宿地古墳

香川県多度津町 2010年2月訪問

横穴式石室、玄室長5,幅2,高2m(目測値)
位置:34°15′21″N 133°44′53″E (日本測地系)
   34.25911157 133.74541938(世界測地系)

丘陵麓近くに立地、上に祠が乗る


石室開口部


羨道、埋まっていたかもしれない


巨石を使った玄室


奥壁と天井石


巨石2枚の天井石


奥から外、両袖式


露出した天井石


(見学記)
多度津町青木、県道21号と216号が交わる青木交差点西方100m辺りにあります。丘陵麓近くの南斜面に構築されていますが封土はかなり流失し天井石が露出形も分からなくなっています。東向きに石室開口、羨道玄室とも良好に残っていますが羨道はかって埋没していたようで土砂を掘りだした跡が残っています。巨石を使った玄室完存、長さ5m幅高さとも2mくらいでしょうか。袖石を立てた両袖式で奥壁は上部が丸くなった巨石の鏡石を据え上部に小形石材を積んでいます。天井石も2枚でかなりの巨石です。水脈でもあるのか床面が粘土質の泥でかなり滑りやすいので注意が必要(危うくカメラを持って手の方で地面をつきそうになったよ)。21号から降りていく階段があります。墳丘上の祠が目印。西側に駐車スペース有り。

向井原古墳

香川県多度津町 2010年2月訪問

横穴式石室
位置:34°14′35″N 133°44′11″E (日本測地系)
   34.246335 133.73375416(世界測地系)

ビニールハウスの中に残る墳丘


石室正面、羨道幅が狭い


小形石材を積み上げたドーム状玄室


奥壁


天井部


奥から外、両袖式、床面にしきみ石がある


(見学記)
盛土山古墳南西方向丘陵北端斜面にある古墳です。北側道路に案内表柱が立っていてそこから入って行くけどビニールハウス内にあるので家の方に挨拶した方がいいでしょう。農作業時も遠慮した方がよさそうで結局訪問は冬季に限られるかな。墳丘は地形の僅かな高まりを利用しているようで割と残っています。石室は珍しく北向きに開口、羨道はかなり破壊されていて幅が狭い。玄室は完存、背が割と高く袖石を立てた両袖式、側壁奥壁とも小形の石材を積み上げたドーム状、天井石は3枚。これでよく残った物だと感激しますね。麓を巡る道路が割と広いので短時間なら駐車可。町史跡。

盛土山古墳

香川県多度津町 2010年2月訪問

円墳、R75、5C末
位置:34°14′42″N 133°44′23″E (日本測地系)
   34.24827931 133.73708711(世界測地系)

平野に大きな墳丘が残る


北東から


現状2段築成、右遠方矢印の場所に向井原古墳がある


南西から


向原古墳辺りからの遠望


(見学記)
多度津町奥白方、丘陵からやや離れた平野部に径75mの大きな墳丘が残っています。多少改変されているかもしれないが現状では2段築成、ほぼ裸の状態で廻りに障害物もなくぐるっと回って観察できます。その分時間がかかるけど。二重周溝を持つそうだが周囲の畑は耕地整理されているようで地形には全く反映されてないようだ。県史跡。
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