楯縫古墳

兵庫県豊岡市(旧日高町)2001年4月訪問

円墳、R29、6C後半
横穴式石室、全長13m,玄室長5,幅2.3,高3.4m
位置:35°27′44″N 134°47′59″E (日本測地系)
   35.46538323 134.79696057(世界測地系)

石室正面、墳丘は殆ど流失、天井石が露出、湿気の高い谷の中ですっかり苔むしている


羨道


巨石を使った玄室、但馬最大クラスの石室


奥から外、両袖式、天井石が1枚抜かれている


(見学記)
十二所神社から川を越えた南東にやや広い谷があり入り口から1km程行くと楯縫古墳群の石碑が建っています。ここから支谷に入っていくと石室が見えてきます。谷中の尾根先端を整形して作った墳丘ですが封土はかなり流れ去り石室が露出しています。全長13m但馬最大クラスの石室です。羨道や玄室天井石の一部が失われていますが巨石を使った背の高い石室です。すぐ北側に崩壊した小型の石室が3基並んでいます。湿気の高い谷で石材がみな苔むしている。県史跡。

大神塚古墳

兵庫県豊岡市(旧城崎町)2001年4月訪問

(画像無し)

(見学記)

豊岡市との境界の尾根上にある径40m程の円墳です。側の畑で作業をしている人に聞いたが既に登っていく道は無いそうです。石室もあるそうだけに残念。

十二所神社古墳

兵庫県豊岡市(旧日高町)2001年4月訪問

墳形不明
横穴式石室、線刻壁画
位置:35°28′21″N 134°47′21″E (日本測地系)
   35.47565963 134.78640591(世界測地系)

社殿前に石室天井石が露出、右側が羨道


正面の石が玄門上のまぐさ石か、写真では分からないが全面に線刻壁画がある、側壁の石材と材質がまるで異なる


(見学記)
市街地北東、鶴岡橋西側袂に十二所神社があり、その境内にあります。すぐ前は川と堤防で墳丘はすっかり不明の状態、石室天井石が2枚木の根っこに抱かれた状態で露出しています。内部は殆ど埋没南側の羨道?に入ると正面のまぐさ石に線刻壁画が全面に見えていますがどのような図柄かは不明。この石材は周りの側壁と材質がまるで違っています。

入佐山古墳群

兵庫県豊岡市(旧出石町)2001年4月訪問

前方後円墳1,円墳2
低い丘の上にあり公園となっている

3号
円墳
位置:35°27′34″N 134°53′02″E (日本測地系)
   35.4626072 134.88111923(世界測地系)

丘の頂にある、大型だが低平な墳丘、他に前方後円墳の2号から家形埴輪が出土


(見学記)
町役場東方、出石高校背後の丘陵上にある古墳群で前方後円墳1,円墳2基からなっています。全体が公園となって保存されていますが説明板はお寺の側の登り口にあるのみ。ここから登っていくと前方後円墳の2号墳があり前方部に東屋がありますが2号の札が立っているだけで前方後円墳と気づかずうっかり通り過ぎてしまった。ここから家形埴輪が出土しています。頂にあるのが円墳の3号、径30mくらいですが背の低い墳丘です。

二見谷古墳群

兵庫県豊岡市(旧城崎町)2001年4月訪問

円墳4基

遠望:対岸玄武洞から見た古墳群


1号
円墳、R20
横穴式石室、全長8.45m
家形石棺
位置:35°35′03″N 134°48′05″E (日本測地系)
   35.58731441 134.79862478(世界測地系)
墳丘、墓地となっている


石室正面、天井石が露出している


玄室、石棺、崩壊防止の鉄骨が入っている


家形石棺、縄掛け突起のない新しいタイプ、身より蓋の方が随分大きい


奥壁


奥から外、両袖式、羨道は埋没


2号
横穴式石室

玄室下部しか残存していない


3号
横穴式石室
手前が奥壁のようだ


4号
円墳
横穴式石室、全長9.7m
家形石棺
石室開口部、墳丘は殆ど流失


玄室、石棺、玄室はかなり細長い


家形石棺、側板は復元、1号より新しそうだ


これが元の側板?


奥壁


奥から外、石棺はほぼ中央に置かれている


(見学記)
観光地で有名な玄武洞の円山川を挟んだ対岸にある4基からなる古墳群です。JR玄武洞駅側、二見集落の背後の丘の上にに墓地がありここに1-3号があります。1号が径20mの円墳で墳丘はかなり削平され天井石が露出しています。。南側に石室が開口、柵があるが中には入れる。羨道は埋まっていますがやや背の高い玄室が残っています。内部に家形石棺が残存、蓋石は縄掛け突起のない新しいタイプで身より蓋石の方がかなり大きい。玄室内部には崩壊防止の鉄骨が入っています。側にある2号は玄室下部のみ残存、3号は石室が僅かに露出している程度です。谷を挟んだ南側斜面に4号があります。墳丘は殆ど流失していますが東向きに石室が開口、こちらも羨道が埋まっていますが玄室はほぼ完存。全長9.7mの細長い玄室で中央に家形石棺があります。こちらも蓋石に縄掛け突起が無く1号と比べても薄くより新しいようです。身の部分は復元のようで奥に元の石材が置かれています。石室の構造に比べて石棺の精美さが目に付きます。県史跡。

茶臼山古墳

兵庫県豊岡市(旧出石町)2001年4月訪問

円墳、R49、5C
位置:35°27′32″N 134°53′15″E (日本測地系)
   35.46205177 134.8847301(世界測地系)

墳丘遠望、但馬最大の円墳、目立たない谷の中にある


墳丘、左遠方の丘に引佐山古墳群がある


墳丘、左遠方谷の出口が出石町内


伝茶臼山古墳出土長持形石棺、町立資料館中庭に保存展示、特異な形をした長持形石棺の小口板、他にアーチ型をした蓋石の一部が残る


同所にある箱式石棺、茶臼山とは関係ない


(見学記)
引佐山3号から東側の谷に降りていくと遠方に大きな墳丘が見えてきます。径49mの但馬最大の円墳茶臼山古墳です。谷に突き出た尾根の先端を整形した墳丘で3段築成のように見えますがこれは耕作のせいかもしれない。それにしてもこれほどの大型円墳がまるで隠れ里のような谷の中にあるのも不思議です。ここから出土したと言われる長持形石棺の一部が町立資料館の中庭に展示されています。アーチ型の蓋石の一部と小口部の1枚だけですが特異な形をしています。資料館は有料ですが石棺だけ見学させて欲しいと頼むと無料で入れてくれました。他に箱式石棺が2基あります。町史跡。
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