緑山古墳群

岡山県総社市 1998年訪問、2010年再訪

総数19基(5,12,13,15は欠番、9,17,22号は消滅)丘陵上の3基で長大な石室が良好に残っている

1号
円墳、R11
横穴式石室

98年当時、現在は下から見えなくなってます


石室後部がかろうじて残る


奥壁


奥壁と左側壁


背後から見た墳丘


2号
円墳、R13,H4.5
横穴式石室、石室長9.35m、玄室長5.6,幅1.6,高1.65m

羨道は基部が残るも埋没


開口部から見た内部


側壁は持ち送りのない2段積み、奥壁は1枚石


奥から外、片袖式


3号
横穴式石室、全長3.0m、玄室幅0.7m

山道に天井を失った石室露出


箱式石棺の可能性もあるかな


4号
円墳、R24,H5
横穴式石室、全長10.8m、玄室長6.1,幅2.3,高3.2m

石室正面、墳丘ははっきりしない


石室開口部、ここから正面に作山古墳が見える


羨道、奥で天井石が一段下がる


一様に持ち送りのある玄室


〃(縦位置)


奥から外、両袖式


〃(縦位置)


6号
円墳、R15.6,H2.4
横穴式石室、全長6.2m、玄室長3.7,幅2.5,高2.2m

石室正面、墳丘上部は流失


羨道天井部壊失


持ち送りのある玄室


奥壁は小形石材を積む、この群の中では珍しい


奥から外、両袖式、まぐさ石上の石材が抜かれている


7号
円墳、R25,H3.8
横穴式石室、全長11.2m、玄室長5.4,幅2.6,高2.8m

丘陵最高部に位置する


石室開口部、この前は急斜面


石室正面


長い羨道


あまり持ち送りのない側壁


〃(縦位置)奥壁石材は6号より大きく8号より小さい


奥から外、左片袖式、袖石はなく幅は広い


〃(縦位置)


8号
円墳、R33,H6
横穴式石室、全長15.1m、玄室長7.0,幅2.9,高4.1m
位置:34°40′21″N 133°46′45″E

良好に残る墳丘


石室正面


長い羨道、下が多少埋まる


県内有数の大型玄室、石材も大型


〃(縦位置)


奥から外、左片袖式、ここも袖石は無し、まぐさ石がすこぶる巨石


〃(縦位置)


羨道、奥から外


10号
横穴式石室、全長6.8m、玄室幅1.6m

墳丘は原形を留めず


大きく抉られ石室石材露出


石室も大きく破壊、祠が乗っているのが奥壁


奥壁背後から


11号
円墳、R13.0,H2.5
横穴式石室、全長8.3m、玄室長3.9,幅2.4,2.95m

墳丘石室とも良好


狭い開口部


羨道、前部は壊失しているようだ


かなり持ち送りのある玄室


奥壁の積み方は7号に似てるかな


奥から外、両袖式


〃(縦位置)


14号
円墳、R11.5,H3.0
横穴式石室、全長6.2m、玄室幅1.4m

石室開口部、内部はかなり埋まる


石室内部奥壁の様子


16号
横穴式石室、全長6.1m、玄室幅1.4m

丘陵麓辺りに立地、右側の石も転落した天井石のようだ


開口部


石室内部


玄室奥壁、一応1枚石かな


奥から外


18号
横穴式石室、全長9.6m、玄室長3.8m

石室下部しか残っていない


左奥壁、右側壁


奥壁


21号
横穴式石室、全長5.0m、玄室幅1.3,高1.4m

急斜面に立地、天井石が転落しかかっている


右側奥の天井石はなんとか元位置


玄室後部、奥壁


奥壁と側壁


(見学記)
(1998年)
コウモリ塚古墳などがある総社古墳群の北側丘陵西端の半独立丘陵緑山にある古墳群です。ここに横穴式石室を主体とする古墳群があるのは知っていたんですが今回行ってみて山上の古墳群にしては予想以上に大きな石室があり石室の保存状況もよいので急遽見てある記でアップします。ライト必須,今回は見くびってライトを持たず行ったので少々怖い思いをした,やはりどんな時でもライトを忘れずに。東側鞍部から墓地に至る道がありその左側に半壊した石室が露出した古墳が1基さらに墓地の北側に3基,南側に1基あります。墓地の位置が最高地点で石室を思わせる巨石がごろごろしていますが古墳かどうかは不明です。まだ他にもあるかもしれません。

8号
墓地から北に行く山道のはずれにあり墳丘は藪に覆われていますが西側に石室が開口しています。入り口は土砂の堆積でかなり狭くたいしたことはないだろうと腹這いになって入ると奥が見えないほど長い石室,埋まっているのは入り口付近だけで羨道は中腰で歩け玄室は高さが約4m位,石室全長もおおよそ10m位ある大きな石室で(数字はすべて目測値),右片袖式の巨石墳です。

7号
1号すぐ南側,ここも墳丘は藪で西側に石室が開口しています。1号とほぼ同様の状態で左片袖式という点が異なります。1,2号とも石室前は急斜面となっていますが遺物などをどうやって入れたんでしょうね。

6号
2号南,墓地すぐ北側。この石室だけは他とはだいぶ異なっていて石室規模も小さく(玄室長約2.5高2m)小型の割石を使いやや持ち送りのある玄室で玄門には両側に立ち石を立て上にまぐさ石をのせた両袖式です。保存状況もやや悪く石室が半ば露出羨道も前面が欠損しています。

4号
墓地すぐ南側に墳丘があり,西側斜面に石室が開口しています。入り口はやはり狭いですが中は広々,全長約10m玄室も長6m高3m位でやや細長い石室,両袖式ですが袖幅は狭い。石室が南西に向いていてその先に作山古墳があるのは偶然でしょうか,意識的なんでしょうか。

1号
墓地登り口左側にあり,墳丘は土取りで半分に切断,崖面に石室が露出していますが奥壁部分がかろうじて残っていて下には石材が転がっています。南向きで巨石が使われていますが規模は1,2,4号よりは小さいようです。

(2010年)
丘陵上だけでなく斜面や麓にも新たな石室墳があるので再訪してみました(本命はそのお隣だけどね)。以前は下から見えていた1号石室もすっかり見えなくなっていて梯子も変わっていたけど石室自体は変わらず残っていました。上に上がってみるとすぐ側に2号、墳丘ははっきりしませんが石室は良好に残っています。規模はそれ程大きくないですが奥壁がここでは珍しい1枚石です。それにしても以前来たときにちょっと登っていれば気がついただろうにな。側に14号がありますが小形の石室がかなり埋まった状態奥壁がかろうじて見える程度です。南側麓近くに16,18,21号がありますが石室状態はあまりよくありません。丘陵頂に登る山道途中にいかにも天井石を失った石室と思われるのが露出、小形で箱式石棺かもしれない。これも以前は気がついてないな。鞍部の道を北に行くと右手に墳丘があり東側に石室開口、墳丘石室とも良好に残っています。大型石材を積んだ背の高い玄室で両袖式、7,8号ほどではないですがかなりの規模の石室です。ここもこの道を通れば墳丘に気がついただろうにな。以前は南側から来てここは通ってなかったのかな。更に北側に10号、石室は大きく破壊され小さなお堂が乗っているのが奥壁でしょうか。
[ 2013年04月25日 20:54 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

稲荷山古墳群(北群)

岡山県総社市 2010年訪問、2011年再訪

便宜的に南群中央群東群西群、北群に分ける

S51号
位置:34°40′23″N 133°46′59″E

墓地の中に残る大きな墳丘、前面が大きく削られている


石室開口部


やや埋まった羨道


玄室は良好、側壁はやや持ち送り


奥壁は中型石材を積み上げる、右下がやや大きく鏡石かな


奥から外、片袖式


〃(縦位置)


S52号
墓地の中に1枚天井石露出、右側の石は関係なさそう


左側に基部が残る


内部は殆ど埋没、奥壁上部が僅かに見えている


S7号
10年当時の開口部


内部はゴミ溜め状態


11年所有者が掃除をしてくれました


草刈りされて石組みも分かりやすく


良好な内部もスッキリ、所々赤色顔料の跡が残っています


内部は意外と大きい


こちらが羨道入り口


S4号
位置:34°40′20″N 133°47′01″E

10年当時


羨道に障害物があって中に入れず


11年


石室開口部、こちらも所有者が取り出してくれました


羨道は良好、袖石が突き出ている


玄室は大きく歪み危険な状態、これでよく崩壊しなかったなと言うレベル


奥壁は小形の石材を積み上げている


奥から外、両袖式


〃(縦位置)


羨道奥から、入り口の石が一段下がる


S5号
小形の石室露出


内部の状態はよくない


左側壁


S37号
極狭の開口部


カメラを突っ込んでもよく分からない


内部は意外と良好


奥から外、片袖式


カメラを上向きに


S38号
割とよく残る墳丘


天井石の隙間から入れる


奥壁辺り、右が側壁


玄門辺り、羨道完全埋没


S39号
墳丘良好


石室正面


入り口から内部


玄室は半ば埋まるも良好


奥壁は1枚石+α


奥から外、無袖かな


S40号
石室開口部辺り


石室正面


細長い玄室、割と良好


奥から外、無袖式


天井石が屋根型


(見学記)
北群
北側の墓地の中に2基の石室があります。S51は大きな墳丘が残っていて稲荷山古墳群の中では一番分かりやすいかも。ただ墳丘は前面が大きく抉られています。つい最近やられたばかりのようだ。幸い石室はよく残っています。前面が崖状になっていますが問題はないでしょう。羨道は土砂が流入してやや狭いですが玄室はそれ程でもなく状態はよい。やや持ち送りのある側壁、奥壁は右下にやや大きめの鏡石を据え小形の石材を積み重ねています。玄門は左片袖式。墳丘石室とも状態はよくこの古墳群の中で一番見学しやすいでしょう。すぐ側にS52がありますが墓石の間に天井石が1枚露出している程度で知らないと見逃すかも。内部は殆ど埋没していますが奥壁の上部が僅かに見えています。形からして1枚石かな。墓地駐車場有り。
丘陵北東麓辺りに6,7基の石室墳が集中しています。中央群のS9辺りから降りていく獣道もありますが北側から入っていく方が無難でしょう。雑木林の入り口辺りに笹藪に包まれた墳丘があり奥壁の一部が抜かれて開口しています。10年以前は中に粗大ゴミが入れられて石室の様子がよく分かりませんでしたが11年所有者の好意でゴミがすっかり取り出されよく観察できるようになりました。持ち送りのない右片袖式、羨道入り口が殆ど埋まっていますが天井石が一段下がっています。玄室石材には一部赤色顔料も残っています。雑木林の中にはいると右手に大きな墳丘が見えます、これがS4号。墳丘中段に石室開口、ここも10年以前は大きな箱のような物があって中に入るのは不可能でしたがこれも所有者が取り除いてくれました。かなりの重量物で取り出すだけでも相当大変だったと思うけどただただ感謝感謝あるのみです。羨道はよく残っていますが玄室にはいると墳丘の外見からは想像できないほど状況が悪く石室が大きく歪み天井石も傾いています。特に左側壁は大きくせり出し危険な状態です。役所が管理しているとまず閉鎖されているでしょうね。奥壁も見えていますが玄室の大きさの割には小形の石材を積み重ねています。S4の側にS5、小形の石室が露出している。斜面上のS37は開口部が劇狭、カメラを突っ込んでも殆ど分からないので意を決して入ってみると玄室は殆ど埋まっておらず思いの外良好でした。奥壁は下部に不定形の鏡石を据えた左片袖式の玄室です。その上のS38は天井石が露出その隙間から入れますが内部はかなり埋没しています。その西側のS39は石室は割と残っていますが内部は半ば埋まっています。でも鏡石+αの奥壁までなんとか見えています。一番奥のS40も石室露出細長い石室が残っています。露出した天井石が屋根型をしているのが特徴です。
[ 2013年04月25日 20:48 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

稲荷山古墳群(西群)

岡山県総社市 2010年訪問、2011年再訪

便宜的に南群中央群東群、西群、北群に分ける

S41号
位置:34°40′23″N 133°46′53″E

現墳丘上部に石室露出


巨大な天井石


石室内部、埋まっていたのを掘り返したような


奥壁は1枚石


奥から外


S32号
石室基部しか残っていない


右側が側壁正面奥が奥壁かな


後方から


S33号
石室正面、羨道は埋没


狭い開口部


石室内部、状態は良さそう


側壁はやや持ち送り、奥壁は不定形の鏡石を据えている


奥から外、片袖式


〃(縦位置)


S31号
石室正面、墳丘は多少残る


開口部


整った玄室、持ち送りはない


奥壁は切石状の石三段積み、奥から外を取り忘れてるな


S14号
位置:34°40′15″N 133°46′50″E

石室開口部、後半部しか残っていない


石室内部


奥壁、小さいながらも鏡石を据えている


奥から外


(見学記)
西群
丘陵西側は分布が少なく麓近くに幾つかあるだけです。石室残存状況もあまりよくなく道もないので見学困難、分かりやすいのは北側のS41くらいでしょうか。石室内は埋まっていたのを掘り返した様な跡があります。奥壁は1枚石です。南側のS31とS33は隣り合っていますが石室特に奥壁の状態がかなり違います。S33は不定形の鏡石を据え小形の石材を適当に詰めいていますがS31は切石に近い石材を3段に積み重ねています。S14は周りに古墳がなく単独で存在しています。まるで西側の緑山古墳群に対する門番のような感じです。石室自体は後ろ半分くらいしか残っていません。
[ 2013年04月25日 20:37 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

稲荷山古墳群(東群)

岡山県総社市 2010年訪問、2011年再訪

便宜的に南群中央群、東群、西群北群に分ける

D24号
開口部


すぐに一段下がったまぐさ石がある、羨道はかなり壊失しているようだ


石室は良好、右側壁が土圧でかなり傾いている


奥壁は巨石の鏡石+α、側壁がせり出して一部隠れている


奥から外、片袖式


〃(縦位置)


S2号
狭い開口部


内部は状態よい


〃(ストロボ撮影)


奥から外、無袖式


S3号
開口部、内部は埋没


S19号
石材が1個露出するのみ


D5号
位置:34°40′12″N 133°47′04″E

背後から見た墳丘


石室正面


持ち送りの殆どない玄室


1枚石の奥壁


奥から外、両袖式かな、羨道天井が一段下がっているようだ


S22号
天井の隙間が開口


カメラを突っ込んで撮影、小形の玄室


S21号
こちらも天井部に僅かな隙間


内部はやや埋まるも状態良さそう


S23号
開口部


玄室奥辺りしか残っていない


左側壁は平石を丁寧に積む


右側はそれ程でもない


S36号
石室正面、羨道は一部破壊


石室内部、持ち送りはない


〃(ストロボ)


やや不揃いの奥壁


奥から外、片袖式、右側も袖石っぽい


S50号
石室開口部


内部の状態はよさそう


ここも持ち送りはない


奥から外、無袖式


S34号
背の高い墳丘が良好に残る


転がった石材が1個露出するのみ


S35号
位置:34°40′06″N 133°47′03″E

墳丘良好、石室正面


開口部


持ち送りのない細長い玄室


〃(ストロボ)


奥壁は巨石1枚石


奥から外、無袖式


(見学記)
東群
31号から東に行くと鞍部を通って東側にやや東西に長い丘がありその頂部よりやや南や東側に石室墳が分布しています。D24,5、S2など比較的石室良好で入りやすいのもあります。ただ山道から少しずれているので注意が必要、冬場なら見逃すことはないと思いますが。石室以外に丘中央辺りに巨岩が露出しています。石切場かどうか分かりませんが31号西側にも石切場かなと思われる場所もありこの丘は石材の調達には困らなかったようです。D24とS2の間を通って下っていくと元の登り口に戻ります。まずすぐにあるのがS36で割と墳丘が残り羨道はやや埋まり気味ですが細長い石室が残っています。更に下っていくと左側の石室が幾つかありますが藪の中で見学しにくい。その中でS50がS36と似た石室で側壁の持ち送りも殆どありません。元の登り口に戻って道路を南に行きため池北側丘陵が低く南に伸びた先端にS34,S35があります。西側のS34は背の高い墳丘が良好に残っていますが巨石が一つ転がって露出しているのみ。東側のS35も墳丘良好、南側に石室開口羨道は埋まっていますが天井石がずれて開口しています。ここも側壁は垂直に立ち上がり奥壁は巨石1枚石無袖式です。構造からして古墳群最後発の古墳でしょうか。
[ 2013年04月25日 20:35 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

稲荷山古墳群(中央群)

岡山県総社市 2010年訪問、2011年再訪

便宜的に南群、中央群、東群西群北群に分ける

31号
横穴式石室
位置:34°40′16″N 133°46′57″E

丘陵頂に位置する、石室正面


大きな墳丘も残る


1年前はまだ藪に包まれていた


長い羨道も良好に残る


羨道奥、まぐさ石が一段下がる


玄室、奥の天井石が一段下がる


〃(縦位置)


ブロック状の石を組み合わせた奥壁


奥から外、片袖式、玄門川の天井石も一段下がる


羨道奥から


S55号
31号墳丘裾にある小形石室、画面奥が31号墳丘


長さは1.5m程度


上から


32号
玄室奥しか残っていない


小形ながら奥壁は1枚かな


S11号
こちらも玄室奥のみ残存


奥壁


S9号
尾根筋に構築


天井石が大きく外されている


内部も状態が悪い


奥壁も一部欠けている


奥から外、落下した天井石


奥壁側外から


42号
石室がかなり露出、手前の石は羨道天井石のようだ


石室正面


羨道


奥壁の一部が抜かれるが玄室の状態はよい


奥から外、片袖式、かなり隙間がある割には土砂が流入していない


(見学記)
中央群
ここはやはり丘陵頂にある31号が最大の見所、大きな墳丘が残っており羨道玄室とも良好で入るのも楽と三拍子揃っています。規模からして盟主墳であるのは間違いないでしょうが場所的にも群の中でも最初に築かれたのかな。そうだとすると一番古いけど一番良好に残っているわけで築き方も力が入ったんでしょうかね。石室は長いけど緑山7,8号ほど背は高くありません。ただ天井部前後が一段下がっているというか中央部が一段高くなっています。玄門は右片袖式。墳丘裾に小さな石室S55号があります。横穴石室は追葬出来るのが特徴なのにわざわざ外側に造ったのは何か意味があるんでしょうか。北側尾根筋にも幾つか古墳がありますが場所的には広いですが南側に比べて数は少なく楽に見学できるのはS9、41号の2基のみ。ともに石室露出、特に42号は比較的状態がいいです。31号から続く山道(かまどねこさんが整備)がありますがそうそう人が通る場所ではなくいつまで通れるかな。
[ 2013年04月25日 20:31 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

稲荷山古墳群(南群)

岡山県総社市 2010年訪問、2011年再訪

便宜的に南群、中央群東群西群北群に分ける

S42号
石室正面、天井石が巨石、前部が少し壊失しているようだ


石室内部


奥壁はほぼ1枚石


奥から外


S43号
位置:34°40′14″N 133°46′57″E

石室正面


石室内部、天井から土砂が落ちているがほぼ良好


玄室後部、奥壁は2段積み


奥から外、土圧で左側壁がやや孕んできている


S28号
石室正面


石室内部、途中が埋没


後部は埋没を免れている


S27号
劇狭の開口部


内部も半ば埋まる


奥から外、両袖式


S45号
天井石が露出


カメラを突っ込んで撮影、多少埋まるも良好そう


S26号
天井部に隙間


開口部は劇狭


内部は良好、奥壁1枚石


S54号
石室開口部


玄室奥しか残っていない


S29号
前部の天井石を失った石室


石室内部


奥壁


24号
露出した石室正面


大きな天井石


長い石室


羨道奥、玄門辺り


玄室、両側壁がやや孕んでいるようだ


多数の石を組み合わせた奥壁


奥から外、片袖式、まぐさ石が巨大


羨道奥から


22号
開口部、右側の石が邪魔になって入りにくいし出るのも困難


カメラを突っ込んで撮影、内部の状態は良さそうだ


21号
石室正面、手前の石は天井石


開口部


石室後部は割と良好


奥壁


奥から外


S44号
開口部、規模の割に幅が狭い感じ


内部は土砂が流入


玄室後部


1枚石の奥壁


奥から外


(見学記)
緑山古墳群東側に隣接する丘陵上に分布する古墳群ですが今までは全く無名の状態でしたがHP古墳奮闘のかまどねこさんによって県内でも有数の大古墳群に発展しました。緑山古墳群の方は県内でも有数の大型石室があるのでマニアの間ではそれなりに知られていたと思いますが稲荷山の方が何故か全く知られてなかったですね(分布図を持っていたのに全然行ってない(汗)、結果的にはその方がよかったけど)。良好に残った石室も多くありますが(入りにくいのも結構あるけど)かなりマニア向けの古墳群で全て見学しようと思ったら丸一日覚悟しておいた方がいいでしょう。数が多いので便宜的に南群、東群、中央群、西群、北群に分けて紹介していきます。番号は全てHP古墳奮闘に従っています。

南群
丘陵南側に登り口がありそこを入ってすぐ道が分かれていて左に曲がります(真っ直ぐ行くと西群方向)。ため池を過ぎた辺りから石室が点々とありますが山道も獣道状態、でも要所要所にテープが巻かれているので迷うことはないでしょう。ただこの群は石室の数は多いですが入るのが容易なのはS43やS44、24号くらいでしょうか。S27,28,26,45,54は山道もなく案内がないと見学困難です。この中でS54は見学が終わって元の場所に戻ろうとしてショートカットしていてかまどねこさんの足が石室に填って見つけました。この例のようにまだまだ未知の石室が眠っているかもしれません。
[ 2013年04月25日 20:26 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

浦越古墳群

岡山県総社市 2010年2月訪問、2011年10月再訪

(古墳番号はHP「古墳奮闘」に従う)

1号
方墳?
横穴式石室、玄室長5.5,幅1.4,高1.4m
位置:34°40′45″N 133°41′36″E

丘陵中腹緩斜面に立地


墳丘背後から


南側に石室開口


開口部、羨道前部は壊失


良好に残る玄室、右側壁の積み方が丁寧


ほぼ1枚石の奥壁


奥から外、片袖式


2号
横穴式石室
位置:34°40′49″N 133°41′34″E

天井石が何枚か露出


3号
横穴式石室、石室全長9m、玄室長5.5,幅2.3,高2.3m
位置:34°40′52″N 133°41′44″E

石室正面、羨道前部壊失


羨道奥、巨石まぐさ石が一段下がる


巨石を積んだ玄室、長い間水が貯まっていたようで下部が黒ずんでいる


巨石鏡石の奥壁、左側側壁もかなりの巨石


奥から外、片袖式


〃(縦位置)


4号
横穴式石室、玄室長3.5,幅1.2,高1.4m(現状)
位置:34°40′55″N 133°41′42″E

石室正面


玄室後部が良好に残る


ほぼ1枚石の奥壁


奥から外


5号
横穴式石室
位置:34°40′36″N 133°41′32″E

尾根先端に大きな墳丘が残るが前(右側)が大きく削られている


大きく抉られ石室露出


奥辺りしか残っていない


巨大な天井石


石仏が祀られ奥壁はよく見えない



(見学記)
総社市浦越、ここもかまどねこさんに案内して貰ったときカメラの故障で写真がおかしくなっていたので再訪。かなり広い範囲に分布しているので再訪時でも多少手間取った。東側の住宅団地最奥に駐車ポイントがありそこから小さなため池南側を通っていくと道の脇にぽっかり石室が開口しています。これが仮3号、墳丘は藪に包まれ羨道前部も壊失しているようですが巨石を使った玄室完存、玄室長5.5m程、殆ど持ち送りのない側壁、奥壁は巨石の鏡石を据えその上に一段重ねています。玄門は左片袖式、まぐさ石もすこぶるつきの巨石です。以前は水が貯まっていたようで石室下部が黒くなっています。更に西に進むと開けた場所に畑が広がりその西側に丸い墳丘が見えています。これが仮1号で方墳だそうだ。南側に開口羨道は多少壊失していますがこちらも玄室完存、玄室長は5.5mと3号と変わりませんが幅高さとも小さくやや小ぶりな印象を感じさせます(こちらを先に見てから3号に行ったほうがいいかも)。それでも奥壁は1枚石からなりこちらも側壁はほぼ垂直に立ち上がっています。左に比べて右側壁の方が石が割と整っていて丁寧に積み重ねられている印象を受けます。ここから北西側ため池北側にあるのが仮2号、天井石が露出している程度で内部は埋没しています。3号から山道を北に向かい大きく西にカーブした辺りの少し先にあるのが仮3号、ここは一応自力で発見、と言っても現地を見たら両側は細竹の藪で全く見通しがきかず道そのものも消えかかっている状態でこれは無理だなと思ったけどせっかく来たのだからと入りやすそうな場所から突入してみると(道南側)ピッタシだったようで両側に墳丘が見えていました。となると石室のあるのは西側、細竹が茂って移動が大変だけどなんとかたどり着けました。石室自体は小形で前部は壊失しているけど後部は良好に残っています。
[ 2013年04月25日 20:15 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

作山古墳

岡山県総社市 1988年1月訪問、1995年再訪

前方後円墳、TL270,R170,FW160,RH24
畿内を除く全国2位の規模
位置:34°39′44″N 133°46′21″E

墳丘遠望


後円部正面


(見学記)

造山古墳の西約3km,総社市三須にある全長285mの巨大前方後円墳です。こちらも丘を整形して作られていて前方部側に残丘があり前方部との間が大きく断ち割られています。この残丘はあまり大きくないので完全に削平したほうが墳丘の見栄えがよくなると思うのですが何故残したのでしょうね,陪墳もないし。しかしこのおかげで現在の天皇陵に見られるような前方部側から祭祀を行うということはないと思われます。ここも墳丘南側に集落がありますが,墳丘の残り具合はよいようで,三段築成や造出もよく観察できます。測量図を見ると後円部が真円でないのは元の丘が少し小さかったせいでしょうか。かっては埴輪片がよく出たそうですが殆ど持ち去られて現在は殆ど見つけることは出来ないそうです。墳丘に松が密生していましたが現在は間伐されていて特に南側から巨大な墳丘がよく見ることが出来ます。
[ 2013年04月25日 20:12 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

宿寺山古墳

岡山県総社市(旧山手村)1988年1月訪問

前方後円墳、TL118
位置:34°39′32″N 133°47′09″E

前方部、後円部は大きく破壊


(見学記)
国分寺南方,宿集落の西側にある全長 190m の前方後円墳ですが,R429によって後円部がかなり削られていますが,前方部は2段築成の様子がよく分かります。周濠が検出されていますが現在の地形には反映されていないようです。村史跡。
[ 2013年04月25日 20:06 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

火山群集墳

兵庫県姫路市 2012年3月訪問

13基

遠望:見野長塚辺りからの長め、丘陵麓辺り一帯に分布


9号
石材が2個転がっているだけ


A号
地元有志が表示板を立てている


10号
横穴式石室
位置:34°48′07″N 134°44′14″E

斜面やや上方にあり僅かな高まりが残る


開口部、石室前部は破壊


石室後部は良好、持ち送り無し


奥壁は巨石1枚石


奥壁前、箱式石棺でしょうか


側壁脇に箱式石棺があるもよう


奥から外、天井石が随分出っ張ってる


C号
墳丘周りの石でしょうか



11号
横穴式石室

石室殆ど露出


南側、こちらが入り口側


奥壁側が破壊されトンネル状


後方斜め上から


墳丘の高まりは残る


細長い石室


奥から外、多少埋まる


〃ストロボ無し


12号
横穴式石室

こちらも石室露出


入り口天井石が割れて塞ぐ、天井石が平石に加工されている


前部天井石が抜かれて開口


玄室後部、奥も天井石が抜かれる


奥から外


天井石が折れた様子、やはり人為的に割られたんでしょうね


古墳?
群の南端辺りにあった


一見外護列石にも見えるが古墳らしくは感じなかった


(見学記)
四郷町本郷、大歳神社のある丘陵麓一帯に分布する古墳群で竹林の中にありますが地元保存会のおかげで見学しやすくなっています。なお近隣に同名の神社があるので注意が必要(あやうく間違えそうになったよ)。神社から南側の竹林の中に入っていくとビニールテープで通路が示され古墳の脇には手作りの表示板もあります。ただ封土も流失して石室が露出しているのが殆どです。群集墳という割にはそれ程多くはなく今の所見学しやすいのは10,11,12号くらいでしょうか。竹林南側出口辺りで一見良好な墳丘のようなのがあったけど古墳ではなさそうだけど自然地形でもないしなんだろう。このまま南に出ると近くの水田の中に見野長塚古墳があります。前方後円墳ですが殆ど僅かな高まりがあるだけです。神社に駐車場無し。
[ 2013年04月25日 08:18 ] カテゴリ:姫路市 | TB(-) | CM(0)

宿20号

岡山県総社市 2009年4月訪問

横穴式石室、全長6.5m、玄室長4,幅1.6,高1.5m
位置:34°39′31″N 133°47′38″E

石室開口部、天井石下部を整形しているようだ


入り口から内部


玄室、左右の側壁の積み方が随分違う、床の石片は石棺か


鏡石の奥壁+小石詰め


奥から外、片袖式、袖幅が広いが石組みがやや雑


(見学記)
総社市宿、県道270号を更に西に行き水仙亭の所で南に折れ道なりに行くと吉備路霊園につく(ここに駐車可)。更に南東の道を行くと行き止まりになっていて車はここまで。更に小道を行くと斜面に石室開口、と言っても案内して貰わないと分かりづらい場所です。古墳群の中で唯一石室が残っているそうでそれも羨道玄室と良好に残っている。入り口に露出した天井石はいかにも下部を整形して整えた感じ。玄室は袖石を立てた片袖式だが少し幅が広い。奥壁は鏡石を据え上に小石を詰めている。床面に大きな石の破片が転がっているが石棺でもあったのかな。側壁は殆ど持ち送りはないが左右で随分石の積み方が違う。右側は長めの石を積み上げているが左側は寧ろ立てている感じ、左右で積み方が違うのが時々ありますね。
[ 2013年04月24日 10:53 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

すりばち池古墳群

岡山県総社市 2001年4月訪問

総社北公園内に保存、箱式石棺6他
位置:34°41′36″N 133°44′56″E

保存地域、総社平野部が見通せる谷奥に立地


箱式石棺


(見学記)
総社北公園の建設に際して発掘され現在公園内の古墳広場として保存公開されているが現地には何の説明もない。南向きの斜面に幾つかの箱式石棺があり下の方に墳丘が復元されているがこれが1,4号だろうか。総社の平野部を見通す谷奥に立地していたようだが現在は住宅がすぐ側まで押し寄せている。
[ 2013年04月24日 10:51 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

砂場嚢越古墳(仮称)

岡山県総社市 2010年2月訪問

横穴式石室、玄室長3.3,幅1.7,高1.8m(現状)
位置:34°39′52″N 133°42′22″E

墓地内に玄室天井石露出


横から


玄門上部脇が開口


玄室は良好に残る


羨道は殆ど埋没


(見学記)
総社市八代、久代大塚と同じ丘陵ですが東側にあります。集落背後の墓地の中ですが同じような墓地が幾つもあるので注意が必要。墳丘はすっかり流失、玄室天井石が3枚露出しています。玄門脇が開口していますが大人では入れそうで入れない大きさ、中にブルーシートがありますが子供でも入り込んで遊んでいるんでしょうか。上体を突っ込んで撮影すると玄室自体は良好、側壁は殆ど持ち送りはないですが奥壁は積み方が雑な感じです。羨道は殆ど埋まっている。
[ 2013年04月24日 10:49 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

角力取山古墳

岡山県総社市(旧山手村)1988年1月訪問、1995年再訪

方墳、30×37,H7
位置:34°39′21″N 133°46′33″E

東から


南から


(見学記)
作山古墳南方の小丘陵上にあるこの辺では珍しい方墳です。大きさは30×37m高7mで周りの水田から見てもよく目立ちます。この変わった名前はここで奉納角力でも行われたためでしょうか(勝手な想像ですが,こういう例が他であったもので)。すぐ脇に持坂20号墳の横穴式石室(天井無し)が移築保存されています。村史跡。
[ 2013年04月24日 10:48 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)

下向大塚古墳群

岡山県総社市 2010年2月訪問

横穴式石室、玄室長6,幅1.6,高1.5m(現状)
位置:34°39′57″N 133°42′13″E

墳丘良好だけど分かりづらい


開口部


羨道、まぐさ石が一段下がる


細長い玄室、中央辺りに土砂が流入


玄室後部


鏡石を据え上に平石を重ねた奥壁


奥から外


玄門辺り、片袖式


(見学記)
久代大塚から200m程東側尾根先端近くの西向き斜面に構築された古墳です。東側から近づくと単独の墓石(だったかな)があり更にその西側で後は藪の中を突き進むだけ。大きな墳丘が残っていて久代大塚に向かい合うように西側に開口しています。開口部はかなり狭いですが何とか入れる。羨道は短く玄室は細長く6m程で久代大塚古墳群とは大分異なっています。玄室中央辺りに土砂が流入していてちと撮影に邪魔。奥壁は鏡石を据え上に厚い平石を重ねています。これはむしろ久代大塚4号に似ている。玄門は右片袖式ですが袖部が幅広い割には石に積み方がやや雑な感じです。近くにも割と良好な墳丘がある。
[ 2013年04月24日 10:46 ] カテゴリ:総社市 | TB(-) | CM(0)
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