兜山古墳

福井県鯖江市 2003年5月訪問

円墳、R60,H7、5C後半
位置:35°58′17″N 136°11′10″E

2段築成の墳丘が良好に残る


(見学記)

烏ヶ森神社北方400mにある径60mの大型円墳で2段築成の墳丘が良好に残っている。出土品の伝承が全くなく未盗掘の可能性もあるそうだ。上に神社があり樹木に覆われていて写真には撮りづらい。国史跡。

白髪神社古墳

福井県小浜市 2003年5月訪問

前方後円墳
位置:35°28′08″N 135°48′44″E

左が後円部(北側から)


(見学記)
国道27号を更に東に行き、上中町との境辺り、JR新平野駅東側にある前方後円墳です。上に神社があり墳丘は大きく損壊、説明板もなにもないので知らないと古墳ともわからない状態です。すぐ東側にある上中町の上船塚、下船塚と同じ系統に属するようです。

国分寺古墳

福井県小浜市 2003年5月訪問

円墳、R45
位置:35°28′35″N 135°47′30″E

若狭最大の円墳、若狭国分寺南門の背後にある


(見学記)
市街地から国道27号を東進し、遠敷川を越えて400m程行くと左手に若狭国分寺跡があります。この南門の背後に国分寺古墳があります。径45m若狭最大の円墳で上に祠がありますが載頭円錐型の墳丘が良好に残っています。それにしても門のすぐ背後でお寺を建設するにも随分邪魔になっただろうに全く破壊もされず残ったのはお寺の関係者だったのでしょうか。
ここから遠敷川を越えた北西500mに若狭歴史民俗資料館があります。ここで国分寺古墳のことを知ったわけですが。入館料100円。国道にも案内表示が出ています。

獅子塚古墳

福井県美浜町 2003年5月訪問

前方後円墳、TL34,R17,FW16
横穴式石室、玄室長4.5,幅2,高2.2m
位置:35°36′03″N 135°56′16″E

国道27号脇にある墳丘、古式な横穴石室を持つが埋め戻されている


(見学記)

国道27号脇にある前方後円墳だが墳丘はすっかり変形しビルの一角にある緑地帯のようで説明板が立っていなければ気づかないかもしれない。持ち送りの強い古式な横穴石室を持つそうだがこれも埋め戻され外形からはどこにあるのかも全くわからない。

酒生古墳群

福井県福井市 2003年5月訪問

前期から後期まで約320基

狐塚古墳
円墳、R40(目測値)
位置:36°01′26″N 136°17′39″E

載頭円錐型の大きな墳丘が残る


車塚古墳
横穴式石室
位置:36°01′42″N 136°17′50″E

かなり崩壊した石室が露出


御廟古墳
横穴式石室
位置:36°01′45″N 136°17′35″E

山の斜面に石室が露出


石室正面


内部はすっかり埋没


(見学記)

足羽川が山間部から平野に出る辺り、笹尾町にある古墳群です。前期から後期まで約320基からなる県内最大級の古墳群ですが分布状況が全く分からず見つけたのは僅かに3基のみでした。全長10mの石室を持つ天神山10号は消滅した。

狐塚古墳
集落の南端辺り、径40m位の載頭円錐型のが良好に残っています。狐塚と言う名前の古墳は横穴石室を持つことが多いので探してみたがそれらしきものはなかった。この近くで前方後円墳の赤塚古墳の案内表示があったので探してみたのだが見つけることが出来なかった。

車塚古墳
集落の奥水田の中に石室が露出しています。内部は埋まり雑草が生い茂っていて石室自体もよく分からない状態です。この側に古墳群の案内絵図がありましたが非常に分かりづらく殆ど参考にならなかった。

御廟古墳
集落の中で聞いた人が行ったことがあるというので道を教えて貰った。北側の丘陵の林道を登っていって杉林の斜面を降りていくとちょうど地主の方が作業をしていて更に詳しく教えて貰った。二重のラッキー、これがなかったら見つけられなかったかもしれない。古墳は横穴石室墳で墳丘は分からなくなっているが斜面に石室が露出、入り口もはっきり開口している。早速中に入ろうと思ったら奥はすっかり土砂に埋まっていた。なかなか幸運は続かないものだ。

水切古墳群

福井県福井市 2003年5月訪問

前方後円墳1、円墳1、不明1

1号
前方後円墳、R17,H3
横穴式石室、全長5.6m、玄室長4,幅1.6,高1.7m
位置:36°08′25″N 136°08′47″E

墳丘横から、以前は円墳と思われていたようだ


石室正面


羨道


入り口付近にある、扉石をはめ込んだ溝


玄室、寺院として使われていた


奥から外、左側の袖石に寺号が彫られている


2号
円墳、R15,H2.5
横穴式石室、玄室長4.5,幅1.5,高2m(目測値)

墳丘


石室正面、羨道の天井石は失われている


切石に近い石材を使った玄室、天井石は1枚石、奥壁に石仏が彫られている


奥から外


3号
横穴式石室、玄室長2.5m(目測値)
位置:36°08′33″N136°08′49″E

神社石段脇に開口


小型ながら切石積みの石室


(見学記)
地形図に水切古墳とあったので行ってみました(地形図に表示されるのは国の史跡クラスが多いのですがここは市の史跡でした)。名前の通り水切町にあります。学校の北側に町内の案内表示がありこれに古墳が載っていました。ここの北側の林の中にある神社の石段脇に石室が開口しています。石室自体はかなり小型ですが切石づくりのなかなか見事なものでした。帰りがけにもう一度案内表示を見てみると学校の西側にも古墳があるじゃないですか、危うく見逃すとこでした。1号は前方後円墳ですが以前は円墳と思われていたようで古い説明板の方は円墳となっていました。南側に石室が開口、全長6m程度で割と良好に残っています。寺院として使われていたようで現在も奥に祠があり、玄門袖石片側が表面を真っ平らに削られて寺号が彫られています。羨道途中に仕切り石があり側壁や天井部にも溝が掘られている。扉石を填め込んだ跡だと思うのだが仕切石が何となく新しそうなのが気になる。すぐ側に円墳の2号があります。こちらは羨道天井石がなくなっていますが玄室は完存、切石に近い石材を使った玄室でこちらもお寺として使われたようで奥壁に石仏が彫られています。1-3号の石室を見るとこの順に小型化、石積みはより精緻化しているのがよく分かります。

足羽山山頂古墳

福井県福井市 2003年5月訪問

円墳、R60,H10
位置:36°03′12″N 136°12′42″E

県内でも最大級の円墳、石棺、三角縁神獣鏡が出土、上に継体天皇像がある


(見学記)

市内中心部足羽山山頂にある径60mの県内最大級の円墳ですが、かなり変形を受けているらしい。石棺や三角縁神獣鏡が出土している。頂部に継体天皇像が建っています(デジカメで撮影したつもりが撮れてなかった)。他にも幾つも前方後円墳を含む古墳があるようだが見つけることは出来なかった。それにしても市街地の中にあると訪問するのが一苦労、山はすぐ前に見えているのに登り口を見つけるのに一苦労してしまった。

岡本山古墳

福井県越前市(旧武生市)2003年5月訪問

前方後円墳、TL45,R24,RH4.9,FW11.7,FH1.5
位置:35°53′46″N 136°09′07″E

丘陵頂にある、他に方墳の2号がある


(見学記)

茶臼山古墳群に行こうとして地形図を読み間違えて北側の丘に登ってしまった。でも頂部に古墳を発見してラッキー。径20m程
度の墳丘が良好に残っていた。これも名前を問い合わせ中。返事が来て前方後円墳の岡本山古墳と判明

船山1号

福井県越前市(旧武生市)2003年5月訪問

前方後円墳、TL42,R34,RH6,FW16,FH3、5C
位置:35°54′42″N 136°08′46″E

独立丘陵船山の北側頂にある墳丘、神社の辺りが後円部、説明板辺りが前方部端


石棺蓋石かと思ったが古墳とは関係ないとのこと


(見学記)

独立丘陵船山(これ自体巨大な前方後円型をしているけど)にある全長42mの前方後円墳です。北側工場の脇に小さな案内表示がありそこから登っていける。頂部は南北に長い尾根状になっていてその北端にある。後円部には神社があり前方部に説明板が立っている。墳形は良好に残っているが背はそれ程高くない。築造当時下の平野から眺めると雄大な姿を見せたかもしれない。社殿脇に蒲鉾状の石が2枚あるが石棺の蓋石だろうか(武生市HPにメールで問い合わせているが未だに返事がこない)。他にも6基の古墳があるそうだがそれらしき高まりは確認できなかった。多分史跡。
返事が来て周辺にある石像物の二次使用だそうで、古墳とは関係ありませんでした

茶臼山古墳群

福井県越前市(旧武生市)2003年5月訪問

南北に延びる独立丘陵茶臼山山上に多数分布
1号:R50,H8、2号:L17,H2

3号
墳丘、1,2号はすぐ南側にあるが樹木に覆われ写真を撮れる状態ではなかった


北側支群中の1基


石室墳
位置:35°53′29″N 136°09′05″E

群中唯一開口している石室


小型の玄室、奥壁の背後まで盗掘されている


奥から外


(見学記)

独立丘陵茶臼山頂部に分布する古墳群です。一部が公園となっていて東側麓の公園から登っていけます。北側頂部が広い平坦面になっていて古い神社がありその周辺に古墳が密集しています。大きな説明板が立っていてその脇に墳丘は目立たないが石室が開口、多分唯一見ることの出来る石室です。石室自体はかなり小さい。この山でとったと思われる石材が使われているがかなり脆そう。奥壁の背後まで盗掘されているが奥にもまだ何かがあると思ったのでしょうか、かなり疑い深い盗掘者です。尾根筋を南に行くと南側頂部に径50m、高8mの大型円墳1号墳があります。良好に残っているようだが灌木に覆われ写真に撮れる状態ではなかった。側に方墳の2号墳があるそうだがこれは未確認。県史跡。
プロフィール

平家蟹

Author:平家蟹
古墳のお部屋
ブログ館

へようこそ。

基本的には

と同じ内容です。
メール連絡が必要な方は↑からお願いします

ブログ内検索
市町村名、古墳名などを入力して検索してください
最新記事
FC2ブログランキング

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

各県市町村別
最新コメント
リンク
QRコード
QR
RSSリンクの表示