大山古墳群

愛知県小牧市 2010年3月訪問

1号
横穴式石室、玄室長3.4,幅1.4m(凡そ)
位置:35°19′00″N 137°00′17″E (日本測地系)
    35.31987903 137.00175281(世界測地系)
尾根頂部に天井を失った石室露出


玄室、巨石の奥壁が残る


玄室後方から


斜め後ろから


3号
横穴式石室
位置:35°19′16″N 137°00′09″E (日本測地系)
    35.32432299 136.9995304(世界測地系)
天井石を失った石室露出


1号に比べてずっと小形


小形の鏡石を据えた奥壁


奥から外、片袖式


袖石が側壁に埋め込まれている


玄室後方から、やや胴張り


側壁


(見学記)
小牧市大山篠岡大山、ふれあいの森内にある古墳群です。南側麓にある老人ホーム東側から曲がりくねった道を登っていきます。ため池を過ぎてから200mくらい左手丘陵頂部に1号があります。目印が全くなく分かりにくいですが獣道の痕跡がありますからこれが分かれば頂部までは比較的楽に行けます。上部を失った石室が露出、天井石が1枚玄室内に倒れかかっています。玄室長3.4m程、硬い頁岩を使った石室で奥壁は三角状の巨石が残っています。更に登っていて大山廃寺を過ぎて400m程道が広くなって駐車できる場所があります(道路も行き止まり)。林の中のハイキングコースに入ってすぐ左側に上部を失った石室が露出、これが3号です。全体に小形石材も小形で玄室はやや胴張り、1号とはイメージが随分違いますが奥壁に小型ながらも三角形状の鏡石が使われているのが似ていると言えば似てる。玄門右側に壁面に埋め込むように柱状の袖石がある。
登り口辺りにあった公園案内板に北新池古墳が載っていたが案内図の道路と現実の道路との対応がまるで分からず、見つけられなかった。石室は埋め戻しているようなのでいいけどね。

岩屋古墳

愛知県小牧市 2006年3月訪問、2010年3月訪問

円墳R30、6C末~7C初
横穴式石室、全長7.4m、玄室長3.8,幅2-2.2,高2.2m
巨石を使った石室が露出


石材が抜かれトンネル状になっている


石室内部、状態は極めて悪い


露出した天井石、1枚がひっくり返って玄室に落下


(10年)
 位置:35°18′37″N 136°56′16″E (日本測地系)
    35.31321114 136.93509268(世界測地系)
移築復元された墳丘、元は丘の向こう側にあった


石室正面


羨道、石材一部補充


羨道から玄室


巨石の鏡石を据えた奥壁


天井隙間から撮影、両袖式


天井石を露出した状態で復元、左側の石に矢穴の跡が残る


元の様子(説明板より)


(見学記)
(2006年)
小牧市岩崎、杲洞寺本堂西側の竹林の中にある古墳です。墳丘は殆ど流失し巨石を使った石室が露出、天井石の1枚が玄室内に落下し側壁も一部が抜けているなど状態は非常によくない。OBITOさんの言う怪しい説明板はなかったみたい。撤去したかな。

(2010年)
石室が移築復元されたというので行ってみました。元の場所から丘を超えた北側、いわざき授産所建物の西側にあります。墳丘は天井石を露出させた状態で復元されています。玄室には柵があって中には入れません。一部石材を補充しているんでしょうが元の状態を知っている身としてはこんな立派な石室だったかと驚きを感じざるを得ません。以前は太い竹が生えていたし内部も大分埋まっていたからな。天井石に割ろうとした矢穴の跡が残っていますが名古屋城築城の際のものだそうです。むしろ何故途中で止めたんでしょうね。これを見せるために天井石を露出させているんでしょうか。赤っぽい石の方は補充かな。
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