高塚古墳

群馬県榛東村 1997年1月訪問

前方後円墳、TL61
横穴式石室、全長10.5m、玄室長6.55,幅2,高2.8m
位置:36°25′33″N 138°59′52″E

後円部から前方部、林業試験場内に残されている


石室開口部


羨道


玄室


奥から外、玄門上下のしきみ石とまぐさ石が特徴的


(見学記)

林業試験場内にありますので見学の際は事務室に挨拶しておきましょう。古墳は本館背後の林の中にあります。全長61mの前方後円墳で墳丘も割とよく残っていますが動物の巣穴がぼこぼこ開いています。どうせなら埴輪の1個でも掘り出してくれたらいいのに。後円部に横穴式石室が開口していて巨石を使った両袖式で長さも10.5mあります。玄門床面に仕切り石,上部にも梁のような石が架かっています。県史跡。

長久保古墳群

群馬県榛東村 2005年5月訪問、2006年3月再訪

つつじが丘団地に10基程度保存

4号
横穴式石室
位置:36°25′25″N 139°00′09″E

石室正面、住宅地の一角に残存、石室は良好に残る


長い羨道


玄室、奥壁の積み方が面白い


奥から外


15号
横穴式石室

斜面に残る石室


天井を失った玄室


21号
横穴式石室
位置:36°25′21″N 139°00′17″E

石室正面、公園内で柵がある、石室は良好に残存


羨道


玄室


奥から外


31号
前方後円墳
横穴式石室

石室正面


羨道、まぐさ石のようなのは羨道途中にあるようだ


玄室


奥から外、両袖式、構造が高崎市漆山古墳に似ている


(見学記)

(2005年)
前橋市との境近くにあるつつじヶ丘団地内に10基程度の古墳が保存されています。東側の団地入り口から入っていくと最初の公園に団地内の大きな案内板がありこれに古墳の場所も載っています。この案内板の目の前にあるのが21号(榛東村16号)、墳形は分からなくなっていますが玄室や長い羨道まで完存しています。入り口に柵はあるけど・・・。団地西側にある4号(榛東村19号)、こちらも石室完存21号と同じくらいの規模で石室前に柵があるのも同様。団地内には石室が3基あるそうで案内板には石室の有無が書かれていないけど幸いに位置が正確に書かれているので後は虱潰しに捜索。他は側に標柱が立っていないと古墳とも分からない状態だが石室は見つからない。夕暮れ時で少々焦ったが最初の公園が広かったのでもしやと思い21号から斜面を登っていったらありました。これが15号(榛東村15号)、墳丘はすっかり流失、玄室も下部しか残っていないなど状態はあまり良くありません。
某情報によると団地中央に開発されていない部分がありここにも古墳が3基あるとのこと。幸い地主さんがいたので断って中に入って探してみたが頂部は古墳のようだったが石室らしきものは見あたらない。一目で見渡せるような狭い場所だったし地主さんが耳が少し遠いようなのであまり詳しく聞かなかったのが失敗だった。もう一度聞こうと思ったら既にいなかった。

(2006年)
長久保31号
団地内の開発から残された私有地の一角にある。昨年は探しあくねたので今回は場所をよく聞いて再訪しました。前方後円墳だそうだが墳形ははっきりしない(と言うかそんな余裕はなかった)。石室は良好、羨道には閉塞石も一部残っています。入り口天井部の石はかなりの巨石だが玄室は中小型の石材を積み上げています。玄門は両袖式、よくある袖石を立てたタイプでなく小型の石を積み上げています。まぐさ石が無く羨道の途中に石梁のような物がある構造は高崎市漆山古墳に似ている。

柿ノ木坂古墳

群馬県榛東村 1997年1月訪問、2005年5月再訪

円墳
横穴式石室
位置:36°25′20″N 138°59′48″E

(97年)
墳丘


羨道先端が僅かに露出


(05年)
石室正面、無袖式、全長5m程度


玄室


奥壁


奥から外


(見学記)

(1997年)
試験場西側の県道脇にある小さな円墳です。横穴式石室がありますが羨道部分が見えているだけです。側の標柱は榛東村30号となっています。

(2005年)
154号を更に下って161号との交差点右前方のやや高くなった場所にあります。南側に石室が開口、無袖式で全長5m程度、細長い玄室です。ここは97年にも来ているのだが石室が開いていれば気づかないはずはないのに当時は埋まっていたんだろうか。ちょっと信じられない感じです。

馬頭塚古墳

群馬県榛東村 2005年5月訪問

横穴式石室
位置:36°25′31″N 138°59′44″E

藪の中に石室開口、墳形はかなり分からなくなっている


玄室、羨道は壊失


(見学記)

町役場から県道157号を東に下っていくと林業試験場に向かう分かれ道があります。そのすぐ手前の道路左側にあります。墳丘ははっきりせず開口部も藪に埋もれて分かりにくいが上の石碑が目印。羨道は壊失、両袖式の玄室はほぼ完存しています。
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