辻之浦古墳群(辻之浦1号)

兵庫県三田市 2019年3月訪問

実質1号のみ

1号(辻之浦1号)
 横穴式石室
 位置:34°55′21″N 135°14′24″E (日本測地系)
    34.92572628 135.23721063(世界測地系)

霊園入口辺りの道路脇に保存


よく保存してくれましたと思うレベル


羨道天井部は壊失


背の高いやや持ち送りのある玄室、内部は物置として使われていたか


〃縦位置


天井石も面が整えられている


奥から外、僅かだけど両袖かな


入り口から側壁右側、下部の石で面が整えられている




(見学記)
三田市志手原、県道49号沿いにメモリアルパークという墓地があり県道から墓地に至る道を登っていくと観音像がありその足元に古墳があります、これが1号、古墳群ですが実質これだけのようです。墳丘はよく残っているように見えるが復元かもしれない。でも石室自体はよく残っています。羨道前部の天井は失われていますが立ったまま入れる状態、玄室は更に背が高くその割には幅が狭く持ち送りが顕著です。左片袖かな、袖幅は狭い。石室自体の状態はいいけど残念なことに物置状態です。メモリアルパークの駐車場を利用可、でも墓地のパンフレットを勧められるかもしれない。

清水古墳

兵庫県三田市 2019年3月訪問

横穴式石室
 位置:34°55′28″N 135°14′20″E (日本測地系)
    34.92767056 135.23609953(世界測地系)

お寺背後の丘の上に良好な墳丘


石室開口部正面、羨道はかなり壊失


大きな開口部、玄門辺りか


ここもやや背が高く持ち送りのある玄室


〃縦位置


奥から外、こちらは石材の面が整っている


天井


奥から左方向、割石積


〃反対側、画面中央の石が引っ込むが割れたんでしょうか


(見学記)
メモリアルパーク入り口から県道を100m程北に行くと三佛山というお寺とも教会ともわからないような民家のような建物がありその背後の林の中に古墳があります。ここも墳丘石室とも良好、無袖式かな。石材は奥壁側壁ともに小型で持ち送りがあります。寺南側に駐車スペースあり。

北ノ脇古墳群

兵庫県丹波篠山市 2019年3月訪問

 現存6基

1号
 位置:34°56′46″N 135°16′38″E (日本測地系)
    34.94933621 135.27442968(世界測地系)
南側から見た1号(左)、2号(右)


尾根先端に構築、結構大きい


尾根先端側から


墳頂が盗掘で窪む


巨石露出、動かされている


2号
横穴式石室
1号から見た2号、石室露出


羨道部は天井壊失


石室正面、まともに残っているのはこれだけ


割石積の玄室


奥壁は側壁石材と変わらず


奥から外、無袖式、天井が一段下がっているのがまぐさ石でしょうか


3号
割と残る墳丘、これだけ南にずれている


天井石でしょうか


4号
藪の中に石室露出


割と後まで伸びています


四角く加工された天井石


5号
破壊された石室


6号
良好な墳丘


如何にも石室らしい石材露出


石室前部の天井石


天井石、背後から


側壁も見えているようです


(見学記)
三田市下里、県道37号から高平小学校南側を曲がって東に行き橋を渡ります。そこから南に50m程、丘の上に登る道があって突き当りに墓地があります。その北側尾根筋に6基の古墳が並んでいます。墓地の手前から既に2号の石室開口部が見えている。一番西側にあるのが1号、大きな墳丘が残り天井石が露出しているが内部埋没、隣に隣接しているのが2号、墳丘は殆流失し南側に開口、これが唯一中に入れます。その隣が最大の墳丘を持つ6号、これも天井露出内部埋没、その南側に3号、小さな墳丘に乱れた石材が露出程度です。6号北側に4号、墳丘はすっかり流失し細長い石室基部が残存、更に北側に5号が隣接、頂部が大きく盗掘され石材が僅かに見える程度です。橋の袂に駐車スペースあり。

須磨田3号

兵庫県三田市 2002年4月訪問、2010年2月再訪

横穴式石室、全長5m
位置:34°57′03″N 135°11′52″E (日本測地系)
   34.95405721 135.19499067(世界測地系)

墳頂に天井石を失った石室露出


側壁や奥壁の一部が見られるだけ


2002年当時


(見学記)
(2002年)
峠の鞍部付近に2基の古墳が並んでいて1基に破壊された石室が露出していました。これも名前があっているかどうか不明。

(2010年)
三田市須磨田、県道309号須磨田交差点から市道を400m程南に行くとため池がありその南側にあります。スクラップ工場北側の道を東に入って50m程、左側林の中にあり墳丘が道で少し削られているようです。墳頂に西向きに石室露出、かなり破壊され側壁と奥壁の一部しか見ることが出来ません。3号は径9mだそうだけどそれよりは随分大きい感じがします。市道に駐車スペースあり。
(追記)ここは2002年に訪問してるじゃないか。すっかり忘れてる。当時は円墳2基が隣接しているのを確認しているけど今回はしてないな。

末野前方後円墳

兵庫県三田市 2010年2月訪問

前方後円墳、TL32
位置:34°56′03″N 135°12′15″E (日本測地系)
   34.93739185 135.20137949(世界測地系)

左側が鳥居のある後円部、周溝が湿地として残っている


後円部から前方部


前方部から後円部


(見学記)
三田市末、末野公民館側にある前方後円墳です。全長32m程、墳丘は杉林に覆われているが墳形良好、周溝も池となって残っています。前方部端に神社が乗っていて後円部に鳥居があり上が参道となっています。普通なら逆だろうけど前方部が北西向きになっているため神社の向きを考えてこんな風にしたんでしょうか。側に空き地あり。

志手原2号

兵庫県三田市 2002年4月訪問

横穴式石室、全長7.1m,玄室長5.0,幅1.85,高3m
位置:34°55′06″N 135°14′36″E (日本測地系)
   34.92155998 135.24054385(世界測地系)

墳丘、石室前面をすっかり壊失


石室正面、右側に玄門袖石が残る


玄室、幅に比べて背が大変高い


(見学記)
志手原のT字型交差点の北側から民家脇の細い道を入っていくと墓地の脇に墳丘があります。石室前面が大きく破壊され玄室が丸見え、その分幅に比べて大変背の高い様子がよく分ります。片側に僅かに袖石が残っているのを見ると左片袖式でしょうか。

青龍寺裏山古墳群

兵庫県三田市 2002年4月訪問

円墳2基

1号
円墳、終末期
横穴式石室
位置:34°54′47″N 135°12′44″E (日本測地系)
   34.9162825 135.2094352(世界測地系)
墳丘、左後方に2号、広い墓地の中にある


石室開口部


石室、床面に磚が敷かれているが埋め戻されている、現地説明会の写真は大和國古墳墓取調室から


(見学記)
お寺の墓地の中にあるというのですぐ分るだろうと思っていって見たら墓地の広いこと、探すのに一苦労しました。尾根筋からやや南に下った終末期の古墳に相応しい立地です。3月に現地説明会があり石室にはシートが掛っていましたがちょうど市の職員が片づけに来たので石室を見ることが出来ました、ラッキー。石室は人一人がやっと入れる程度の大きさ、最大の特徴である磚(実際は土編だが標準の漢字にはない)を敷いた床面は埋め戻されていましたが石室を見ることが出来ただけでも良しとしなくては。すぐ東側により小型の2号墳がありこちらは横口式石槨墳ですがすっかり埋め戻されていました。

大歳谷1号

兵庫県三田市 2010年2月訪問

円墳、R18、6C末
横穴式石室、残存長4,幅1.8,高2.8m
位置:34°57′08″N 135°10′40″E (日本測地系)
   34.95544558 135.174992(世界測地系)

南側公民館からの遠望、画面中央林の中


円錐形の大きな墳丘が残る


前部が大きく削られている


開口部


玄室


玄室(ストロボ)


奥壁


奥から外


(見学記)
三田市東本庄、県道309号沿いにある西安公会堂北側200m、丘陵麓近くの尾根先端にあります。雑木林の中に入ると円錐形の大きな墳丘が目に入る。だが南側に回るとざっくり削られ羨道は破壊されている。玄室は何とか残っているようで現存長4mほど、側壁は持ち送りがあり背の高い玄室です。奥壁は三角形状の鏡石を据え上と右にブロック状の石を積み重ねている。公会堂駐車場利用可。

大戸松古墳群

兵庫県三田市 2010年2月訪問

1号
円墳、R12、6C後半
横穴式石室、全長6.48m、玄室長4.14,幅2,高3.1m
位置:34°56′53″N 135°11′48″E (日本測地系)
   34.95127966 135.19387972(世界測地系)
背の高い墳丘が残る


石室正面、前部はかなり破壊


非常に背の高い玄室、少し歪んでいるかも


多段積みの奥壁、中段に鏡石を配している


巨大な天井石


奥から外、片袖かな


3号
円墳、R15、6C中
横穴式石室、玄室長4,幅1.9,高1.9m
墳丘背後から


石室正面、こちらも前部破壊


玄室は良好に残る


側壁と同じく奥壁も乱石積み、右上がやや三角持ち送り気味


奥から外


(見学記)
三田市東山、須磨田3号から南へ300m、峠を越えて右側に資材置き場がありその西側竹林の中にあります。ため池脇を通って竹林の中にはいると円錐形の大きな墳丘が見えます。これが3号、南側に石室開口、全長6.48mですが全部が大きく破壊でも玄室は完存側壁は持ち送りがあまりなく背が高く3.1mもあり非常に大きく感じられます。ただ奥壁は中型の石材を積み重ねていますが中段に最大の石が置かれています。石室全体は少し西側に歪んできているかもしれない。墳丘は大きくても殆ど石室が占めているから天井を覆う封土はごく僅か、なのに高木が2本も生えている。これが倒れたら石室自体もかなりダメージを受けるんじゃないかとちと心配です。
南側50mに1号があります。こちらも墳丘はそこそこ残っていて南側に石室開口、やはり前部が破壊されているが4m程の玄室が残っています。1号を見た後のせいもあるけど割石積みの平凡と言えば平凡な石室。こちらを先に見た方がよかったかも。ため池向かい側辺りの市道に駐車スペースあり。

岡ノ谷古墳

兵庫県三田市 2010年2月訪問

円墳、R18
横穴式石室、全長10.5m、玄室長4.3,幅1.95,高2.6m
位置:34°56′47″N 135°12′38″E (日本測地系)
   34.94961312 135.20776755(世界測地系)

石室正面


羨道からして背が高い


羨道から玄室


玄室、奥がすっかり抜かれている


破壊された玄室後部


玄室基部


玄室奥から外


(見学記)
三田市末、千丈寺湖に架かる御旅橋東側袂にある岡の谷公園内にあります。南側から入っていくと湖際の竹林に小さな案内板が立っています。そこから石室が見えている。墳丘は殆ど流失背の高い石室が残っていますが玄室後部が大きく破壊され基部しか残っていません。むしろこれだけ破壊されていても玄室前部や羨道がよく残っているなと言った感じです。基部が残っている奥壁は完存していれば巨石奥壁に見えたんだろうけど大きさの割に薄っぺらで10cmくらいの厚さしかない。殆ど板石と言った感じです。公園に駐車場なし。近くの天満宮駐車場利用可
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