炭焼平古墳群(炭焼古墳群)

愛知県豊川市(旧一宮町)2003年3月訪問

40基以上、現存5基

4号
前方後円墳、TL34,R27,RH1.4,FW17,FH0.8
横穴式石室、全長7.6m、玄室長4.2,幅1.4,高1.9m
位置:34°52′30″N 137°26′20″E (日本測地系)
    34.87827991 137.43589032(世界測地系)
果樹園の中に保存されている、墳丘は下部しか残っていない


外護列石だろうか、後円部の方ははっきりしない


後円部石室、くびれ部辺りに入り口がある


上部を失った石室、随分細長い


玄室


後方から、ここだけ見ると竪穴石室のよう


15-18号
低い墳丘が4基並んでいる


(見学記)
県道21号沿いにあるが少し高い場所にあるため、説明板が立っているにもかかわらず見逃してしまい付近を探す羽目になってしまった。ここにあるのは15-18号の4基、墳丘はすっかり低くなっていて説明板がないと見逃しそう。石室のある前方後円墳があるはずだが説明板には何も書かれていなくてまた探す羽目に。当然同じ尾根上にあるだろうと思って南北を探してみたら南側200m、案内表示があって果樹園の中に保存されていた。墳丘はすっかり低くなっていて前方部の輪郭に石が巡っている。外護列石かと思うが説明板には何も書かれていない。後円部の方は輪郭がはっきりしない。横穴式石室も上部を失って露出している。細長い玄室でくびれ部辺りに石室入り口がある。40基以上という古墳群の内残っているのはこの5基だけ。県史跡。
しかしこんなとこに案内表示を付けるのならもっと見つけやすい15-18号の交差点辺りにでも設置して欲しかった。多分4号を見逃す人もいると思う。

御津舟山古墳

愛知県豊川市(旧御津町)2003年3月訪問

前方後円墳、TL38,R22,RH4,FW16,FH3、6C中
位置:34°49′24″N 137°19′24″E (日本測地系)
    34.82661445 137.32034624(世界測地系)

墳丘図(説明板より)


墳丘側面、道路際にあるがビニールハウスの陰になって気づかないかも


前方部後方から、周囲が少し削られているが全体に良好


後円部正面


後円部から前方部


(見学記)
穴観音古墳に行く途中、御津高校への案内標識がある道の側にあるのに見落としてしまった。全く裸の状態なのにビニールハウスが邪魔をしていたようだ。墳丘は周囲を少し削られて崖状になっているが全体に良好、つい最近墳丘に生えている樹木を伐採したようでなにか整備の計画でもあるんだろうか。町史跡。

旗頭山尾根古墳群

愛知県豊川市(旧一宮町)2003年3月訪問

現存24基

分布図:(説明板より)


全景:(南西より)


14号
現状では大半がこのような低平な状態


17号
全ての古墳で側に標柱が立っている


19号
19-24号は積み石塚、石室が2基あるようだ


石室


23号
石室


24号
 位置:34°51′31″N 137°27′35″E (日本測地系)
    34.86189322 137.45672212(世界測地系)
現状では最高位置にある、この先は採石で崖になっている、奥にあった26号は新城市に移築


石室


24号から見た尾根下方、平野が一望できる


移築石室26号はこちらから

(見学記)
現豊川市金沢町新屋敷、新城市との境界をなす東西に伸びる尾根上に分布、現存24基で個々の古墳も両自治体に分かれています。南側に町営墓地がありそこから入っていけます。尾根下の方は低い墳丘が残る程度で側に標柱が立っていないと分からないほどですが上に行くほど墳丘がある程度残り一番上辺りの19-24号は積み石塚らしい姿も見せていて19,23,24号で石室らしい石組みが見えています。もっとも積み石塚なのか自然石の散乱か分かりにくい面もありますが。19号は分布図を見ると二つの墳丘が接しているようで石室も2基あるように見えます。現状で一番上にあるのが24号、この先は山ごとごっそり削られ高い崖になっています。ここにあった積み石塚の26号は新城市桜淵公園青年の家駐車場に移築されています。県史跡。

船山1号

愛知県豊川市 2003年3月訪問

前方後円墳、TL96,R50,RH6.5,FW56,FH5.6、5C
位置:34°50′09″N 137°20′00″E (日本測地系)
    34.83911365 137.33034455(世界測地系)

墳丘図(説明板より)前方部と後円部の両端が大きく削られている


道路に削られた前方部、案内表示がなければただの崖と思うかも


前方部隅にある円筒埴輪棺、レプリカのような気もするがガラスケースに入っている


(見学記)
名鉄国府駅北東300m、道路脇に崖面が露出していますがこれが削られた前方部の端、案内表示がなければ気づかないかもしれない。墳丘の高まりは割と残っていますが後円部も大きく削られている。道路反対側に説明板がありここに円筒埴輪棺が展示されています。随分きれいなのでレプリカだとは思うがガラスケースに入っている。この辺りが前方部の隅で墳丘がいかに大きく削られているかが分かります。市史跡。
それにしてもこの地域は船山(舟山)の名前がついた古墳が幾つもあって混乱しそう。

舟山古墳群

愛知県豊川市(旧一宮町)2003年3月訪問

2号
前方後円墳、TL42,R21,RH3.3,FW24,FH3
横穴式石室、玄室長2.5,幅2,高2.3m
位置:34°51′33″N 137°25′40″E (日本測地系)
    34.86244802 137.42477992(世界測地系)

前方部隅から後円部、周りに2基の円墳がある


後円部石室、小型の河原石を積み上げた古式な横穴石室


玄室奥壁


石室後上から


側壁


4号?
2号北側300mに2基ある


5号?


(見学記)
南北に伸びる細長い丘陵上にあるがこういう場所はまず丘に登っていく道を見つけるのが先決。麓を巡りながら探していると北側で古墳状の高まりを発見、幸いそれ程高い丘ではなく下草もあまり生えていなかったので無理矢理上ってみると2基の古墳があったが前方後円墳ではないようだ。丘の上も道はないが歩くのもそれ程困難ではないので古墳を探しながら行くと丘の南端に目的の前方後円墳舟山2号墳があった。墳丘は割と良好だが後円部の横穴式石室は盗掘で天井部を失って露出していた。小型の川原石を積み上げた正方形に近い平面型でその割りに背が高く古式の横穴石室だそうだ。前方部側にも2基の古墳があった。ここまで来るとやっぱりというか案の定というか、下から登ってくる道があった。下りてみると一宮町文化会館に出る。一度この前を通っているのにこの山道には気づかなかったよ。

穴観音古墳

愛知県豊川市(旧御津町)2003年3月訪問

円墳、R20,H3.5
横穴式石室、全長8m
位置:34°49′46″N 137°18′55″E (日本測地系)
    34.83272467 137.31229111(世界測地系)

御津高校背後に公園として保存


前室かな


玄室、奥壁に細長い巨石が使われている


奥から外


前室、奥から


(見学記)
御津高校裏にあるというので行ってみたら学校周りの道に大勢の人が歩いている上に臨時駐車場までできている。これは現説でもやっているのかなと帰りがけの人に聞いてみたらなんでも地元の新聞に桜の穴場として紹介されたとのこと(当時はまだソメイヨシノは満開前)。あまり人が写っている古墳は撮りたくないので私にとってははた迷惑な話だがこれも致し方なし。でも古墳の前でフィルムを装填しようとするとカメラが故障した。唖然呆然オテアゲ~。修理している暇はないので翌日カメラを買い換えて(幸い同じ型番の中古品があったラッキー)再訪。まだ花見客は多かったけど幸い石室の中まで入る人は少なかったのでさっさと写真を撮って退散。と思ったら後で石室をじっくり観察していなかったぞ。写真を見直すと羨道を失った複室石室のようだが、後の祭りでした。多分史跡。
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