吉田1号

香川県三豊市(旧財田町)2010年2月訪問

円墳、R15
横穴式石室、全長5.25m、玄室長2.8,幅0.95-1.5,高1.6m
位置:34°06′55″N 133°44′58″E (日本測地系)
   34.11857274 133.74681243(世界測地系)

移築復元された墳丘


石室正面、手前の石組みは関係なさそう


丸みを帯びた石材を積んだ側壁


側壁に埋め込まれた袖石


〃反対側


玄室(縦位置)


鏡石を据えた奥壁


奥から外、無袖式


(見学記)
三豊市財田中、ゴルフ練習場建設で開発地内にあった5基の内1号が高津神社北側に移築復元されています。神社入り口辺りに説明板がありますが場所が道路下なのでうっかりすると見逃しそう。羨道は上部が壊失していますが玄室完存、持ち送りの殆どない側壁は丸みを帯びた自然石を積み所々に花崗岩割石を詰めています。奥壁も下部に鏡石を据え飢えに丸石を積み重ねています。無袖式だが側壁に袖石を埋め込んで羨道と玄室を区別しているようです。天井も羨道側が一段下がっている。

山辺古墳

香川県三豊市(旧山本町)2010年2月訪問

横穴式石室
位置:34°06′44″N 133°43′20″E (日本測地系)
   34.1155172 133.71959332(世界測地系)

神社境内に移築された石室、基部しか残っていない


床面に敷石、片袖式のようだ


真後ろから


奥壁背面が自然のままのようだ


(見学記)
三豊市山本町辻、辻小学校北側にある菅生神社境内に石室が移築されています。基部しか残っていませんが側壁は薄い石、奥壁も残っているのは1枚石だがこれも大きさの割に薄い。本来見えない背後部分が丸みを帯びた凸凹状態で自然石をそのまま使用したんでしょうか。床面には羨道まで敷石が敷き詰められその形から片袖式のようです。境内に駐車可。市史跡。

宗運寺古墳

香川県三豊市(旧山本町)2010年2月訪問

横穴式石室、玄室長6,幅1.6,高2m
位置:34°06′53″N 133°44′33″E (日本測地系)
   34.11801713 133.7398688(世界測地系)

石室正面、内部は土嚢で埋戻し


石室図(説明板より)


(見学記)
三豊市山本町財田西、宗運寺境内にありますが石室は土嚢で埋め戻されていて、前に説明板と標柱が立っているだけ。古墳犬が非常にうるさい、わざわざ来る所でもないけれど。寺駐車場有り。市史跡。

吉吾鼻古墳

香川県三豊市(旧詫間町)2010年2月訪問

方墳、中期
位置:34°14′29″N 133°37′11″E (日本測地系)
   34.2446684 133.61709902(世界測地系)

海に突き出た小さな岬上に立地


手前の溝は古墳と関係なさそう


上記と反対側から


少し離れた場所にある箱式石棺、長さ2.5mと長い割に幅が狭い、手前がやや幅が広くなる


(見学記)
三豊市詫間町積、詫間湾北側に小さく突き出た岬上にある古墳です。小さな墳丘が残っていて中期の方墳だそうだが現状ではそれ程方墳らしくは見えない。少し離れた場所に箱式石棺が露出、長さは2.5mだが幅が極狭い。南側が少しずつ幅広になっている。説明板に墳丘から9m程離れていると書かれているがこの場合1m単位の数字なんて必要ないんだけどな。それより墳丘規模とか石棺の幅とか書いてくれる方が余程よかった。市史跡。

石舟古墳

香川県三豊市(旧高瀬町)2010年2月訪問

2基からなる古墳群だが名称は石舟古墳

石舟1号
横穴式石室
位置:34°10′38″N 133°47′14″E (日本測地系)
   34.18050945 133.78458426(世界測地系)

広域農道から見た様子、1号が見えている


左1号、右2号


石室正面


羨道


玄室、基部に大型の石を据えている


奥壁、鏡石を据え平石を三段重ねる


奥から外、両袖式、まぐさ石も一部欠けているかも


羨道奥から、天井石が割れて危険な状態


石舟2号
横穴式石室
1号すぐ背後にある、建物でだいぶ削られているようだ


開口部


幅の狭い羨道


やや持ち送りのある玄室


玄室(縦位置)


奥壁、最上部に大型の石材を積んでいる


奥から外、両袖式、右側壁がややせり出しているかも


羨道奥から


(見学記)
三豊市高瀬町上麻、広域農道沿いにある2基からなる古墳群ですが名称は石舟古墳となっています。石舟バス停の側に案内板があり1号が見えているが側の倉庫のような白い建物の方が目印になりそう。手前の1号は羨道は状態が悪く天井石が大きく割れているなど状態はよくないが玄室完存、両袖式で基部に大型の石を据えやや持ち送りして積み上げています。奥壁も鏡石を据え上に三段積み重ねている。すぐ背後に2号、こちらは羨道の幅が随分狭いが玄室はほぼ同じ規模、奥壁は最上部に巨石を積んでいるのがちょっと変わっている。建物で墳丘西側がかなり削られていてそのせいかどうかは分からないが側壁が少しせり出してきているようだ。1,2号のどちらが先に構築されたかは分からないが2号は南側1号の方に石室が向いていて随分窮屈な感じがしますね。反対側バス停側のため池側に駐車スペース有り。市史跡。

延命古墳

香川県三豊市(旧豊中町)2010年2月訪問

横穴式石室
位置:34°08′09″N 133°42′58″E (日本測地系)
   34.13912556 133.71348153(世界測地系)

延命院境内にある墳丘


石室正面、東向きに開口


玄室


モザイク状に積んだ奥壁


奥から外、片袖式


〃(縦位置)


(見学記)
三豊市豊中町上高野、高速道路東側にある延命境内にある古墳です。低い丘陵上に立地、墳丘は廻りに墓石が立ち並び上にも石塔が建っている。東向きに石室開口、片袖式の石室は良好に残っている。やや持ち送りのある玄室は基部に大型石材を据え上に石材を積み重ねている。奥壁も同様の積み方です。朝方訪れたので朝日がまともに玄室内に射し込み明暗差が大きくて撮影がしづらかった。南側麓に駐車場有り。市史跡。
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