山内古墳群(女山古墳群)

福岡県みやま市(旧瀬高町)2015年3月訪問

公園案内図に載っている(掠れているので加筆)


1号
横穴式石室
位置:33°09′31″N 130°31′10″E

尾根状地形の先端に立地


長い羨道は基部しか残っていない


単室石室、玄門まぐさ石が残る


玄室天井もすっかり失う


片側の側壁はほぼ直線的


反対側はややカーブし片胴張りか


石材は全体に小型、奥壁基部だけやや大きい


側壁がややせり出しているが土圧のせいかな


奥から外、下部に袖石を立てた両袖式、袖幅が割りと広い


2号
複室横穴式石室

1号直ぐ側にあるが石室構造はまるで異なる、羨道上部は壊失


前室玄門、石材は切石状


後室玄門、袖石も切石状、しきみ石がある


前室上部、背が高い


左側壁


右側壁、共に平石を積み重ねる


後室、基部に巨石鏡石を据えている、近くにある鶏塚石室とよく似ている


〃縦位置、背の高いドーム状


見事なドーム状天井


奥から外、両袖式


〃縦位置


前室奥から


3号(仮称)
崩壊した石室、元の状態がよく分からない


これは天井石でしょうか


崩落した天井石、石材はかなり大きい


女山神籠石
標柱がないとただの石垣にしか見えません


見学記
鶏塚から300m程行くと女山史跡森林公園が有りこの中にあります。入口辺りに公園内案内表示がありそれに古墳が載っていますがなんとも分かりづらい。一度展望台まで登って尾根伝いに西に下って行くと3号がありますが石材が何枚か散乱状態だけ。更に下っていって尾根先端のピークに1,2号が保存されています。1号は天井を失った単室石室、袖石を立てた両袖式で石材はそれ程大きくはありません。右側壁が胴張りのようです。東側に隣接して2号がありこちらは複室石室、羨道はかなり失われていますが前室後室完存、前室玄門袖石は切り石状の角柱で見事なものです。前室は背が高く側壁は小口積み、後室はやや胴張り、奥壁基部の鏡石がやや巨石で側壁は基部まで小口積み、持ち送りしたドーム状です。説明板に”1,2号とも同じ大きさで共に西向きなので規格性をもって造られている”と書かれていますが石室構造はまるで違いますね。開口部の向きも2号は1号をさけて開口してますよ。公園内には国の史跡である神籠石がありますが予備知識無しに見たら遊歩道整備の際の石垣としか見えないな(汗)。公園には駐車場がなく鶏塚脇が駐車場に指定されているようです。
[ 2016年09月29日 19:10 ] カテゴリ:みやま市 | TB(-) | CM(0)

相撲場古墳群

福岡県みやま市(旧瀬高町)2015年3月訪問

14基

鶏塚古墳
円墳
複室横穴式石室
位置:33°09′36″N 130°31′30″E

山の上だが道路脇広場にあって分かりやすい


右側平坦面よりやや下がった斜面に立地、こういう立地をよく見かけますが石室構築しやすいんでしょうか


墳丘もよく残るが藪に包まれちょっとガッカリ感


羨道は殆ど消失


前室開口部、土圧で袖石がやや傾く


大きな前室、これだけでも群集墳の玄室並みの大きさ


前室も天井が高い


後室、巨石鏡石を据え上部は小型石材を積む


〃縦位置


見事なドーム状天井、コウモリがお休み中


奥から外、両袖式


〃縦位置


前室奥から


〃縦位置、かなり高いの分かる



鶏塚から道路隔てた南側林の中、比較的大きい、他にも入室可能な石室があるようだ


見学記
瀬高町大草、14基からなる古墳群ですが実質見られるのは鶏塚だけでしょうか。清水山2号から道路をそのまま進んで2.7km程で道路脇にすっかり裸になった鶏塚の大きな墳丘が見えています。道路は曲がりくねっていますがそれ程狭くもなく一度下の県道まで降りてから更に登るよりずっと楽です。西向きに開口した複室石室で羨道はあまり残っていませんが前室後室完存、前室もかなり大きく背が高くここだけで小型の玄室くらいの大きさがあります。後室は奥壁に巨石鏡石を据え側壁は小型の石材を持ち送りにしたドーム状です。石室にはお馴染みのコウモリがお休み中でした。道路反対側の林の中にも古墳があります。割と大きいが石材などは一切見られず。道路脇に駐車スペース有り。
[ 2016年09月29日 19:09 ] カテゴリ:みやま市 | TB(-) | CM(0)

清水山古墳群

福岡県みやま市(旧瀬高町)2015年3月訪問

1号
複室横穴式石室
位置:33°08′47″N 130°31′34″E

道路下に墳丘が見えている


平坦面に築かれた墳丘


開口部は埋まり気味


羨道、前室玄門


前室、後室玄門


前室天井、高く四角い


後室、奥壁は一応鏡石を据えている、基部にやや大型石材、上部は小型石材を積み上げる


〃縦位置


見事なドーム式天井


奥から外、両袖式


〃縦位置


前室奥から


2号
複室横穴式石室
位置:33°08′48″N 130°31′44″E

道路ヘアピンカーブの内側に残る墳丘


羨道は殆ど壊失、右の石碑は多分羨道石材を使っているんだろうな


開口部、奥に見えているのは前室玄門


前室玄門、1号より整っているような


前室天井、ここも高く四角い


後室、1号よりはっきりした鏡石


〃縦位置


ドーム式天井、こちらは1号の方が見事かな


奥から外、袖石を立てた両袖式


奥から前、後室片側


〃反対側


前室奥から


古墳?その1
1,2号の間にありました


石室?


上から見た様子、左右に袖石?、間口が広い割に奥行きがない、炭焼き窯としても入り口が広すぎ


古墳?その2
割りとはっきりした墳丘


石材散乱?


見学記
瀬高町本吉、みやま柳川IC東側、県道774号沿いに清水公園や清水寺の案内表示があります。そこを曲がって行き寺を通りすぎて更に曲がりくねった道路を登って行って登り口から約2.8km程、右ヘアピンカーブの所に展望のきく駐車スペースがあります。その北側斜面下にあるのが1号、斜面を削って墳丘を造りだしています。西向きに開口する複室石室で良好に残っています。前室も割と大きく後室は基部に大型石材を据え上部を持ち送りしたドーム状、奥壁は基部に鏡石を据えその上にもやや大きな石材を置くなど奥壁らしくなっています。墳丘位置をもう少しずらせば平坦面の広がりがあって造りやすくなると思うのですがやはり斜面をカットした方が作業量の節約になるんでしょうか。道路を更に600m程登ると2号があります。ヘアピンカーブの場所にこじんまりした墳丘が残っています。羨道は基部しか残っていませんが複室石室の前室後室は完存、見かけの墳丘の割には大きく感じられます。ここもドーム状で1号と似たような構造です。カーブの所に駐車スペースあり。1,2号の間に小さな石室のようなのがありましたが奥壁側が湾曲していて炭焼き窯跡かもしれない。その向かい側にも墳丘のような高まりがありますがこれは古墳のような感じがします。
[ 2016年09月22日 19:09 ] カテゴリ:みやま市 | TB(-) | CM(0)

九折大塚古墳

福岡県みやま市(旧山川町)2015年3月訪問

前方後円墳、TL42,R29,RH4.5,FW15,FH1.5、6C
位置:33°08′11″N 130°30′51″E

丘陵端に立地する前方後円墳、丘側から近づくと後円部と説明板が見えている


2段築成の後円部、上部平坦


後円部から前方部、平坦で広い


前方部から後円部、左に短い突出部?があり帆立貝式の説もある


周辺に陪冢4基、これは3号


見学記
山川町河原内、県道774号から高速道沿いの細い道を入って行くと子供の家と書かれた家の前辺りに案内表示があります(錆びていて読めませんが)。そこから尾根上に上がるとすっかり茶畑になっていますが尾根先端に古墳があります。竹林の中ですが後円部と説明板が見えています。帆立貝式ですが説明板では名称が単に大塚、前方後円墳となっています。墳丘はよく残っていますが後円部頂きが広い平坦面になっていて修復されているかもしれない。墳丘と尾根の間が低くなっていて周溝があったようです。陪墳が4基あるそうですが1基しか確認できず。読みは”つづれ”です。市史跡。
[ 2016年09月22日 19:09 ] カテゴリ:みやま市 | TB(-) | CM(0)

春日神社2号

福岡県みやま市(旧山川町)2015年3月訪問

位置:33°08′11″N 130°30′51″E

神社境内にはっきりした墳丘、1号は消滅のようだ


石材露出、横穴式石室のようです


見学記
大塚から南側の溜池堤を渡って行くと春日神社があり境内に10m程度の墳丘が残っています。石材が僅かに露出している程度です。序だから行ってみただけ。
[ 2016年09月22日 19:08 ] カテゴリ:みやま市 | TB(-) | CM(0)

清原古墳群

熊本県和水町(旧菊水町)2002年4月訪問、15年3月再訪

前方後円墳3,円墳1、公園

(2015年)
前方後円墳、TL62,R41,FW40,FH7.5
横口式家形石棺
位置:32°58′04″N 130°36′07″E

南東から見た墳丘、右が後円部、手前に周溝、上段の現墳丘は周囲をかなり削平


前方部端


西から見た墳丘


前方部隅から後円部


前方部から後円部、石棺見学施設がある


後円部から前方部


横口式石棺、巨大な縄掛突起、県内石之室古墳石棺とよく似ている


手前に側壁があり羨道となっている、左手前の石材は扉石でしょうか


屋根側面に縄掛突起、水平に付く


右側も同様、ほぼ正面からしか撮れないのでアングルがとれない


京塚古墳
円墳
舟形石棺

船山古墳から見た復元墳丘、手前が船山古墳周溝


虚空蔵塚古墳
前方後円墳、TL44,R38,RH5.5
位置:32°58′02″N 130°36′03″E

北東から、ここは特に変化なし


周溝が巡るが前方部端にはないようだ


南西から


塚坊主古墳
前方後円墳、TL43,R30,FW20、6C初
複室装飾石室、玄室長2.7,幅2.5m

発掘時の写真(説明板より)、石屋形のある肥後型石室、墳丘上部はすっかり壊失していた、石室を解体修理して復元


上部を失った石室復元、ガラス越しに見学


手前に閉塞石、立石は後室袖石、その手前に前室があるがわかりづらい


横から見ると前室が分かるが羨道に近い感じ、後室に石屋形、その手前に屍床があるがこれもわかりづらい


石屋形


石屋形正面から、奥壁に装飾がある


石屋形天井石に巨大な縄掛突起がある


奥壁装飾、鋸歯文でしょうか


復元墳丘


屋外に展示、石室天井石だそうです、左奥東屋に清水原石棺


清水原石棺
家形石棺、身は組合式、蓋は刳抜式、蓋石にヒビが入っているのかな


寄棟式の蓋石、丸い縄掛突起


こちらはヒビが入ってないような


蓋石は内側まで見事に繰り抜かれている


(2002年)
江田船山古墳
前方後円墳、TL62,R41,FW40,FH7.5
横口式家形石棺
位置:32°58′04″N130°36′07″E

墳丘西側、墳丘周囲は復元、上部は元のままか


前方部隅から、周溝が巡り、くびれ部両側に造出がある


横口式家形石棺、後円部施設内に保存、ガラス越しに見学できる、銀象眼太刀が出土したことで有名


京塚古墳
円墳
舟形石棺

復元墳丘


虚空蔵塚古墳
前方後円墳、TL44,R38,RH5.5
位置:32°58′02″N130°36′03″E

復元墳丘横から、前方部はかなり削平されていた


前方部隅から、周りを前方後円型の周溝が巡る


塚坊主古墳
前方後円墳、TL43,R30,FW20、6C初
複室装飾石室、玄室長2.7,幅2.5m

復元墳丘、手前に置かれている石(矢印)が玄室、前室の天井石


前方部隅から


清水原石棺
側の県道拡張工事のさい出土、塚坊主古墳の側に保存


蓋は刳り抜き、身は組合式


(見学記)

菊池川を望む清原(せいばる)丘陵の西端にある古墳群で現在前方後円墳3基(全て国史跡)と円墳1基が復元され公園として整備されています。園内には歴史民俗資料館(無料)もあるが無人の小さな建物で縄文から古墳時代の出土物が展示されているが船山古墳出土品はレプリカだけ。むしろ中庭の苔むした舟形石棺に興味が行くが何も説明はない。

江田船山古墳
やはり一番のお目当てはこれ。銀象眼の文字が彫られた太刀が有名で本などにはよく出てくるが墳丘のことが書かれていたことは殆どなく、お目にかかれて嬉しかった。更に驚いたのは後円部に上るとドアがあり石室でもあるのかなと思って入ると中には横口式家形石棺が。ビックリしたな~、こんなのがあるなんて初めて知ったよ。ガラス越しに見ることになりますが内部照明付き、入り口はいつも開いているようで随時見学できます。他の古墳は復元墳丘を見る程度、塚坊主古墳には石室があるが保存施設の中で見学は出来ない。側に県道拡張工事のさい出土した家形石棺が展示されている。
[ 2016年09月15日 19:32 ] カテゴリ:和水町 | TB(-) | CM(0)

塚原古墳群

熊本県熊本市(旧城南町)2002年4月訪問、15年3月再訪

前方後円墳2、円墳方墳方形周溝墓など77基
墳丘復元、公園として公開

(ほぼ見学順に並べる)

三段塚古墳
円墳、R33(復元径)
位置:32°41′12″N 130°44′26″E

群中最大の円墳


隣の丸山2号から、周りに周溝


整備前の墳丘(説明板より)


丸山2号
方墳、18.8×20.2m
県内最大級の家形石棺出土2.4×1.25×1.5m(高さは推定)

ガラス越しに石棺見学、ただしレプリカ


丸山2号からの古墳群遠望、手前は隣の方墳、植え込みも方形周溝墓などを表示


琵琶塚古墳
柄鏡型前方後円墳、TL61.8,R32.5,RH3.5,FW21,FH1、5C末

低平な墳丘、特に前方部が低い


幅広い周溝を持つ


花見塚古墳
前方後円墳、TL31.7(現存長)、R24.5,FW24.3、6C末~7C初
位置:32°41′09″N 130°44′15″E

三段築成、周囲に周溝外堤


真横から


前方部斜めから


前方部から後円部、埋葬主体は横口式家形石棺(破壊)


後円部から前方部、周溝は琵琶塚に比べて狭い


花見塚から古墳群遠望、右奥に琵琶塚、左遥か奥に三段塚


20号
花見塚前方部側、外堤を一部切断周溝共有、右奥に17号


17号
ほぼ元のままでしょうか


箱式石棺はレプリカ、この古墳群は石棺直接埋納が多いようだ


石ノ室古墳
大型円墳だが説明なし


横穴石室でなく横口式家形石棺埋納だそうです


(2015年)
保護施設の中に石棺保存、熊本地震でかなり被害を受けたようだ


小口部が開口、前に側壁があり羨道となっている


屋根に上向きの縄掛突起


反対側も同様


奥壁に線刻壁画があるそうだ、画像処理して輪郭抽出してみましたが無理ですね


(見学記)
(2015年)
塚原古墳群(石之室古墳)
前年にも行きましたが装飾古墳公開にあわせて再訪。江田船山古墳と同様の横口式石棺式石室です。石棺奥に線刻があるので装飾古墳になっていますが間近で見ても殆どわからないそうでストロボで撮っても画像加工しても全く分かりませんね。ただ彩色ではないということもあってガラスを開けて見学させてもらえました(こういう時に限ってガラスにワイパーが付いている)。江田船山とよく似た巨大石棺、でもこちらは普通の円墳なんですね。屋根に4個の縄掛け突起が付いていますが(後ろの2個は土に埋まっている)上に突き出ていて縄掛けの役を全くなしません。もう完全に装飾化していますね。
(追記)
16年に起きた熊本地震によって石棺がかなりの被害を受けたようです。

(2013年)
南区城南町塚原、りゅうがん塚から更に進んでいくと塚原古墳群が古墳公園として保存されています。真下を高速道路が通っていますから保存のためトンネルにしたんでしょうね。総数77基からなる古墳群で前方後円墳2や方形周溝墓など多数、墳丘が復元公開されています(一部植栽で表現)。資料館の所に分布図がありますがこちらにはないのが残念。墳丘ばかりでコアな古墳ファンには物足りないですがゆっくり散策するにはいいばしょです。それが予想されたので今回の旅の一番最後の場所にしたのが正解でした。駐車場有り、国史跡。
[ 2016年09月15日 19:29 ] カテゴリ:熊本市 | TB(-) | CM(2)

宇賀岳古墳

熊本県宇城市(旧松橋町)2014年3月訪問、15年3月再訪

装飾横穴式石室(見学は公開日のみ)
位置:32°39′14″N 130°40′48″E

宇賀岳山頂に復元墳丘、テントがあったので公開日かと思ったよ


石室が完全露出していたのでこれは保護施設


ガラス越しに石室見学


奥壁に彩色装飾、鋸歯文線刻、赤の他に緑があるそうだが殆どわからない


四角い突起があるが刀掛けと推定されている、その中間下側に緑色がある・・・はず


右側壁にも装飾がある


2階があるそうだが殆ど分からない


見学記
宇賀岳山頂にある古墳(現在は岡岳と呼ばれ公園になっている)、前年にも来たのですが当然石室閉鎖、公開日でもない限り来ても面白い所ではありません。修復前は石棺式石室がすっかり露出していたそうですが現在は保護施設が造られ保護されています。石棺式席室の玄門から覗くことになりますが殆ど奥壁しか見えません。それでも赤い三角文が見えています、他に白や緑があるそうですが緑は殆ど分かりません。四角い区画がありますが何でも突起があり刀掛けとして利用されていたんじゃないかなとのことでした。更に珍しいのは石室上にも空間があり石室が2階建てになっているということ、こんな例は他に見たことないな。でも前からでは隙間が僅かに見える程度でした。公園に駐車場あり、でも公園への入り口が狭く入り組んでいて分かりにくい。県史跡。
[ 2016年09月15日 19:24 ] カテゴリ:宇城市 | TB(-) | CM(0)

鍋田横穴群

熊本県山鹿市 2002年4月訪問、15年3月再訪

61基、10基で浮き彫り装飾がある

(2015年)
国道沿いに横穴開口


左から6、7、8号、7号は左向きで正面を向いていない


左から12、13、14号


8号左側に浮き彫りがある


左が盾で右が靭、その間が弓、右上にも人物像浮き彫りがあります


12号、右側に浮き彫りが見える、盾だそうです


14号、靭の浮き彫りがある


(2002年)




27号
位置:33°00′59″N 130°40′25″E

左側に浮き彫り装飾がある、強化用のセメントが流れ出し汚れているのが残念


浮き彫り装飾、人物や靭


36号
奥と左右に死床がある


(見学記)
(2015年)
次の場所に行く途中で全く予期せず前を通りかかりました。一度訪問しているけどせっかくなので道路に面した場所だけを超高速で撮影、帰ってから前のと比較してみると全く写していない場所だった、浮き彫りの装飾も撮れていてラッキー。でもこちらの方が余程目立つのに前回はなんで見逃したのかな。

(2002年)
岩田川が菊池川に合流する辺りの右岸の段丘崖面に分布しています。国の史跡だし一応公園になっていますがあまり整備されていない感じで説明板も不十分です。この横穴群で一番有名な27号は入ってすぐの所にあります。横穴のすぐ脇に人物や靭の浮き彫りがくっきり見えてます。ただ補強のセメントが流れ出して浮き彫りの部分を白く汚しているのが非常に残念。他に浮き彫りのある横穴が10基あるそうだがよく分からなかった。国史跡。
[ 2016年09月15日 19:24 ] カテゴリ:山鹿市 | TB(-) | CM(0)

石貫ナギノ横穴群

熊本県玉名市 2002年4月訪問、15年3月再訪

48基、装飾横穴15基
位置:32°58′00″N 130°33′54″E

(2015年)
公開日の様子、人と比較すると横穴の大きさが分かる


横方向に点々と並ぶ


石屋形を持つ横穴も幾つかある


その1
開口部、左側にももう1基ある


奥に石屋形が掘り込まれている、屋根下部に彫り込みがある


その2
あまり額縁のない開口部


内部はドーム状、奥壁側壁上部に小さな段差


その3
左その3、右その4


その4(6号)
開口部は多重額縁、右下にも崩壊した横穴がある


上部に赤い円文や円環


左側に2重円文、円以外のもありそう


その5(8号)
多重額縁の開口部、左側の四角い穴は後世のものか


上部に赤い円文、2重円文、ナイフで切ったような彫り込み


内部に石屋形、左右に屍床


左側に太刀の浮き彫り、屋根にもT字状の彫り込みがある


左側


右側、三角状のものは何でしょう


奥から外、左右屍床に段差がある


その6(9号)
開口部、一部崩落


内部に石屋形、こちらは平屋根、左右に軒のような張り出しがある


その7
左7、右8、7は奥しか残っていない


その8(12号)
こちらも奥しか残っていないが見事な石屋形が残る


石屋形右側に太刀の浮き彫り


その9
左9、右10、共にかなり崩落


平屋根の石屋形がかろうじて残る


その10
側壁の一部残存、左が玄室なら複室構造でしょうか


その11
多重額縁、頂部が尖っているのが他と違う


その12
左12、右13、内部に石屋形があるようだ


その13
左13、右14


重厚な石屋形が残る、崖面が割れて一体構造の屋根も割れている


その14
平屋根型の石屋形


その15
左から15、16、17


その17
四角い開口部、開口部は四角系、丸系、尖り系があるようだ


その18
左から17、18、19


ここも四角系、上が寸詰まり


その19
2重程度の額縁が普通


左側に赤い顔料が残る、2重円文もあるかな


その20
左から19、20、21、20はそんな上にしなくても間に十分余裕がありそうだけどね


上部は尖り系、確認出来たのは2基だけ


その21(38号)
3重額縁、豪華そうで内部も見てみたいな


その26
左26、右27


その27
上部に赤い円環が残っている


装飾拡大


その28
右に僅かに赤い顔料が残るかな


その32
もう内部を覗くのも面倒になっている


その33
四角くシンプルな開口部


仕切り左右が持ち上がっているので屋根のない石屋形なんでしょうか、左右に屍床があるが礫は当時のものなのかな


(2002年)
左から8-12号



8号
正面、上部に赤い円文が見える


玄室奥に彫り込まれた屋形、左側に太刀の浮き彫りが見える


9号
正面


屋形の屋根の形が違っている、左右に死床がある


12号
前面が崩壊、奥の屋形がよく分かる


38号
正面


見学記
(2015年)
ここも序でなので寄ってみました。川沿いの東向きの崖南北250mにわたって45基が分布しています、6,8号で装飾が見られる(玉名市HPによる)。ほぼ横に並び上下方向にあることはないので見学しやすいがそれでも高い場所にあって内部が覗けないのも結構あります。内部に屍床があるのは普通ですが奥側に石屋形が彫られているのも幾つもあります。普通の屋根風と平屋根風と2種類あるようです。入り口手前に大きな説明板があってそれに良好な横穴が2基写真で載っていたのですが北の方にあるようで辿りつけませんでした。説明板辺りに駐車可。
横穴群は基本的にあまり好きでない。理由の一つが群中の数が多すぎる、しかもあればあるだけ全部見たくなる性格だから我ながら困る(汗)。内部の構造も群中では同じような構造も多く見ていてだんだん飽きてくる。写真を撮るにしても今はデジタルだから枚数に困ることはないがフィルム時代だとフィルムが幾らあっても足りやしない。もう一つは古墳の番号が分からないことが殆ど、事前に調べていけばいいんだろうけど現地ではまず番号が分かりません。番号がないと後で整理しづらくなってしまう。これは群集墳でも同じですけどね。

(2002年)
大坊古墳から西側の県道4号に出て川沿いの道を2,3km北上すると案内表示がある。川に面した東向きの崖面に48基の横穴が並び、内15基で入り口部分の円文や三角文、内部の太刀、弓矢、舟の浮き彫り等の装飾がある(浮き彫りで確認できたのは太刀だけだが)。面白いのは肥後型石室に見られる石屋形を掘り出して作っている横穴があること。横口式の石屋形と何ら変わらず左右にも死床があるなど共通点が多く、こうなると横穴と石室の違いは何だろうと思いますね。国史跡。
[ 2016年09月08日 19:11 ] カテゴリ:玉名市 | TB(-) | CM(0)

石貫穴観音横穴群

熊本県玉名市2002年4月訪問、15年3月再訪

石貫穴観音横穴群
5基
位置:32°58′00″N 130°33′54″E

(2015年)
遠望、横穴によくある崖面でなく丘陵中腹に立地


拝殿背後に1-3号、右側4号、少し離れて5号


分布図と装飾(説明板より)


1号
拝殿背後の1-3号


開口部の状態は1号が一番いい、円文の痕跡が見えているようだ


奥に石屋形、左右に屍床、左右壁中段に熊本の横穴に見られる段差がある


奥から外、入り口は丸みを帯びる、左右屍床の仕切りも鋭く彫られている


2号
入口正面、他と比べて豪華です


装飾はよく確認出来ない、開口部は四角


右上に扉石用の軸受けや穴


左下にも同様の穴がある


奥に石屋形、屋根に軒丸瓦のような円形突起がある、奥壁に観音像浮き彫りがあるが撮り忘れた


左側屍床、屋根があるのが珍しい


右側屍床にも屋根がある


石屋形屋根部分


奥から外、石屋形ほど複雑ではない


3号
左3号、右4号


開口部、右側には段差があるが左にはない


開口部正面、僅かに色が残っているかな


奥に石屋形、左右に屍床と1号とよく似た構造


右側屍床


左側屍床


奥から外、入り口も丸みを帯びる、左右の仕切り部分が1号より複雑になっている


4号
開口部は四角系、3号と同様右に段差があるが左にはない


奥と左右に屍床、1-3号に比べてずっと簡略化


奥から外、開口部分も簡略化


5号
入り口正面、はっきり四角くなっている


内部は更に簡略、奥に屍床がない


奥から外、左右屍床の仕切り石はあるような


(2002年)
本尊と左右の脇侍仏のように並ぶ


1号
正面、刳り抜きが見事


内部、屋形はやや簡略化、左右に死床があるのは皆共通


2号
正面、入り口左側に閉塞扉の軸受けを、はめ込む穴が上下に穿たれている


複雑さの極致に至った内部、寺院の屋根軒先を模した屋形、奥壁には千手観音浮き彫りがある、石仏は後世のもの、左右の屍床にも短いながらも屋根が付く


千手観音浮き彫り拡大


奥左側、複雑に彫り込まれている様子が分かる


3号
正面、赤い色が残る


内部、屋形はかなり簡略され殆ど浮き彫りだけ、左右の屍床のへりはゴンドラ風


奥から外、天井は屋根状、屍床の縁と入り口の浮き彫りが一体化している


4号
3基よりやや右手に離れてある、正面は簡単な構造


内部も他と比べて簡単な構造、奥と左右に屍床がある基本的なタイプ


(見学記)

ナギノ横穴群北西300m、南面する崖に開いた横穴群で数は5基と少ないですが主墳と言うべき穴観音古墳の内部の複雑さには驚かされます。奥に屋形、左右に屍床は他と共通ですが屋形の屋根部分は丸瓦が掘り出されていてまるで寺院の屋根の軒先の様、屋形の奥壁にも千手観音が浮き彫りされていて仏教の影響が色濃く出ています。左右の屍床にも短いながらも屋根が付くなどこれらが全て刳り抜きで作られているのだからその複雑さには驚かされます。また入り口には扉石の軸受けをはめ込む窪みがあります。仏教の影響という観点から見れば左右に並ぶ横穴もまるで本尊の両脇に立つ脇侍仏といった感じですね。横穴群はあまり好みではなかったのですがここと言い、ナギノ横穴群と言い、これ程複雑だと面白いですね。国史跡。
[ 2016年09月01日 19:01 ] カテゴリ:玉名市 | TB(-) | CM(0)
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