天狗谷2号

岐阜県各務原市 2006年3月訪問

円墳、R8
横穴式石室、全長6.1m、玄室幅1.5m
位置:35°25′52″N 136°54′37″E (日本測地系)
    35.43430776 136.90731316(世界測地系)

天狗谷遺跡公園として保存、右上の建物が登り窯覆い屋


石室正面、羨道は基部しか残っていない


やや胴張りの玄室、奥壁は1枚石


奥から外、玄門に柱状の袖石を立てる


(見学記)
御林古墳から清掃センター前を通って行くとT字路に突き当たります。その正面に天狗谷遺跡公園がありその中に保存されています。最初は公園らしきものが見あたらず変な場所に民家があるなと思っていって見たらそこが公園だった。民家らしきものは登り窯の保存覆い屋だった。古墳はそのすぐ下にあり石室が開口、羨道は基部しか残っていませんが玄室は完存、玄門部に柱状の袖石を立て奥壁も巨石の1枚石です。窯跡のせいでは無かろうが全体が黒っぽい。

手力雄神社境内古墳群

岐阜県各務原市 2006年3月訪問

1号
横穴式石室
位置:35°24′21″N 136°49′31″E (日本測地系)
    35.40903104 136.82232211(世界測地系)
石室正面


羨道


やや胴張りの玄室


奥から外、両袖式


2号
墳丘、石室正面、石室奥は埋まっている


3号
墳丘、右奥に2号


(見学記)
各務原西側に手力雄神社があり本殿の背後にあります。一番西側にあるのが1号墳、丘陵麓斜面をカットした墳丘です。南側に開口した石室も羨道玄室とも良く残っています。中に祠があるが見学可能、堅いチャートを使ったやや胴張りの玄室、奥壁も縦長の石を中央に据えています。東側にあるのが2号墳、石室入り口は開口していますが奥の方は埋まっているようです。この東側にも墳丘があるようでこれは3号かな。石室は見えない。1号が市史跡。

大牧1号

岐阜県各務原市 2006年3月訪問

円墳、R30、6C末
横穴式石室、玄室長4.5,幅2.5,高3.5m
位置:35°22′51″N 136°54′25″E (日本測地系)
    35.38403565 136.9039814(世界測地系)

整備された墳丘、石室前に前庭がある


下り坂になっている羨道、床面に扁平な石が敷かれている


背の高い大きな玄室


縄掛け突起のない精美な家形石棺


(見学記)
鵜沼大伊木町、木曽川沿いの低平な小丘陵上。丘の上に綾南小学校があり校門脇に古墳があります。入り口に柵があり資料館が管理しているそうだが鍵は小学校にあり電話して貰って見学させて貰いました。河原石を積み上げた石室前部は前庭で上り坂になっており、石室入り口から玄室へは下り坂になっています。床面には扁平な丸みを帯びた石が敷き詰められている。玄室は大型の石材を積み上げた背の高い構造、隙間には所々河原石を詰め込んでいます。玄室石材の荒々しさに比べて家形石棺のなんと精美なこと、蓋石棺身とも組合式で縄掛け突起はなく非常にすっきりとしています。柵はないけど石棺保護のため玄室は入室禁止です。市史跡。

二宮神社古墳

岐阜県各務原市 2006年3月訪問

横穴式石室
位置:35°24′08″N 136°56′21″E (日本測地系)
    35.40542337 136.93620007(世界測地系)

神社石垣に石室が開口


石室正面、羨道は壊失


玄室、左側が傾いて危険な状態


奥から外、両袖式


(見学記)
金蠅塚北西約1km、鵜沼西町の二宮神社境内にあります。墳丘は神社本殿の土台の埋まった感じで分からなくなり石室が石垣の中に開口、巨大な石が露出しています。羨道は壊失しているが玄室完存、大型の石材を使っているが左側の側壁がかなり傾いていて危険な状態です。

三井山古墳

岐阜県各務原市 2006年3月訪問

横穴式石室、現存長凡そ2.5m
位置:35°23′03″N 136°50′58″E (日本測地系)
    35.38736703 136.84648656(世界測地系)

山道脇に石室開口


石室正面


小型の玄室


(見学記)
航空自衛隊基地の西側に独立丘陵三井山があり、その山頂近くにあります。西側麓から登山道を5分ほど登ると何か変な穴があるなと思ったらそれが石室でした。墳丘は山道で半分ほど削られ石室も前部が破壊されているようです。奥行き2.5m、幅0.8mくらい人一人がやっと入れるほどの小さな石室です。三井山には他にも多くの古墳があったそうですが今残っているのはこれのみ。それ程高い山ではないが山頂からは眺望が非常によい。戦国時代の城跡も残っています。

狐塚石棺

岐阜県各務原市 2006年3月訪問

刳抜式家形石棺、長さ1.93,幅0.82m
位置:35°23′43″N 136°56′02″E (日本測地系)
    35.39847968 136.93092299(世界測地系)

住宅街の中に保存されている石棺


砂岩製のせいかかなり風食を受けている


石棺内部


(見学記)
衣装塚南方、JR鵜沼宿駅南側にある住宅地の中に保存されています。小さな祠と標柱が立っていてその脇に刳抜式家形石棺の蓋石が露出しています。砂岩で出来ているせいか表面はかなり風食されていて標柱がないと蓋石と気づかないかもしれない。割れ目からカメラを突っ込んで撮影してみると内部は石棺らしい姿を残しています。市史跡。
ここはOBITOさんのHPで詳しい所番地が書かれていたのでカーナビ任せで迷わず行けた。バイクの頃だったら手こずっていたかもしれない。

金蠅塚古墳

岐阜県各務原市 2006年3月訪問

円墳、R37,H6
位置:35°23′54″N 136°56′54″E (日本測地系)

    35.40153524 136.94536579(世界測地系)

大きな墳丘が残る


盗掘で墳頂部が窪む


(見学記)
鵜沼東町3丁目、住宅地の中の公園の一角に保存されています。径37mの大きな墳丘が残っていますが頂部に大きな盗掘坑があり窪んでてその廃土が一見帆立貝式の前方部のように見える。読みは”きんじょうづか”。市史跡。

衣装塚古墳

岐阜県各務原市2006年3月訪問

円墳、R52,H7、4C末~5C前
位置:35°24′06″N 136°55′56″E (日本測地系)
    35.40486771 136.92925639(世界測地系)

前期の大型円墳


(見学記)
二宮神社西方600mに空安寺がありその東側にあります。径52mの大型円墳で保存状況も良いが全体が樹木に覆われている。墳頂部に古い石仏や五輪塔墓石がありこのおかげで盗掘を免れたかも。県史跡。

御林古墳

岐阜県各務原市 2006年3月訪問

円墳、R10、7C
横穴式石室、現存長凡そ2.8m
位置:35°26′15″N 136°53′17″E (日本測地系)
    35.44069502 136.88509224(世界測地系)

県道脇にある古墳


石室開口部、羨道は壊失


小型玄室


奥から外、片袖式


(見学記)
船山北古墳群から清掃センター方面に向かうとセンターの1kmほど手前、県道脇に標柱が立っていてすぐ上に石室が開口しているのが見えます。墳丘は道路で削られ羨道も壊失していますが玄室完存、奥行き3mほどの小型玄室です。読みは”ごりん”。市史跡。

船山北古墳群

岐阜県各務原市 2006年3月訪問

工業団地内に3基保存復元

1号
円墳、R13、7C中~後半
横穴式石室、全長3.09m
位置:35°25′27″N 136°53′41″E (日本測地系)
    35.42736392 136.89175851(世界測地系)
石室正面、玄室は閉鎖


2号
円墳、R14、7C中
横穴式石室
天井石を失った石室


玄室


3号
円墳、R11
横穴式石室
石室正面


無袖式玄室、天井が一段高くなっているようだ


(見学記)
須衛町の工業団地内に3基の石室墳が保存復元されています。1号は入り口部分は見えていますが玄室は閉鎖、2号は天井を失った石室、3号が一番状態はいいが扉があって玄室には入れません。
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