小川古墳群

群馬県中之条町 2001年2月訪問

残存4基
位置:36°35′03″N 138°49′30″E

墳丘、石室正面、広い段丘上にぽつんと1基残る


やや胴張りの玄室


両袖式、羨道壊失n石室前は高い崖となっている


位置:36°34′51″N 138°49′49″E
清掃センター正門前にある、天井石が露出


玄室内部、殆ど埋没


(見学記)

町の史跡として4基残存している。清掃センター正門付近に2基ありここに標柱があるが共にかなり崩壊している。ここから北西600m広い段丘上に小さな古墳がぽつんとある。北側の県道を通っていると小さな墳丘が見えたがまさかと思いつつも近づいてみると川に面して意外と立派な石室が開口していた。羨道はほぼ壊失しているが玄室は完存、両袖式でやや胴張り。目の前は深い峡谷で河原には大きな石がごろごろしている。石室の石はここから運び上げたのだろうか。

小塚古墳

群馬県中之条町 2001年2月訪問

円墳、R12,H3
横穴式石室、玄室長4.5,幅0.9,高1.1m
位置:36°35′27″N 138°52′06″E

墳丘


やや胴張りの玄室


無袖式、羨道壊失


(見学記)

径12m、高3mの円墳で段丘上の水田の中に残っていて、墳丘に庚申石碑が建っている。羨道は壊失しているがやや胴張りの玄室は完存して4.5mの長さがある。奥壁は2枚の巨石を積み側壁は乱石積み。町史跡。

樋塚古墳

群馬県中之条町 2001年2月訪問

円墳、R15.3,H2.7、6C前半
横穴式石室、全長5.5m,玄室幅1.4,高1.8m
位置:36°35′58″N 138°52′25″E

国道脇にある墳丘、反対側に石室が開口、石室前は高い段丘崖になっている


細長い玄室、奥がやや広がる


無袖式、まぐさ石が架かる


(見学記)

径15.3m、高2.7mの円墳で国道145号の脇にあり説明板と石碑があるのですぐ分かる。国道と反対側川に面した方に石室が開口していて前は高い崖となっている。石室は全長5.5m、幅1.4m、高1.6mと細長い石室で奥に向かってやや広がっている。無袖式だが入り口近くの天井に石が架けられ玄室を区別している。最初石室の存在に全く気がつかず説明板を読んで入ると石室がありそうな感じで初めて気がつく始末。危ないところだった。町史跡。

笛吹塚古墳

群馬県中之条町 2001年2月訪問

円墳、R10,H2
横穴式石室、全長5m
位置:36°35′11″N 138°49′05″E

川に面する高い崖上に立地、庚申碑が多数立っている


石室正面、画面下辺りに石室入り口があるが幅は30cmもない


奥に向かってやや広がる玄室、最奥でも幅は1m程度


無袖式


(見学記)

径10m、高2mの円墳で川に面する高い尾根上に立地している。整地をしているようで平らになった面に墳丘を構築している。南側に石室が開口奥に向かって羽子板状に広がる無袖式で全長5m、大変細長く最奥で幅1m程度、羨道入り口辺りでは30cm程度しかない。墳丘上に多数の庚申碑が建っているが庚申塚とならずこの様なすてきな名前になったのは風が石室の中に吹き込んで笛のように鳴ったことに由来するとか。一度聞いてみたいものだ。町史跡。
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