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石清尾山古墳群

香川県高松市 2000年4月訪問

積み石塚古墳群:双方中円墳2、前方後円墳8、方墳1(全て国史跡)
他に横穴式石室墳十数基(2,13号が国史跡)

分布図


2号
円墳
位置:34°19′40″N 134°01′36″E

石室正面


玄室、持ち送りが強い


両袖式


3号
円墳
位置:2号すぐ北側

石垣の一角に石室が開口


玄室、天井石、奥壁以外2号と同様の構造


両袖式


9号
前方後円墳
位置:34°19′47″N 134°01′38″E

前方部から後円部、画面手前が前方部端、他の積み石塚から孤立して存在、右遠方に屋島が見えている


13号
円墳
位置:34°20′02″N 134°01′32″E

石室正面、天井石壊失、これでも国史跡


両袖式、左袖だけ袖石が立っている


鏡塚古墳
双方中円墳、TL70,H3.6
位置:34°19′42″N 134°01′57″E

南側前方部から中円部


北側前方部から中円部


中円部から北側前方部、中央赤い杭辺りが前方部端


石船塚古墳
前方後円墳、TL57
位置:34°19′40″N 134°01′58″E

前方部から後円部、非常に良好に残っている


前方部側面から後円部


後円部頂の割竹形石棺





底石には石枕が彫り込まれている、同じ市内にある三谷石舟古墳と同じ


石棺の側にある箱式石棺


北大塚古墳
前方後円墳、TL40
位置:34°19′46″N 134°01′53″E

西古墳から見た後円部、西古墳の前方部と接していてまるで双方中円墳のよう


前方部から後円部


前方部隅、非常によく残っている


北大塚西古墳
前方後円墳

前方部から後円部、前方部はかなり攪乱


北大塚東古墳
方墳、群中唯一

北大塚前方部と接する、画面手前が北大塚前方部端


小塚古墳
前方後円墳、TL17
群中最小
位置:34°19′33″N 134°01′55″E

古墳とも分からないような状態


猫塚古墳
双方中円墳、TL96,H5
位置:34°19′26″N 134°01′34″E

北側前方部から中円部


中円部東側、巨大な石の山


中円部から南側前方部、別の積み石塚のように見える


中円部盗掘跡、ここに竪穴石室が9基あった、中央説明板の下辺りに石室が埋め戻されている


盗掘した石を積み上げた塚、下方の平野を見ると小高い丘にあるのがわかる


姫塚古墳
前方後円墳、TL43,H3.6
位置:34°19′27″N 134°01′52″E

前方部から後円部


後円部から前方部


(見学記)

岩清尾山に分布する古墳群、前中期の石積み古墳群として有名だが後期の盛り土横穴式もある。12基が国の史跡に指定、山上各所に公園がありハイキングコースにもなっていて案内板、説明板も立っている。以下東側にある展望台を起点にコースに沿って順番に紹介します。3号墳、峰山墓地古墳を除いて全て国史跡、他に今回発見できなかった鶴尾神社4号も国の史跡です。

石船塚古墳
展望台にあるトイレの向かい側から山道を入っていくとすぐに石船塚の大きな墳丘が見えてきます。全長57m柄鏡式の前方後円墳で保存状態も極めて良好、これぞまさしく石積み塚、葺石のある盛り土古墳とは又違った奇妙な感じを受けます。墳頂中央に刳り貫き式舟形石棺が蓋を開けられた状態で露出、身の底部には石枕が彫り出されています。しかし中に真っ黒な水が溜まっていてきたない(側にひしゃくがあったのは水の汲み出し用か (^^) )、せめて覆い屋などで保護して欲しい。墳頂端に小型の箱式石棺があり蓋石も5枚ほど残っている。無秩序な石だらけの中で石棺だけが秩序だってみえているのも面白いもんだ。前方部にも箱式石棺があったそうだが今は見えない。

鏡塚古墳
石船塚のすぐ北側にある。双方中円墳という全国的にも非常に珍しい墳形で全長70m背の高い中円部と南北に伸びる対称形の方部も良く残っている。土の古墳とは又違った迫力がある。この古墳を見ると奈良にある櫛山古墳を同じ形式とするには少々無理があるような気がするが。

北大塚古墳
更に200m程行くと尾根の先端に3基の古墳が並んでいる。順に北大塚東、北大塚、北大塚西古墳だが良好に残っているのは北大塚古墳だけ。これは全長40mの前方後円墳で後円部もそれほど高くない。前方部北側隅は築造当時のまま残っているようで予備知識無しにこれを見ると現代の石垣と間違えるかもしれない。前方部に殆ど接するようにあるのが北大塚東古墳。郡中唯一の方墳だがそういえばなんとなく四角いかなと思う程度。西側にあるのが小型の前方後円墳北大塚西古墳。状態は悪く、後円部が少し高くなっている程度。北大塚と殆ど接していて最初北大塚が双方中円墳かと思ってしまった。

小塚古墳
展望台に戻って南に50m程行くと説明板がある。古墳はそのすぐ上、全長17m群中最小の前方後円墳だが上を山道が通っていることもあり前方後円墳どころか古墳という感じもしない。

姫塚古墳
更に200m程南下すると姫塚の説明板がある。古墳はその少し上で、全長43mの前方後円墳。多少崩されているところもあるが概ね良好。眺望が大変よく南側の平野がよく見える。首長の娘が葬られているのでこの名が付いたそうだ(そのまんま)。

猫塚古墳
姫塚から300m程西に行き案内板があるので道をそれて行くと背の高い石積みが見えてきます。これが全長96mの双方中円墳猫塚です。巨大な上に周りが雑木林に取り囲まれているため全体像が把握できない。まず中円部に登ると大きな盗掘坑が目に付く。取り除いた石を崖際に積み上げているため別の積み石塚のように見えるほど。ここに竪穴石室が9基会ったが破壊され僅かに残っているのも埋め戻されている。これ程の盗掘にはかなりの労力が必要だっただろうが労力に見合うほどのお宝は出てこなかったでしょうね(この時出た鏡などは東京国立博物館に収蔵)。両側の前方部も端で高くなっているため別の墳丘のように見えている。そのためだろうこちらも盗掘を受けている。

2・3号墳
猫塚から300m北に行って右に折れると左側に古墳がある。満開の桜の下に(もちろん春だけ (^^) )石室が開口している。径10mの円墳だが墳丘はかろうじて石室を覆う程度。両袖式持ち送りのある玄室で奥壁は巨石の1枚石だが石室自体はそれ程大きくない。近くの石垣に3号墳の石室が開口している。奥壁は複数だが2号墳と同様の構造、床面には石が敷き詰められている。石室自体の保存状況はこちらの方が良さそうだが何故か史跡からははずれてしまった。

9号墳
2号の北250m、全長27mの前方後円墳です。公園の中で裸の状態だが墳形は大きく乱れ前方部端の石列が直線的に残っているのが目立つ程度。説明板もやや離れた場所に立っているため古墳であることも分かりづらいだろう。他の積み石塚が平野を見下ろせる位置に立地しているのにたいして9号はやや奥まった場所にある。又固有名が付いてないのもこれだけ。過去も現在も仲間外れのようでかわいそ。

13号墳
石清尾山北側の公園内、展望塔の近くにある。径9mの円墳だが封土は流れ去り天井石を失った石室が露出している。全長4.2m玄室長2.1m幅1.5mの小型石室、両袖式だが左袖は小さな柱石を立てた程度。これでも国の史跡。側の説明板がなければ見逃しそうだ。
[ 2013年02月28日 13:22 ] カテゴリ:高松市 | TB(-) | CM(0)
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