千葉県香取市(旧小見川町)1988年1月訪問、2005年5月訪問
前方後円墳8,円墳12,方墳1
一部は城山公園となっている
1号前方後円墳、TL72(消滅)
横穴式石室、全長13.5m、玄室長4.5,幅1.7,高1.45m
位置:35°51′25″N 140°35′47″E
移築された石室

羨道

玄室、巨石の鏡石

奥から外、典型的な片袖式
4号前方後円墳、TL34
位置:35°51′20″N 140°35′45″E
浄水場の中に保存
13号前方後円墳、TL40
位置:35°51′22″N 140°35′49″E
後円部脇から前方部、前方部に神社が乗っている

後円部
(見学記)千葉県は古墳は多いけれど石室は本当に少ない。今思い出しただけでもほんの6,7カ所くらい、それも半分くらいは扉があったりして中に入れない。で小見川町の城山公園にある城山1号は墳丘は消滅しているけど石室が移築保存されているのであるのは確実と行ってみたらここも扉があった。17年前に来たときは無かったのにな~。あの当時はまだ古墳巡りを始めたばかりで扉はなくとも中に入っていいのかどうか分からず入り口から眺めただけ。でも今日はここ一カ所だけの訪問なので時間を気にすることもないから教育委員会に行って鍵を借りてきました(役場に行ったら教育委員会は別の場所だった)。中に入ってみると意外と立派、典型的な片袖式石室で今まで見てきた県内の石室の中では一番本格的な感じでした。教育委員会で貰った資料の分布図を見てみると学校や道路建設(これで幾つかの古墳が消滅)で元の地形が分かりにくくなっていて他の古墳は見学が難しそう。見学できたのは同じ公園内にある13号前方後円墳だけ、これは前方部に神社が建つなどかなり変形していますが何とか前方後円墳らしいことは分かります。他に浄水場内に4号前方後円墳がありますが当然中には入れず墳丘も樹木に覆われています。側には説明板が立っているようですが一般の人が入れないような場所に立てて何の意味があるんだか。4号が町史跡。