吉岡神社古墳

香川県丸亀市 2002年4月訪問
前方後円墳

画像無し

(見学記)

青ノ山南側麓に細長く突き出た尾根上にある古式の前方後円墳です。社殿背後に墳丘があり割と形が残っているが写真を撮っても全く分からない状態なので未掲載。

快天山古墳

香川県丸亀市(旧綾歌町)2002年4月訪問

前方後円墳、TL100,R65、前期
石棺3基
位置:34°14′11″N 133°53′37″E (日本測地系)
   34.2396695 133.89096284(世界測地系)

前方部隅から後円部


刳抜式石棺、後円部頂きに3基露出している
(追記)現在埋め戻されて見学できないそうです。


(見学記)
町役場北東1.4km、小さな住宅地の東側尾根上に構築された前方後円墳です。尾根を整形して作られたと思われる墳丘は保存状況もよく堂々とした墳形、北側に伸びる前方部は先端が道路で切断されているのか元々なのか不明ですがそれ程長くはありません。後円部頂きに刳抜式舟形石棺が3基露出、共に蓋石が僅かに覗いている状態ですが丸みを帯びたかまぼこ型の状態がよく分かります。前方部にトレンチの跡があった。現説が行われたようで北側の道に案内板があったが矢印があさっての方向を向いていておかげで古墳を探すのに一苦労、大回りをしてしまった。

陣の丸古墳群

香川県丸亀市(旧綾歌町)2002年4月訪問

前方後円墳2、方墳1
1号:TL38、2号:TL31、3号:L11
位置:34°15′17″N 133°53′50″E (日本測地系)
    34.25800077 133.89457322(世界測地系)
西側からの眺め、手前より2号前方部、3号、1号、細長い尾根に3基並ぶ、前方部が共に中央の方墳に向いている


東側からの眺め、遠方に讃岐富士が見えている


1号


(見学記)
快天山古墳北方2km、細長い尾根を利用して構築された前方後円墳2、方墳1からなる古墳群です。なんと言っても最大の特色はその配置、中央に小さな方墳(3号)、東西に前方後円墳、しかも前方部を互いに方墳の方に向けているというユニークさです。まるで子供を見守る両親のよう。ほぼ現状のまま公園となっていますが、公園らしい設備は何もありません。そのほうがいいけどね。遠くに讃岐富士の秀麗な姿が見えているのが印象的でした。県史跡。

地獄谷古墳群

香川県丸亀市 2010年2月訪問

横穴式石室
位置:34°16′24″N 133°53′31″E (日本測地系)
   34.27661028 133.88929522(世界測地系)

遠望、右奥に見えるのが高松自動車道


割とよく残る墳丘、手前側に石室が開口しているのだが


墳頂部に天井石露出


隙間から見た玄室内部


平石を積み重ねた奥壁


奥から外、両袖式


〃縦位置ストロボ無し


かなり埋まった羨道


線刻???


(見学記)
丸亀市飯山町東坂元、坂出市側から県道18号を南下、高松自動車道下をくぐって100m程、西側水路を越えた民家裏手にある古墳です。山裾の谷出口辺りに構築された墳丘は割と残っている。南向きの石室は殆ど見えませんが墳頂部に天井部が一部露出玄門上辺りから入ることが出来ます。ただ激狭なので体格制限有り。奥壁側壁とも平石状の石材を積み重ねた玄室は割と背が高いがそれ程巨大な石室ではありません。羨道もよく残っていますがかなり埋まっています。玄門は両袖式ですがここも左右で袖幅が随分異なります。一部の石材に線刻があったけど多分悪戯だろうな。入るときは足がかりが分からないのでおっかなびっくりで入っていったけど出るときは足がかりが分かるので楽に出られます。

青ノ山古墳群

香川県丸亀市 2002年4月訪問

9基、山頂に5基、山麓に4基

1号
方墳、L9,H2.5、6C末~7C初
横穴式石室、全長6m
位置:34°17′51″N 133°49′30″E (日本測地系)
   34.30077406 133.82235476(世界測地系)
石室斜め前より、墳丘は殆ど流失、山頂やや南側にある


石室正面


玄室


奥から外


3号
円墳、R15、6C後半
位置:34°17′32″N 133°49′20″E (日本測地系)
   34.29549685 133.81957751(世界測地系)
南西麓にある復元墳丘


5号(?)
横穴式石室
石室開口部、山頂近くの駐車場上にある


小型の玄室


奥から外


6号
L字型石室、羨道長2.4m、玄室長軸2.2,短軸1.4m
位置:34°17′25″N 133°49′32″E (日本測地系)
   34.29355261 133.8229106(世界測地系)
石室斜め前から、8号と共に県内で2基しかないL字型石室


玄室、左側が羨道


右が玄室、左が羨道


7号
円墳、R25
横穴式石室、全長9.9m、玄室長3.9m
位置:34°17′22″N 133°49′34″E (日本測地系)
   34.29271936 133.82346614(世界測地系)
移築された石室、工事で玄室が破壊、少し短くなっているようだ


8号
円墳、R13
L字型石室、羨道長4m、玄室長軸2.5,短軸1.8、高1.6m
位置:34°17′48″N 133°49′29″E (日本測地系)
   34.29994082 133.82207705(世界測地系)
石室正面、天井部壊失


石室斜め前より


石室背後から、L字型の様子がよく分かる


斜め後ろから


(見学記)
讃岐平野によくある円錐型の孤立峰の一つ青ノ山山頂や麓に分布する古墳群です。まず南側の墓地に行くと駐車場脇に7号墳の石室があります。移築された物で石室上部はなくただ石を並べたような状態、なんでも不用意な工事で玄室が破壊されたそうで実際玄室部もかなり短くなっているようです。すぐ側に須恵器を焼いた穴窯が保存されていますが最初はこちらが古墳かと思った。側の配水塔の上に斜面に6号墳があります。墳丘は流れ去り石室上部も失われていますが珍しいL字型石室です。ここから更に頂上を目指して登っていく。頂上近くに駐車場があります(ここから眺める讃岐富士が最高)。階段道を登っていくと右手に5号?の石室が開口、小さな玄室が残っています。実はこれは入り口部分が草茫々で最初登るときは気づかず降りていくときに何となく墳丘らしい盛り上がりがあるので気づいた。頂上は公園となっていて最高部よりやや南側に下った場所に1号墳があります。珍しい方墳ですが墳丘は殆ど流れ去り石室が露出、内部はそれ程大きくない。宇多津町との境界上にあり町の史跡となっています。古墳整備の話があるそうだが両者の調整が難しいだろうな。ここからやや南側生け垣に囲まれた場所に8号があります。ここも天井石は壊失していますが珍しいL字型石室、6号より大きく、県内でもこのタイプはここの2基だけ。今まで幾つもL字型石室を見てきましたが殆ど奥行きのあまりない副室程度、こんなにはっきりしたL字型石室は始めてみました。それにしても何のためこのような構造にしたんでしょうね。帰りは同じ道を通るのも芸がないので別の道を通ってみたら南西側の麓近くで3号墳を発見、復元墳丘が見えるだけでしたがちょっとしたおまけでした。
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