千葉県山武市(旧松尾町)1993年2月訪問
前方後円墳2,円墳3基
大堤権現塚古墳前方後円墳、TL115,R53,RH10,FW60,FH12
位置:35°37′52″N 140°27′07″E
墳丘側面、大きな墳丘が良好に残っている

右後円部、左外堤
4号前方後円墳、TL31,R16,RH3,FW20,FH3.3
位置:35°37′40″N 140°27′00″E
墳丘側面、左が後円部
(見学記)国道126号線沿いに大堤権現古墳の案内板が出ていますからそれに従って行きます。といってもその後のフォローがないですが。こういう例はよくありますね。案内板に従って行くといつのまにか行方不明になってしまうというのが。
大堤権現古墳全長115m、後円部径60m、 高12mの前方後円墳です。周りに周溝と外堤が巡っています。前方部端が神社によって大きく削られ,後円部にも盗掘跡がありますが全体に墳丘は良く残っています。どっしりとしたボリューム感のある墳丘です。後円部の盗掘跡の場所に石室があったようですが今は見えません。前方部の片隅に小さな円墳があります。陪墳でしょうけれど主墳に比べてその小ささが印象的でした。
主墳から西に篠竹の中の道を行くと杉林の中に小型の前方後円墳と円墳が1基ずつあります。前方後円墳が4号墳で全長31m、後円部径20m、高3.3m程,円墳もほぼ同じくらいの大きさです。共に墳丘は良く残っています。付近に小円墳が2基あります。まだ他にも存在するかも知れないけれど判らなかった。