福井県福井市 2003年5月訪問
前期から後期まで約320基
狐塚古墳円墳、R40(目測値)
位置:36°01′26″N 136°17′39″E
載頭円錐型の大きな墳丘が残る
車塚古墳横穴式石室
位置:36°01′42″N 136°17′50″E
かなり崩壊した石室が露出
御廟古墳横穴式石室
位置:36°01′45″N 136°17′35″E
山の斜面に石室が露出

石室正面

内部はすっかり埋没
(見学記)足羽川が山間部から平野に出る辺り、笹尾町にある古墳群です。前期から後期まで約320基からなる県内最大級の古墳群ですが分布状況が全く分からず見つけたのは僅かに3基のみでした。全長10mの石室を持つ天神山10号は消滅した。
狐塚古墳集落の南端辺り、径40m位の載頭円錐型のが良好に残っています。狐塚と言う名前の古墳は横穴石室を持つことが多いので探してみたがそれらしきものはなかった。この近くで前方後円墳の赤塚古墳の案内表示があったので探してみたのだが見つけることが出来なかった。
車塚古墳集落の奥水田の中に石室が露出しています。内部は埋まり雑草が生い茂っていて石室自体もよく分からない状態です。この側に古墳群の案内絵図がありましたが非常に分かりづらく殆ど参考にならなかった。
御廟古墳集落の中で聞いた人が行ったことがあるというので道を教えて貰った。北側の丘陵の林道を登っていって杉林の斜面を降りていくとちょうど地主の方が作業をしていて更に詳しく教えて貰った。二重のラッキー、これがなかったら見つけられなかったかもしれない。古墳は横穴石室墳で墳丘は分からなくなっているが斜面に石室が露出、入り口もはっきり開口している。早速中に入ろうと思ったら奥はすっかり土砂に埋まっていた。なかなか幸運は続かないものだ。