青ノ山古墳群

香川県丸亀市 2002年4月訪問

9基、山頂に5基、山麓に4基

1号
方墳、L9,H2.5、6C末~7C初
横穴式石室、全長6m
位置:34°17′51″N 133°49′30″E

石室斜め前より、墳丘は殆ど流失、山頂やや南側にある


石室正面


玄室


奥から外


3号
円墳、R15、6C後半
位置:34°17′32″N 133°49′20″E

南西麓にある復元墳丘


5号(?)
横穴式石室

石室開口部、山頂近くの駐車場上にある


小型の玄室


奥から外


6号
L字型石室、羨道長2.4m、玄室長軸2.2,短軸1.4m
位置:34°17′25″N 133°49′32″E

石室斜め前から、8号と共に県内で2基しかないL字型石室


玄室、左側が羨道


右が玄室、左が羨道


7号
円墳、R25
横穴式石室、全長9.9m、玄室長3.9m
位置:34°17′22″N 133°49′34″E

移築された石室、工事で玄室が破壊、少し短くなっているようだ


8号
円墳、R13
L字型石室、羨道長4m、玄室長軸2.5,短軸1.8、高1.6m
位置:34°17′48″N 133°49′29″E

石室正面、天井部壊失


石室斜め前より


石室背後から、L字型の様子がよく分かる


斜め後ろから


(見学記)

讃岐平野によくある円錐型の孤立峰の一つ青ノ山山頂や麓に分布する古墳群です。まず南側の墓地に行くと駐車場脇に7号墳の石室があります。移築された物で石室上部はなくただ石を並べたような状態、なんでも不用意な工事で玄室が破壊されたそうで実際玄室部もかなり短くなっているようです。すぐ側に須恵器を焼いた穴窯が保存されていますが最初はこちらが古墳かと思った。側の配水塔の上に斜面に6号墳があります。墳丘は流れ去り石室上部も失われていますが珍しいL字型石室です。ここから更に頂上を目指して登っていく。頂上近くに駐車場があります(ここから眺める讃岐富士が最高)。階段道を登っていくと右手に5号?の石室が開口、小さな玄室が残っています。実はこれは入り口部分が草茫々で最初登るときは気づかず降りていくときに何となく墳丘らしい盛り上がりがあるので気づいた。頂上は公園となっていて最高部よりやや南側に下った場所に1号墳があります。珍しい方墳ですが墳丘は殆ど流れ去り石室が露出、内部はそれ程大きくない。宇多津町との境界上にあり町の史跡となっています。古墳整備の話があるそうだが両者の調整が難しいだろうな。ここからやや南側生け垣に囲まれた場所に8号があります。ここも天井石は壊失していますが珍しいL字型石室、6号より大きく、県内でもこのタイプはここの2基だけ。今まで幾つもL字型石室を見てきましたが殆ど奥行きのあまりない副室程度、こんなにはっきりしたL字型石室は始めてみました。それにしても何のためこのような構造にしたんでしょうね。帰りは同じ道を通るのも芸がないので別の道を通ってみたら南西側の麓近くで3号墳を発見、復元墳丘が見えるだけでしたがちょっとしたおまけでした。

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