水別古墳群

岡山県真庭市(旧八束村)2001年4月訪問

石室2基を博物館敷地内に移築
位置:35°17′29″N 133°42′57″E (日本測地系)
    35.29455014 133.7131716(世界測地系)

1号
石室正面


小型でドーム状の玄室


2号
石室正面


側面


(見学記)
四つ塚古墳群から東3kmにあった古墳群ですが現在1,2号の石室が博物館敷地内に移築保存されています。1号は2m程度の小さな玄室ですが袖石を使った玄門、ドーム状の玄室となかなか立派な物です。2号は天井が失っていますがやや細長く1号とはかなり違っています。

間久保古墳

岡山県真庭市(旧北房町)2011年4月訪問

横穴式石室、玄室長5,幅2.5,高2m(現状)
位置:34°55′41″N 133°38′10″E (日本測地系)
    34.93125447 133.6334669(世界測地系)

墓地脇石垣の中に開口


石室前上部は崩壊


巨大な板状の天井石


石室内部はゴミ溜め状態


せっかくの大型石室なのに残念


奥壁は基本2段積み、石材に少しヒビが入っている


奥から外


こんな状態でよく残してくれたと言うべきか


(見学記)
真庭市上中津井、清常公会堂東側の小さな墓地にあります。墳丘はすっかり分からない状態で天井石露出、かなり大型の石室ですが前部崩壊後部もゴミ溜め状態で大量のゴミが堆積しています。せめてゴミでもなければ大型の石室を堪能できるのにね、残念。石材は近くの定古墳群と同じのが使われているようです。墓地まで車で入って行け駐車スペースあり。

川東車塚古墳

岡山県真庭市(旧落合町)1996年4月訪問

前方後円墳、TL45,R28,RH4.5,FW16,FH3.5
位置:35°01′23″N 133°45′30″E (日本測地系)
    35.02624562 133.75567544(世界測地系)

墳丘側面、形のいい姿を残している


前方部側から後円部


(見学記)
津山からかなり離れていますが町役場北方約 500m、中国自動車道と旭川が交差する辺りの丘陵上川を見下ろす位置に立地する全長61m の前後です。墳丘は良好で96年に小規模な発掘が行われ全体が裸の状態、場所的にも見学しやすい古墳です(側の配水塔が目印)。

一色八幡古墳

岡山県真庭市(旧落合町)2006年4月訪問

6C後半
横穴式石室、現存長8.9m
位置:34°59′24″N 133°41′42″E (日本測地系)
    34.99319169 133.69234639(世界測地系)

社殿前にすっかり露出した石室


上記反対側


石室正面、羨道は壊失


石室内部、殆ど埋没


露出した天井石


(見学記)
真庭市一色、国道313号から県道84号にそれ中国道の下をくぐってすぐ右の道を行くと前方に神社の森が見えています。一色八幡神社社殿の前に玄室がすっかり露出、羨道は壊失しているようです。現存長9m程でかなり大きな石室ですが内部は殆ど埋没しています。神社社殿の横や裏に古墳があるのはよくありますが真ん前にあるのは珍しい。市史跡。

日名古墳群

岡山県真庭市(旧落合町)2006年4月訪問

前方後円墳3,他

13号(稲荷山古墳、神の毛1号)
前方後円墳、6C中
横穴式石室、全長7.4m、玄室長4.55,幅2.1,高2.25m
位置:35°02′45″N 133°43′38″E (日本測地系)
    35.04902036 133.72456626(世界測地系)
開口部


羨道、玄門床面にしきみ石がある


玄室、かなり持ち送りが強い


奥から外、片袖式、天井の幅が極端に狭い


14号
横穴式石室
稲荷山西側にある墳丘、周囲がかなり削られている


石室露出部、こちらが奥壁側


石室内部、他の2基の石室と同じ左片袖式


20号(ムスビ山高塚古墳)
前方後円墳、TL21,R14
横穴式石室、全長6.9m、玄室長3.5,幅2.1,高2.3m
位置:35°02′56″N 133°43′43″E (日本測地系)
    35.05207562 133.72595489(世界測地系)
前方部から後円部、尾根先端に構築


石室開口部


羨道


玄室、稲荷山より持ち送りがかなり緩やかになっている


奥から外、片袖式


33号
位置:35°02′58″N 133°43′58″E (日本測地系)
    35.05263117 133.73012121(世界測地系)
丘陵麓にある露出した石室


石室内部は埋没、天井石も落っこちそう


(見学記)
真庭市日名、国道313号から県道390号を川沿いに西進し谷奥辺りにある前方後円墳3他からなる古墳群です。

ムスビ山高塚古墳
割と広かった谷筋が急に狭まる辺りで車を止め皮の北側を眺める。尾根の上にあるそうで候補は2カ所、こう云うときはついつい登りやすそうな方に行きますが残念外れ、上に古い神社があって丸い地形をしていますが古墳ではなさそうだ。でも全く無駄ではなく降りていった下に古墳がありました。石室も露出でもかなり状態は悪く天井石も今にも落ちそうな古墳でした。もう一カ所は麓にある猪防護策を越えて茨の生えた道を苦労しながら登ると尾根の頂きにありました。全長20m程最小クラスの前方後円墳ですが一応それらしい形を保っています。後円部南側に開口、羨道玄室とも保存状態の大変よくなんでこんな場所にと思うほどの石室でした。市史跡。
南側に降りていくともう一つ石室があるはずですが、下で犬がワンワン吠えていたしそれ程たいした石室でもないのでそちらは諦めました。

稲荷山古墳
ムスビ山から川を越えた反対側、低い尾根上にある前方後円墳でムスビ山が分かればこちらは簡単に見つけることが出来ました。低い尾根を利用して造られた前方後円墳ですが墳形は殆ど分からなくなっています。東側に石室が開口、羨道玄室とも良好に残っています。玄室は持ち送りがかなり強く天井部は幅が随分狭くなっています(内部は真っ暗でその時は分からなかったけど)。奥壁も下部にやや大きな石を据えていますが平石を積み重ねた状態で全体の構造もムスビ山より古そうです。ちょうど地主さんがいたので色々はなしを聞きました。時々訪問者がいるそうでつい最近関西から来たそうな。間違いなくOBITOさんだな。また現在は羨道から入ることが出来ますが以前は全く分からず墳頂部の盗掘坑から中に入っていたそうで玄室もかなり埋没していたとのことでした。
途中に周囲が削られ一部石室の露出した古墳があります。露出しているのは奥壁側で内部もかなり埋没、他の石室と同じ左片袖式でした。

荒木城御前古墳群

岡山県真庭市(旧北房町)1999年4月訪問

前方後円墳1,前方後方墳1

荒木城御前西塚古墳
 前方後円墳、TL63,R39,RH6、4C
 位置:34°57′00″N 133°38′13″E (日本測地系)
    34.95319569 133.63429953(世界測地系)
前方部側面から後円部


後円部、竪穴石室(埋戻し)を持つ


荒木城御前東塚古墳
 前方後方墳、TL45、3C末~4C初
 位置:34°57′02″N 133°38′16″E (日本測地系)
    34.95375116 133.63513272(世界測地系)
後方部側面、前方部が撥状に開く古いタイプ


墳丘図(説明板より)


(見学記)
町道をさらに東に行くとまた案内石碑がありすぐ南側の細長い丘の上にある古墳群で前方後円墳1,前方後方墳1からなる。東塚は全長 45m の前方後方墳で前方部が細長く鉢状に開く古い様相を示すが現状は全体が灌木に覆われ前方後方墳かなとわかる程度。3C末~4C初。西塚は全長 63m の前方後円墳で前方部があまり開かない古いタイプ。墳丘もよく残っていて疎林の中で全体像もよくわかる。後円部頂に竪穴石室があるが現在窪地にわずかに石材が見えている程度。4C。共に町史跡。
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