月輪古墳群

埼玉県滑川町 1999年2月訪問

一部発掘中
位置:36°02′44″N 139°20′41″E

周りを周溝が巡る、発掘地域中唯一石室が残存


残存石室、かなり破壊、遠方青いシート辺りで住居跡検出


周溝のみ残存、こういうのが多い


測量中、道路で半分に



2基、比較的大きい方


発掘地域外






(見学記)
関越自動車道と県道173号線との交差する西側一帯に分布する古墳群です。「さいたま古墳めぐり」の記述からあまり期待しないで行ったのですが自動車道南側一帯でかなり広範囲に発掘していました。区画整理に伴う発掘で後3年ほど行われるそうです。発掘現場では古墳が十数基とほぼ同時代の住居跡が検出されています。この住居に住んでいた人がこの古墳群を作ったと考えられますがそれにしては接近しすぎているし、と現場の方が悩んでいました。古墳の方は径十数mで低墳丘、中にはすっかり削平され周溝しか残ってないのもあります。これでは発掘以前の杉林の頃来ても殆どわからなかったでしょうね。やはり「さいたま古墳めぐり」を参考に来た人がいて同類がいるんだねと驚いていたそうです。横穴石室が残っているのが1基、側壁の一部が残っている程度ですが両側の壁が平行でなく何だろうと思ったら奥が広がる羽子板式の玄室だそうな。周溝が住居跡を切り、石室正面の周溝は幅広い陸橋となっています。現場西側には保存状態のいい円墳が2基ありその内の1基で墳丘断面を精査している、こちらは木棺直葬だそうです。自動車道北側にも何基かの古墳がある。墳丘が残っているのが全部でまだ40基程残っているそうです。
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