内野古墳群

静岡県浜松市(旧浜北市)2010年3月訪問

現存前方後円墳1、円墳2

赤門上古墳
前方後円墳、TL56.3,RH4.9、4C後半
位置:34°47′05″N 137°45′21″E

北からの遠望


側面、左が後円部


前方部から後円部


前方部隅から後円部


後円部、反対側は急斜面


稲荷山古墳
円墳、R36.8,H4.2、4C末~5C前
位置:34°47′16″N 137°45′26″E

公園に保存


大型円墳、周りに周溝


山ノ神古墳
円墳、R15.8,H2.3、6C中~後半
位置:34°47′12″N 137°45′25″E

公園として保存


稲荷山と比べると半分以下の大きさ



(見学記)

浜北区内野~内野台4丁目、前方後円墳1、円墳2基が現状保存、住宅地になっている低丘陵東端に南北に3基並んでいてあちこちに案内表示も出ています。
一番南側にあるのが前方後円墳の赤門上古墳で全長56.3m、背はそれ程高くはありませんが墳形は良好、下草も生えておらず観察しやすいです。駐車場はないですが行き止まりになっているので駐車可。案内パンフレットもあります。北側200mに円墳の山ノ神古墳、更に100m北に円墳の稲荷山古墳があり公園になっています。どちらもほぼ裸の状態ですが墳丘があるだけで面白みには乏しいですが。県史跡。

高根山古墳

静岡県浜松市(旧浜北市)2010年3月訪問

円墳、R15
横穴式石室、全長3.5m、玄室長3,幅2.1,高1.8m
位置:34°50′00″N 137°46′47″E

平坦な山頂西側に立地


墳丘流失天井石露出


露出した天井石


天井石上側


石室正面、羨道は短い


チャートを使った玄室、奥壁側壁も割石積み


奥から外、両袖式


(見学記)

浜北区尾野、天竜浜名湖鉄道宮口駅北方にある高根山山頂やや西寄りにあります。墳丘ははっきりせず天井石が露出、羨道は元々短く玄室長も3mとそれ程長くはありません。奥壁側壁とも固いチャートを使った割石積みです。南側麓に神社がありますがそれより西回りに山の背後を廻って東に行くと金刀比羅神社がありそこから山道を西に行くと高根神社があり急な山道を登ると古墳に行き着きます。金刀比羅神社に駐車場有り。

恩塚山古墳

静岡県浜松市 2003年3月訪問

円墳、R11,H1~2.5
T字型石室
位置:34°48′31″N 137°42′10″E

石室正面


羨道、袖石とまぐさ石をのせた玄門


奥壁、中央下部にやや大きな石を据えている


玄室東側


玄室西側、側壁に当たる部分が大型の1枚石を据えて奥壁のよう


石室図(説明板より)

(見学記)

細江町との境界近く、浜松大学西方の独立丘陵に分布する古墳群でT字型石室を持つ古墳があるというので行ってみました。地図の上では小さな丘陵でも現地に行くと結構大きい、これは無理かなと思いつつも麓を巡る道路を走っていたら東側で恩塚山古墳の案内板を見つけることが出来ました。途中にも案内板があり迷うことはありません。果樹園の中に見学者用の駐車スペースがあり、古墳はフェンスに囲まれて保存されています。墳丘はかなり流失していますが玄室は完存、石室自体はそれ程大きくはありませんが珍しいT字型石室、奥壁に相当する部分は下部にやや大きな石を据えているものの全体に小型の石を積んでいますが、左右の方は一枚石を据えてむしろこちらの方が奥壁っぽい感じです。左右に玄室を持っていると言った方が適切かもしれません。夕暮れだったし他の古墳群の方は何の説明もないしT字型石室を見つけただけで満足して探すのは断念しました。市史跡。

西山古墳(釣西山古墳)

静岡県浜松市(旧三ヶ日町)2010年3月訪問

円墳、R14.5,H4.5、7C
横穴式石室、全長4.84m、玄室長3.33,幅1.42-1.94,高2.21m
位置:34°48′21″N 137°32′12″E

果樹園の中に残る墳丘


石室正面、羨道は埋没


羨道天井部が開口


胴張りの玄室


奥壁3段積み、一番上は少し内側に傾く


奥から外、両袖式、袖石は右側だけ


〃(縦位置)天井中央部が高くなる


西山2号
_1:石室残骸?


(見学記)

浜松市北区三ヶ日町釣、三ヶ日高校西南西800m程、果樹園の中に残されています。釣公民館の近くに案内表示がありそれに従って果樹園の中の細い道を通っていくと古墳の前に説明板が立っています。こんな場所にしては比較的墳丘が残っていて南側に石室開口、羨道は殆ど埋まっていますが玄門前の天井部が開口していて中に入れます。僅かに持ち送りのある背の高い玄室完存、奥壁は3段積みでしょうか一番上の石は少し内側に傾いています。天井全体も中央部がやや高くなっています。玄門は両袖式ですが片側だけが柱状の袖石を立てています。古墳群をなしていて生き残りはこれだけだそうだけどすぐ西側に2号墳があります。石室かな残骸かなと思う程度で側に説明板がないと分からない状態です。市史跡。2号側に僅かに駐車スペース有り。

二本ヶ谷積石塚群

静岡県浜松市(旧浜北市)2010年3月訪問

公園として6基保存、レプリカ展示
位置:34°47′28″N 137°45′16″E


分布図(説明板より)


8号


9号


12号


13号


14号


(見学記)

浜北区染地台5丁目、内野台住宅地の北側に調整池がありその周囲が積石塚広場になっています。幾つかの支群に分かれていますがその内東谷支群中の6基が保存されています。現物は埋め戻されその上にレプリカで表示、殆ど10m以下の方墳で中央部に埋葬施設が表示されているのもあります。積石塚と言っても石を積んでいるわけでなく石を敷き詰めているだけと言った感じです。北側に駐車場有り。

向野古墳

静岡県浜松市(旧浜北市)2003年3月訪問

円墳、R18,H3、7C後半
横穴式石室、玄室長5.6,幅1.75,高1.9m
位置:34°50′48″N 137°48′30″E

石室正面、羨道は壊失、丘陵麓近くの斜面に立地


玄室、両側側壁の途中に立石がある


一枚岩の奥壁


奥から外


(見学記)

同鉄道西鹿島駅北方の林業試験場内にあります。上の方に駐車場がありそこに案内表示があります(車の陰に隠れて見逃してしまった)。そこから降りていくと丘陵麓近くに古墳がすっかり裸の状態であります。石室が南に開口、羨道は殆ど失われていますが玄室は完存、全長5.6mで全体に大型の石が使われています。7C後半と言うこともあって興覚寺裏古墳と比べると時代の進歩を感じさせます。市史跡。
「本」では林業試験場事務所前と書かれているが”前”と言った感じでは無いですね。見て歩記でもそうですが地理の表現は難しい。よく地元の方に道を聞きますが教えてくれる人と聞く人(私ですが)の受け取り方の違いをよく経験します。

興覚寺後古墳(六社神社古墳)

静岡県浜松市(旧浜北市)2003年3月訪問

前方後円墳、TL33,R16,FW18、6C前半
横穴式石室、全長8.0m
位置:34°49′47″N 137°46′37″E

後円部北側、右手が前方部、墳丘はすっかり低くなっている


後円部石室正面


開口部


乱石積みの玄室、この地域では最古級の石室


奥から外


(見学記)

天竜浜名湖鉄道宮口駅からすぐ北側の低い丘陵上にある全長33mの前方後円墳です。側にある六社神社に参拝者用の駐車場があるからここを目指した方が見学しやすい。墳丘はすっかり低くなっていて前方後円墳と分かりにくい。「本」p239の図ではくびれ部に山道が通っていますがこれは埋め戻されているようです。後円部南側に石室が開口、羨道はかなり失われていますが玄室は完存。奥壁下部にやや大きな石を据えていますが全体に小型の石の割石積み。この地域では初期の横穴式石室ですがそう言われてみれば全体に積み方が荒っぽいかもね。市史跡。

北岡古墳群

静岡県浜松市(旧引佐町)2010年3月訪問

円墳R5.7、7C初~中
横穴式石室、全長3.2m、玄室幅0.55-1.0,高0.75-1.0m
位置:34°50′07″N 137°40′56″E

丘陵斜面に構築


斜面をカットした様子がよく残る


南向きに開口、墳丘上部流失


玄門正面、羨道は元々なし


玄室内部、天井部壊失


石室斜め前から


石室背後から


石室上から


北岡大塚古墳
前方後方墳、TL49.5,RL29.5,FW23.5、4C中
位置:34°50′10″N 137°40′55″E

丘陵頂部に構築


北側から、左が後方部


北西から


南西から


(見学記)

浜松市北区引佐町井伊谷、引佐総合公園入り口近くに案内標識があります。墓地への坂道を200m程上ると次の案内表示があり脇に逸れると2号墳があります。斜面をカットした墳丘で下部はよく残っていますが上部は流失、天井石を失った石室が露出しています。ちょっと方墳に見えるけど経5.7mの円墳で7C初~中頃の古墳です。南向きに石室開口、羨道はなくいきなり玄門、全長3.2mと小形です。7Cの石室としては粗い造りで奥壁は小形ながらも1枚石です。入り口に柵墳丘上部周りにも囲いがあって中には入れません。更に登って墓地の中に1号があるそうですが石材が1個露出している程度のようで分かりませんでした。墓地西側の丘陵頂部平坦面に前方後方墳の北岡大塚古墳があります。全長49.5m4C中で形のよい墳形が残っていますが周りを柵が巡っています。2号とともに市史跡。総合公園に駐車場有

見徳古墳(見徳3号)

静岡県浜松市 2010年3月訪問

円墳、R12,H2、7C
横穴式石室、全長8.3m、玄室長3.3,幅1.7,高2m
位置:34°49′10″N 137°43′33″E

公園内の墓地側に保存


石室前にハの字状に広がる前庭


羨道も良好、側壁玄門袖石もやや内側に傾けている


硬い石材を使った玄室


〃(縦位置)


奥壁は縦長巨石1枚石


奥から外、両袖式


羨道奥から、専門にも柱石が立っている


(見学記)

北区新都田1丁目、都田テクノパークに隣接した都田総合公園北西隅の墓地内に保存されています。墳丘石室とも良好、羨道前はハの字状に開いた前庭があります。羨道入り口両側に柱状の石があり背が高く左右の壁もかなり内側に傾いています。玄室はやや胴張り側壁は内側に傾き奥壁は縦長の巨石1枚石です。玄門は両袖式、柱状の袖石を立てていますが片側は自然石の巨石もう一方は角柱状に加工された石が使われています。公園に駐車場有り。市史跡。

陣座ヶ谷古墳

静岡県浜松市(旧細江町)2003年3月訪問

前方後円墳、TL53,R37,RH5,FW20,FH2
位置:34°47′47″N 137°40′17″E

北側平野からの遠望、丘陵端に立地


前方部側、説明板の後ろに陪墳がある


墳丘南側側面


後円部側


(見学記)

公園になっていると聞いたので来てみたら大いなる勘違い、墳丘周りには柵がされていたが公園といった感じではなかったですね。下を通る県道251号に案内表示がありそこから上って行く道がありますが上の畑に行く農作業用の道で軽自動車が通るのがやっと、下には車を止めるスペースもなく車での見学は困難みたいです。古墳は全長53mの前方後円墳、前方部側に小さな陪墳があります。ほぼ裸の状態で現状保存、北側の平野から見ると丘の北端に立地する墳丘がよく見えて当時の様子を彷彿とさせてくれます。史跡。
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