山王塚古墳

栃木県下野市(旧国分寺市)1998年1月訪問

前方後円墳、TL89,RH5
位置:36°23′28″N 139°48′47″E

周囲がかなり削平されている、前方部に石室があるが埋没


(見学記)

丸塚古墳のすぐ西側にある全長89mの前方後円墳です。前方後円墳と判る程度には残っていますがだいぶ小さくなっているようです。前方部に横穴石室があるそうだがその気配も分からず,こちらは全く整備されていません。

山王山古墳群

栃木県下野市 1998年1月訪問

前方後円墳1,帆立貝式2,前方後方墳2他
鬼怒川と田川に挟まれた低い丘陵上に南北3kmにわたって分布
(北から順に紹介)

三王山古墳
前方後円墳、TL70,R38,FW45,RH5,FH5
位置:36°23′39″N 139°54′41″E

群北端、墳丘はよく残っているが藪の中で見にくい、墳頂に三王山北古墳の標柱がある


愛宕神社古墳
円墳
位置:36°23′28″N 139°54′29″E

浅い谷に面して立地


38号墳
帆立貝式、TL37,R23,RH3.8
位置:36°23′35″N 139°54′38″E

浅い周溝が巡る、周囲にも幾つかの円墳あり


三王山車塚古墳
帆立貝式、TL40,R30,RH4,FH1.5
位置:36°23′22″N 139°54′35″E

道路で半分近く削平、右手が前方部、道路反対側にも数基の円墳あり


三王山南塚1号
前方後方墳、TL46,R26,FW20,RH6,FH3
位置:36°22′52″N 139°54′34″E

前方部側から後方部、群南端、かなり変形しているが形が分かる程度に残っている、現地の標柱では三王山東塚古墳


三王山南塚2号
前方後方墳、TL50,R30,FW20,RH5,FH3
位置:1号すぐ西側

変形著しく墳丘も藪の中、現地の標柱では三王山古墳

御鷲山古墳

栃木県下野市 1998年1月訪問

前方後円墳、TL67,R30,FW23,RH4.5,FH4
横穴式石室、玄室長4.7,幅2,高1.9m
位置:36°24′07″N 139°52′49″E

右手が前方部


前方部石室開口部


凝灰岩切石積み玄室


両袖式

オトカ塚古墳

栃木県下野市(旧国分寺市)1998年1月訪問

前方後円墳、TL43,RH2.3,FH1.3
位置:36°22′39″N 139°48′45″E

後円部、下野風土記の丘内。北側に資料館がある、周辺には多くの古墳があるが園内にあるのはこれのみ


左手が前方部


(見学記)

資料館南側の天平の丘公園内にある全長40mの帆立貝式古墳です。小型の前方後円墳によくある片方の大きい長円形の現状を示しています。なお資料館前に小型の前方後円墳がありますがただの模型です。うっかり写真を撮るとこだった。

丸塚古墳

栃木県下野市(旧国分寺市)1998年1月訪問

円墳、R40(基壇R60),H6
横穴式石室
位置:36°23′30″N 139°48′52″E

基壇型だが下段は現地面と同レベルで目立たない




石室開口部、僅かな隙間から中を覗ける


凝灰岩切石積み玄室



(見学記)

愛宕神社古墳北東500mにある径60mの大型円墳でやはり基壇型。周溝も巡っているようだがあまりはっきりしません。南側に石室が開口,各壁が凝灰岩の1枚石で構成された両袖式石室で玄門も1枚石を刳抜いたものだそうです。他の古墳の石室もそうですが凝灰岩の切石は大きさがほぼ同じで1辺2~3m位です。残念ながら羨道は埋まり僅かな隙間から玄室を除くのが精一杯,もう少し痩せていれば何とかはいれるかなとも思いましたがやはり一人ではおっかないですね。石室にはいるためにダイエットしなくては。県史跡。

甲塚古墳

栃木県下野市(旧国分寺市)1998年1月訪問

帆立貝式、TL85,R63,FW56,RH7.5,FH4
位置:36°22′50″N 139°48′28″E

基壇型、円形の基壇の上に帆立貝式の上段が乗る、左手前方部に石室があり盗掘で僅かに石材が見えている


墳丘上部明治時代の発掘で十文字に切断されている


(見学記)

資料館西方,県道18号脇にある基壇型帆立貝式の古墳です。全長85m。上段が四つ割りにされていて4基の古墳が並んでいるよう,無惨やなー。南側に短い前方部がありさらにその下の基壇部に凝灰岩の切石で出来た石室の一部が露出しています。

別処山古墳

栃木県下野市(旧南河内町)2001年2月訪問

前方後円墳、TL35,R25,FW24、6C後半
横穴式石室、全長4.1m,玄室長3.3,幅1-1.2,高1.4m
位置:36°21′15″N 139°53′11″E

公園の一角に復元された墳丘、元はすっかり削平されていた


羨道、玄門、左は普通の袖だが右は棒状の石を壁面に埋め込んでいる、共に天井に達していない


奥壁下部にやや大型の石を使うが他は全て玉石を使用、奥に向かってやや広がる


右片袖式


(見学記)

低い丘陵の南端に位置する全長37mの前方後円墳です。墳丘は削平されていたが運動公園の造成で埴輪が出土、緊急発掘で周溝を持つ前方後円墳と確認された。後円部に横穴石室があり全長4.1m、羨道の短い石室で玄室も幅1m、高1.5mと小さい。奥壁下部にやや大型の石が使われているが奥壁上部や側壁は河原の玉石が使われています。右片袖式だが反対側にも小さな袖石が壁面に埋め込まれていてどちらも小さく天井に達していません。現在古墳の部分だけが元の状態で残され墳丘復元周溝も残され復元遺物も一部展示されています。

愛宕塚古墳

栃木県下野市(旧国分寺市)1998年1月訪問

前方後円墳、TL70,R46,FW50,RH5,FH5
位置:36°23′21″N 139°48′37″E

基壇型2段築成、見えているのは前方部上段、下段に気がつかないと小型に見える


前方部隅から後円部、くびれ部に石室があるそうだが確認できず、神社で少し削平を受けている


(見学記)

資料館北方,県道44号北側にある全長50mの基壇型前方後円墳で,前方部の発達した後期型です。後円部の一部が神社によって多少削られていますがここに石室があれば多少は石組みが出ると思いますが何もないから石室は多分前方部でしょう。周りに浅い周溝も巡っています。県史跡。
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