亀井古墳

島根県奥出雲町(旧横田町)2022年4月訪問

横穴式石室
位置:35°07′22″N 133°03′23″E(日本測地系)
   35.12594632 133.05378827(世界測地系)
耕地整理で耕作地になった農地の一角に保存


小型石室完全露出、せっかく保存しているのに説明板も何もなし


残存2m程度と小型、天井石は2枚か


反対側から、左が奥壁


背後から


(見学記)
奥出雲町大馬木、県道49号から妙網寺へ行く途中に小さな石室露出、本物かと思うほどの小型ですがそれでも奥壁側壁天井石とセットで揃っています。斜面を耕地整理で段々状にした際保存したのでしょうか。せっかく保存したのだから標柱の1本でも立ててくれればよかったのにね。手前に駐車スペースあり。

吉ヶ口古墳

島根県奥出雲町(旧横田町)2022年4月訪問

横穴式石室
位置:35°09′16″N 133°02′52″E(日本測地系)
   35.15760933 133.04517592(世界測地系)
県道脇に穴が空いている状態、説明板もなし、古墳とは思えない状態


石室最後部残存、補強材なんていらないだろ


撮るものがないので左を撮って


右を撮って、側壁は僅かに残る


奥壁は縦長1枚石で立派


(見学記)
奥出雲町大谷、県道270号沿いに石室が露出していますが奥壁辺りの僅かしか残っていません。草も生えていて初め車を走らせながら意識して左側を注意していたのですが気が付かなかった。石室は1mも残っていませんが奥壁は縦長の見事な1枚石です。それだけに補強材が入っているのが残念、こんなに奥行きが短いのにこれ必要か。側に駐車スペースあり。

琴枕古墳

島根県奥出雲町(旧仁多町)2022年4月訪問

横穴式石室
位置:35°14′08″N 133°02′20″E(日本測地系)
   35.23871009 133.03628377(世界測地系)
県道脇に案内板、ただ少し離れているがこの先には案内板はない、ゴミステーション脇にギリギリ駐車可


丘陵斜面に単独で立地


墳丘は石室を覆う程度に残る


石室正面、前部破壊、左の石が羨門の石でしょうか


奥行きはそれ程なく4m程度


左側は1枚石を並べているのに、右側は細かな石材と随分違う


奥壁は小型だが1枚石


奥から外、左側は状態が悪く土砂が流入


〃ストロボ無し


古墳からの眺め、如何にも終末期的立地


(見学記)
常楽寺古墳から更に1.2km程行くと琴枕古墳の案内表示があります。そこから集落内に入っていきますがその後は案内は全くなし。入ってすぐ右側にセメント舗装の道がありそこを登って舗装が尽きたとこで左に曲がり突き当りの右上辺りにあります。全長3m程度の小型石室、右側側壁はやや崩れかかっていますが左側は完存、縦長の石を並べ積み重ねがありません。立地といい石積みといい終末期っぽい石室です。案内板の所にあるゴミステーション側にギリギリ駐車可。

常楽寺古墳

島根県奥出雲町(旧仁多町)2022年4月訪問

横穴式石室
位置:35°13′32″N 133°02′51″E(日本測地系)
   35.22871181 133.04489446(世界測地系)
耕作地の中に石室完全露出、こんな状態に関わらず多数の埴輪が出土


石室下部は埋没、3枚の天井石はほぼ元の位置のまま


斜め前から、玄門がはっきり残っている


玄門の位置が右に偏っているような


_2と反対側


奥壁は残っているが小型、少し動いているかな


内部は石材が詰め込まれている


(見学記)
亀嵩農道入り口から西に1.2km程行くと常楽寺古墳の案内板があるのでそこを曲がり旧高田小学校前の畑に完全露出した石室があります。内部は埋没、これだけならよくあるパターンですが豊富な埴輪が出土したそうです。多分相当前からこの状態だったんでしょうが多数の埴輪が残っていたというのが驚きです。廃校への登り口辺りに駐車可。

岩屋古墳

島根県奥出雲町(旧仁多町)2022年4月訪問

円墳、R15、7C前半
横穴式石室、全長7m
位置:35°13′29″N 133°03′26″E(日本測地系)
   35.22787882 133.05461598(世界測地系)
駐車ポイント辺りからの遠望、谷筋奥の民家背後にある、農道案内板左下の茶色い看板が古墳の案内板


尾根筋南側斜面に立地


石室前部は破壊


石室正面から


羨道天井石、真っ二つに割れている


立ったまま入れる羨道


立柱石の袖石を立てている


巨石で構成された玄室、奥壁だけ2段積みで他より石材小型


巨大な1枚石の天井石


左側壁も1枚石


右側壁もやはり1枚石


奥から外、祠があるのでちょっとずれる、左右袖石は大きさが違い側壁に食い込んでないようだ、右の袖石は上部が破壊されている


羨道奥から、玄室と幅は変わらない


墳丘背後から


(見学記)
奥出雲町高田、亀嵩農道入り口に案内板があります。そこから北に道路が伸びていてその奥に民家、その背後にあります。途中2ヶ所にも案内がありますが一番肝心の最後の曲がる場所にないのが画竜点睛を欠くと言うか。よく見れば墓地の上に説明板の一部が見えていたんですけどね、終わった後に気がついたけど。古墳は円墳とも方墳とも、丘陵斜面に立地、南側に開口した巨石石室です。羨道と玄室の幅が殆変わらず袖石を突き出した両袖式の石室です。玄室は天井側壁とも巨石1枚石、奥壁だけ鏡石+平石、なんでこれだけそうしたか。内部に豚バラ肉のような石材を使った祠があり神社として利用されていたようです。7C前半の築造で近くには高田廃寺があり古墳から寺院へ変わる時代のものでしょうか。農道を入って50m辺りに駐車スペースあり。

穴観古墳

島根県奥出雲町(旧仁多町)2022年4月訪問

2基

2号
 円墳
 位置:35°12′41″N 132°58′10″E
    35.21454543 132.96684896(世界測地系)
モヒカン刈り状態の墳丘、ストリートビューでこの様子が見られます


てっきりこれに開口していると思って周囲をグルっと廻ってみました


笹薮の中も上にも登ってみてが開口せず


1号
 前方後円墳?
南側林の中に入ると標柱があってホッ


墳丘は笹薮に覆われハッキリしない


これが前方部でしょうか


笹薮の中に東向きに開口、多少掃除しました、手前のは天井石でしょうか


開口部正面、前部は多少破壊


開口部から内部撮影、町内最大の石室、全長7m程


中程から、高さはそれ程ではない


ほぼ1枚石の奥壁巨石、上に平石


奥から外、無袖かな


(見学記)
奥出雲町鴨倉、2基からなる古墳群ですが穴観古墳となっています。国道314号にある道の駅おろちの里から東に行きトンネル手前で左に曲がって1分ほど、簡易水道浄水場背後に大きな墳丘があります。町内最大の石室を持つそうでてっきりこれがそうかと思いましたが石室が開口している様子がない。グーグルマップでは穴観古墳となっているし他に古墳があるとは思ってなかったからちょっと途方に暮れました。目立たない標柱があってこれは2号でした。それでは石室を持つのは1号かと思い探してみたら道路向かいの林の中にありこちらも標柱がありました、近くで良かった。東向きに開口、全長7m程度ですが前上部が失われ天井があるのは5m程度でしょうか。北側に前方部のような高まりがあり前方後円墳でしょうか。道路は広いので駐車も特に問題なし。

堂の前古墳

島根県奥出雲町(旧仁多町)2022年4月訪問

横穴式石室
 位置:35°14′15″N 133°00′37″E(日本測地系)
    35.24065311 133.00767679(世界測地系)
すっかり笹に覆われている、地元の方に聞く前、この前を通っているが気が付かなかった


上の方に僅かに石材が見えている


笹薮の中に石室らしい石組みが見えている、内部は埋まっているようなので接近せず


(見学記)
奥出雲町八代、木次線トンネル北東の道路脇にあります。HP「古墳とかアレ」には農地の中に藪に包まれた石室があるようなので衛星写真やストリートビューで探したがそれらしいのが見当たらない。現地に行っても見当たらない。現地の人に聞いてわかりました。もうすっかり様変わりでこりゃわからんわ。農地は放棄地になり石室はすっかり熊笹に覆われて一部しか見ることが出来ません。掃除したら意外と立派な石室が出てきそうなんですけどね。

無木古墳群

島根県奥出雲町(旧仁多町)2022年4月訪問

L字型石室墳2基

1号
 L字型石室
 位置:35°09′49″N 132°57′52″E(日本測地系)
    35.16677361 132.96185028(世界測地系)
道路脇に標柱、以前あった説明板はなくなっている


玄室天井部が開口、入れないこともないが無理に入ることもない


反対側、笹薮の中に開口部


ここが本来の開口部、多少掃除しました


羨道側壁が随分傾いている


羨道、玄室奥天井が開口しているので明るい


ここが正面奥、実質側壁


小型の玄室、各壁は1枚石で構成


右側壁


左側壁


奥から反対側、1枚石でこれもまるで奥壁のように見える、天井石も羨道まで繋がっている


羨道玄室を隔てる仕切石でしょうか


羨道奥から、右側がかなり崩れている


〃ストロボ無し


2号
 逆L字型石室
1号東側、やや離れた場所に標柱がある、初めこれを見逃して暫く時間を無駄にした


古木の下に開口、チョット掃除しました


匍匐前進必至の狭さ


羨道、前部が多少埋まるが奥はそれ程でもない


〃ストロボ撮影


右側壁に段差がある


正面はもういかにも側壁、石室が右に曲がっている逆L字型、Γ型とも


奥壁は1枚石、右側壁も1枚石、ここも1号よりやや大きい


角部分を撮影、左玄室、右羨道、奥行きが無いのでこれが精一杯


奥から反対側、これを立てたら普通に奥壁に使えそう


羨道奥から、入り口が埋まり気味なのが分かる、天井は入口部分が一段低くなっているか


〃ストロボ無し


(見学記)
奥出雲町下阿井、特異な石室を持つ2基からなる古墳群です。1号は道路脇ですが以前あった説明板は無くなっていて目立たない標柱が立っているだけでした。草が刈られ開口していますがそれは玄室奥の天井が外されている部分、本来の開口部は小さな墓地側に北向きに開口しています。内部に細竹が生えていたので掃除してから入室、かなり小型でしゃがんで入ることになります。先程の開口部のおかげで奥の方が明るくL字型石室の様子がよくわかります。手前部分(羨道と言えるのか)と玄室部分の間に仕切り石があります。玄室部分はかなり狭く大人一人が横たわるのは厳しいでしょうか。壁面は平面に整えられています。すぐ上に右に曲がる道がありそこを入って20m程にも同様の標柱が立っています。でも墳丘は殆ど分からず熊笹も茂っているので開口部は見当たらずちょっと手間取りました。標柱から見て左下辺り、複雑に枝を伸ばしている木の根本に開口しています。大分狭く入口部分は土砂が溜まっていますが奥の方はそれ程ではありません。こちらは逆L字型石室で右側に玄室があります。石室の規模も1号より大きくここも壁面は平面に整えられています。1号の方が小さく玄室の向きが逆、ひょっとして夫婦の墓なんでしょうかと想像。1号前に駐車可。
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