埼玉県坂戸市 1997年2月訪問
前方後円墳3,円墳11
隣接する毛呂山町大類古墳群と併せて苦林古墳群と呼ぶ
1号前方後円墳、TL44
位置:35°57′43″N 139°21′14″E
後円部
3号前方後円墳、TL30
前方部側から後円部

円墳
(見学記)苦林古墳群坂戸市善能寺から毛呂山町大類にかけて分布する前方後円墳5基を含む古墳群で前者のは塚原古墳群、後者は大類古墳群と呼ばれていますが当然地形的には一つの古墳群です。しかし現状は両者ではかなり異なっていて前者のは藪の深い林の中でたいして広くはないが中の墳丘を見るのは困難。前方後円墳3を含む14基程ある。後者のは前方後円墳2を含む39基、前方後円墳は畑の中ですぐ分かるが1号は小型、2号はかなり変形している。ここは「さいたま古墳めぐり」を入手する前に来たがこれ程大規模な古墳群とは知らなかった。1・2号はすぐ分かったがそこから近くの林際に古墳が見える、そこまで行くと更に先に古墳が、更にまた古墳がといった具合に次々と見つかる(まるで餌につられて小屋に入る鶏のよう)。こういうのはうれしい反面、どの辺りで終わりになるか見当が付かず本当に疲れる。というわけで近頃は群集墳は敬遠気味(と言いつつもこの後また群集墳を紹介することになるけれど)。