法林寺古墳群

岐阜県本巣市(旧本巣町)2010年3月訪問

9基、4基が市史跡

分布図(説明板より)


1号
横穴式石室
位置:35°29′48″N 136°40′27″E (日本測地系)
    35.49984942 136.67122648(世界測地系)
斜面したから見た墳丘


斜面横から


石室正面、手前が少し曲がっているのかな


開口部から石室内部


台形断面の玄室


〃(縦位置)


ブロック状の石を積み上げた奥壁


奥から外、右片袖かな


3号
横穴式石室
1号から見た3号


斜面横から


石室正面、羨門の石が残っている


羨道横上から、天井石が殆ど壊失


〃後方上から


羨道奥、巨石まぐさ石が一段下がる


玄室は多少埋まっている


鏡石を据え角石を積み上げた奥壁


奥から外、両袖式


4号
横穴式石室
斜面上から見た墳丘


石室正面、ここも羨門の石が残っている


羨道奥、天井に隙間


〃(ストロボ)


持ち送りのない玄室


鏡石を据え平石を積み重ねた奥壁、他と比べてぐっと洗練されている


奥から外、僅かな幅の両袖かな


6号
横穴式石室
薬師堂の前に石室開口、墳丘は殆ど分からず


開口部


羨道は多少埋まる


玄門が巨石で塞がれているが何だろう(追記)天井から遊離したまぐさ石と判明


玄室はそれ程埋まっていない


(見学記)
本巣市法林寺、国道157号沿いにある道の駅「織部の里もとす」東側の丘陵にある古墳群で全9基の内1,3,4,6号が市の史跡となっています。道の駅すぐ南側の交差点を東に曲がって150m程行くと神社鳥居があってそこに説明板が立っています。さすがにここでは車を止める場所がないので更に進み突き当たりを北に曲がって寺の前に分布図がありました。結果的に大正解。この奥に薬師堂があり手前に石室が開口しています。羨道は少し破壊されているようですが巨大な天井石が露出、ただ羨道は多少埋まっていますが玄門は僅かな隙間しかない。土かと思ったら玄門に巨石がありました、これはどこから来たんだろ。奥を覗くと玄室はそれ程埋まっていないようだ。奥壁はちょっと歪な三角形状の鏡石を据え小形石材を積み重ねています。薬師堂南側の民家脇から林の中に入っていきます。分布図では一番上の4号墳まで道があるように書かれていますがせいぜい1号までですね。でも案内板があるから問題なし。麓近くにあるのが1号墳で割と墳丘が残っています。南側斜面下方に石室開口、羨道はかなり破壊されていますが玄室完存、断面が台形の玄室、荒々しい割石積みです。奥壁は特に鏡石はなくブロック状の石を積み上げています。右片袖式かな。1号のすぐ上にあるのが3号、こちらも南に開口、羨道上部は壊失していますが羨門の石が両方とも残っています。羨道奥は残っていて一段下がったまぐさ石はかなりの巨石、玄室は多少埋まり気味、奥壁は6号に似ていて小形の鏡石を据えブロック状の石を積み上げています。ここは両袖式。更に少し上にあるのが4号、ここも割と墳丘が残っていて南側に開口、羨道前部はかなり破壊されていますがここも羨門の石が両方残っている。奥の羨道はやや埋まり気味ですが玄室完存、持ち送りが殆どなく奥壁も大きな鏡石を据え平石を緻密に積み重ねています。僅かな幅の両袖式かな。1,3,4号の順番に見ていくとこの順に新しくなっていくのがよく分かりますね。1号の途中の山道脇に石材が露出していたけど破壊された石室だろうか。

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