後円部石室6.7×1.1×0.9m
前方部石室3.7×0.8m
位置:34°03′20″N 132°56′01″E (日本測地系)
   34.05884822 132.93105504(世界測地系)

復元整備された墳丘、尾根先端眺めのよい場所に立地


前方部から後円部、前方部竪穴石室はパネル展示、階段脇の入り口が粘土槨展示室


後円部から前方部、前方部はかなり短い、左奥に2号


後円部粘土槨、現地に展示室を造って公開、ガラス越し水滴でよく見えなかった


後円部麓にある箱式石棺、前方部端にもある(位置だけ表示)


後円部竪穴石室天井石


前方部竪穴石室天井石、覆い屋を架けて保存公開


2号
割と大きな墳丘が残る


3号
低平な墳丘


(見学記)
大西町宮脇、藤山健康文化公園内にある前方後円墳で墳丘が復元整備されています。国道196号に公園の案内表示があるのでそこを曲がって行くが駐車場がかなり奥にあり分かりにくい。駐車場からも案内があり登りはじめてすぐ右手に蒲鉾屋根の覆い屋に保存された竪穴石室の天井石が2基あります。後円部と前方部のもので長さ6mくらいとかなり長い。更に登っていくと尾根先端に気づかれた妙見山古墳にたどり着きます。全長55mの前方後円墳で前方部がやや短い。復元は墳丘を整備し各段裾の葺石や埴輪の模型を並べています。後円部に粘土槨がありガラス越しに見学できるようになっていますがここでも水滴に邪魔された。前方部の竪穴石室は埋め戻してパネルで展示されています。他に後円部裾に箱式石棺を展示、前方部端の箱式石棺は位置だけ表示されています。後円部からは下の平野や海が一望できいかにも支配地を睥睨した前期前方後円墳を思わせます。前方部隅に接するように2号があり結構大きな墳丘が残っています。すぐ側には3号もあるがこちらは低い墳丘がある程度。県史跡。

樹之本古墳

愛媛県今治市 2002年5月訪問

円墳、5C
位置:34°00′01″N 133°00′40″E (日本測地系)
   34.00357822 133.00854927(世界測地系)

二重周溝を持つ墳丘


(見学記)
県道に出て少し南に戻ると水田の中に墳丘がある。上部はかなり削平されているようだがここも詳細は不明
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