八遠古墳

愛知県豊田市 2006年3月訪問

円墳、R20,H2.5-3
横穴式石室、全長9.45m
位置:35°08′33″N 137°08′22″E (日本測地系)
    35.14212795 137.13952347(世界測地系)

浄化センター建設でその前の公園に移築復元


羨道上部を失うも他はよく残る


大きな玄室


奥壁


(見学記)
東畑1号東方1.2km、保見ヶ丘団地南端にある保見浄化センターの建設に伴い移築されました。建物北側が公園のようになっていてその中にあります。径20mの円墳で石室全長は9.45m、羨道天井部は失われていますがこの地域では大型の玄室は完存しています。玄門に柵があって中に入れず浄化センターの人に頼んで開けて貰おうと思ったらどうやら現在は無人になっているようです。

八柱神社古墳

愛知県豊田市 2002年3月訪問

帆立貝式、R33,RH5.5,FW10、5C
位置:35°04′42″N 137°10′28″E (日本測地系)
    35.08158123 137.17146626(世界測地系)

墳丘北側、右手に短い前方部がある


(見学記)
南側と墳頂に社殿がありかなり改変されているが大きな墳丘が残っている。北側に周溝の跡が僅かに窪んだ状態で残っている。隣に縄文~鎌倉時代の曽根遺跡があり公園として整備されている。川のすぐ側だがこの付近が僅かな高まりとなっていてやはり住みやすかったんでしょうか。市史跡。

上ノ段古墳

愛知県豊田市 2006年3月訪問

6C中
横穴式石室、全長5.6m、玄室幅1.9m
位置:35°09′15″N 137°09′55″E (日本測地系)
    35.15740415 137.16229759(世界測地系)

猿投中学校に移築


石室基部しか残っていない


奥壁は大きさの割にかなり薄い


(見学記)
豊田市加納町東股、猿投中学校に石室が移築されています。全長5.6mですが基部しか残っていません。奥壁の鏡石に大型石材が使われているが大きさの割に薄い石材です。石室が露出していないとこういった様子は分かりませんがこのような例は結構多そう。

豊田大塚古墳

愛知県豊田市 2002年3月訪問

円墳、R30,H4.5、5C末~6C初
横穴式石室、全長8.7m、玄室幅1.7-2.7,高1.5m
位置:35°02′32″N 137°10′08″E (日本測地系)
    35.04575162 137.16563567(世界測地系)

石室保護施設


上部を壊失した石室、手前が閉塞石


(見学記)
周囲をマンションや住宅地に取囲まれ古墳の周囲だけ林となって残っている。墳丘上部はかなり削られ石室が露出、保護施設の中に納められています。中を覗くと石室上部がすっかり失われていてちょっとがっかりでした。それにしてもここのような街中の古墳は地図上の位置ははっきりわかるのに古墳の場所を探すのは結構大変で疲れます。県史跡。

六部塚古墳

愛知県豊田市 2010年3月訪問

円墳、R10
位置:35°05′29″N 137°11′48″E (日本測地系)
    35.09463553 137.19368492(世界測地系)

墓地内にある


石室石材?


(見学記)
豊田市市木町日影、浄泉寺墓地内にある経10m程の古墳です。側に説明板が立っているから分かるけどなければ探すのに苦労しそう。頂部に石材が露出しているが石室のかどうかは不明。平井大塚もそうですが偶々地図に載っているのを見つけて訪問してみましたがわざわざ来るほどのものでもなかった。

根川古墳

愛知県豊田市 2006年3月訪問

前方後円墳、TL4,50
位置:35°08′01″N 137°08′38″E (日本測地系)
    35.13685082 137.1409123(世界測地系)

後円部、前方部は山道で切断されている


(見学記)
南に小さな谷中平野を望む丘陵南端に立地。くびれ部を山道が通っていて後円部と前方部が切断されている。前方部は独立した古墳のようでそのせいか盗掘を受けている。側に立派な石碑が建っているが説明板の類は一切無し。こういう例は時々見かけますが石碑に金をかけるくらいなら説明板の方も設置して欲しい。

馬場瀬古墳群

愛知県豊田市 2010年3月訪問

8基現存7基

2号
神社社殿背後にある


墳丘残るも頂部凹む


3号
あるかなきかの墳丘


4号
記念碑脇の墳丘


4号から見た5-8号


5号
石材が露出


6号
低い墳丘が残る


7号
低い墳丘一部石材露出


8号
円墳、R18,H3、7C前半
横穴式石室、全長7.1m、玄室幅2.1,高2.4m
位置:35°06′51″N 137°11′41″E (日本測地系)
    35.11741051 137.19173987(世界測地系)
良好なのはこれのみ


石室正面、前部破壊


玄室開口部


胴張りの玄室


〃(縦位置)


側壁上部にやや大きな石が使われている


奥壁、元は1枚石か


奥から外、袖石を立てた両袖式


〃(縦位置)


(見学記)
豊田市馬場瀬、矢作川を西に望む高台に築かれた8基(現存7基)からなる古墳群です。国道153号平戸橋を西に渡って大きく右カーブした右手高台の住宅地に登る急坂を登っていき住宅街を突き抜けて更に奥、急な道を下っていった行った辺りで現在整備され見学しやすくなっています。神社側にあるのが2号(1号は消滅)ではっきりした墳丘があります。更に南に行くと3号の低い墳丘、更に行くと4-8号が集中しています。8号以外は低い墳丘と石材が僅かに見える程度で状態は良くありません。8号は経18m高3mの円墳で背後に周溝らしきものがあるから地山を削った上に盛り土をしたのかもしれない。南西側に石室開口全長7.1m、羨道は殆ど壊失していますが玄室完存、胴張りで柱状袖石を立てた両袖式です。奥壁は巨石を左右に並べているけどひょっとしたら1枚の巨石で真っ直ぐ縦に割れ目があるのかもしれない。側壁はやや持ち送り中段より上にやや大きな石材を積んでいます。下段より下が地山で積み方を変えたのではないかと推定。ここは教えて貰っていたので奥まで入って行けたけど知らなかったら車ではとても入っていけなかったな。神社と集会所の間に広い駐車スペースあり。

京ヶ峰1号

愛知県豊田市 2010年3月訪問

横穴式石室
位置:35°05′20″N 137°11′43″E (日本測地系)
    35.0921358 137.19229631(世界測地系)

移築復元された古墳


石室は上部を失う


細長い石室


奥壁下部にやや大型の石材、他は小形


奥から外


(見学記)
豊田市京ヶ峰2丁目、前回発見できなかったので再訪、前回もすぐ近くまで来ていたのにな、と言ってもまず分かりませんね。場所は京ヶ峰ですが市木町10丁目の方から行ったほうがよさそうです。住宅地の南西隅から西の林の中に入っていく広い山道があり大きな石碑とアンテナの側に墳丘復元石室移築されています。羨道は基部のみ玄室も天井石を失っています。奥壁は基部にやや大きな石材が使われている他は小形の石材を積み重ねています。この辺りでよく見かける胴張りでなく細長い石室です。石仏が祭られているがこれは比較的新しそう。

口明塚古墳

愛知県豊田市 2010年3月訪問

円墳、R15,H3
横穴式石室、玄室長4,幅1.7-1.9,高2.3m
位置:35°07′41″N 137°12′12″E (日本測地系)
    35.13129773 137.20034932(世界測地系)

林入り口にある説明板と標識


墳丘正面


西向きに開口、羨道殆ど壊失


やや胴張りの玄室


 〃(縦位置)


縦長の石材を並べた奥壁、上に平石を積み重ねる


奥から外、袖石を立てた両袖式


(見学記)
豊田市御船町口明塚、東海環状自動車道側にある御船鉄工南側の林の中にあり入り口に説明板と標識が立っています。西向きに石室開口、羨道はほぼ壊失していますが玄室は良好に残っていて長4m、高2.3m。袖石を立てた両袖式でやや胴張り奥壁は巨石2枚を左右に並べて立て上に平石を重ねています。側壁もブロック状の石と平石を組み合わせています。
近くの移築石室滝1号は見つからず。

樫尾1号

愛知県豊田市 2010年3月訪問

円墳、R10、8C前半
横穴式石室、全長6.5m
位置:35°05′26″N 137°09′48″E (日本測地系)
    35.09380176 137.1603557(世界測地系)

資料館に移築復元


前庭がハの字状に開く


奥行きはあるが背の低い玄室


終末期の割には乱雑な積み方


奥から外、片袖かな


(見学記)
豊田市陣中町1丁目にある郷土資料館(無料)に石室が移築復元されています。8C前半の終末期古墳で石室前に前庭がハの字状に開いています。玄室長は6.5mありますが背が低く屈まないと入れない状態です。石材は全体に小形、伝統の胴張りの形式を残しています。資料館に駐車場はありませんが道路を隔てた北側の図書館に駐車場があります。
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