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林古墳群

島根県松江市(旧玉湯町)1994年4月訪問

小型前方後円墳4,方墳1を含む約50基
南北に伸びる尾根上に分布、主体部は横穴石室

1号
背後に宍道湖


3号
位置:35°25′39″N 132°59′07″E

宍道湖南岸、国民宿舎西側に1-4号が保存


8号
方墳
石棺式石室
位置:35°25′31″N 132°59′10″E

尾根北側麓近くに立地、墳丘は藪に覆われている、群の中でこれだけが異質な存在


石室開口部


羨道、玄門、玄門はこの地方によく見かけるコの字型の石を合わせた物、閉塞石をはめ込む刳り抜きも見られる


玄門(奥より)


28号
群の中央付近、畑の中に数基の円墳が見えている、左28号、右31号、北上がりの地形に関わらず石室も北向きに開口しているようだ


石室が僅かに見えている


29号


36号
比較的大きい


38号
各古墳の脇に標柱がある


43号
前方後円墳、TL18,R12,RH2.5
横穴式石室、全長3.9m、玄室長2.6,幅1.8,高2.1m
位置:35°25′20″N 132°59′20″E

農道建設により石室を13m北に移築、墳丘復元、4基の前方後円墳はこのあたりに集中している


前方部、石室とも北向き、そのため何とも窮屈な位置に石室入口がある、出雲最古の横穴式石室


羨道、


小口積み玄室


奥壁上部、持ち送りが強く天井部はドーム状でかなり狭い


両袖式


(見学記)

町役場西方約2kmR9沿いに国民宿舎麗雲荘がありこの南方、南北に延びる尾根上にある前方後円墳4,方墳1,円墳約50基からなる古墳群です。群の南端あたりに前方後円墳の43号がありますが尾根を切断する農道によって破壊、すぐ北側に石室を移築し墳丘も復元されています。墳丘規模は全長18m、後円径12m、高2~2.5mと前方後円墳としては最小クラス、他の前方後円墳37,41,46号もほぼ同様の規模です。北側に両袖式の横穴石室が開口、全長3.9m、玄室長2.6m幅1.8m高2.1mの規模、袖石まぐさ石を除けば扁平な石を小口積みにした持ち送りの強い玄室です。天井部が無くなっていて盗掘を受けていますが須恵器、鉄刀、耳環、ガラス小玉など豊富な遺物が出土しています。この復元された墳丘を見てまづ印象的なのが開口部の位置、玄室は後円部のほぼ中央にありますが前方部が北北西、羨道はほぼ北向きですからくびれ部の何とも窮屈な場所に開口しています。しかも地形がやや北上がりですからよけいにそう感じます。宍道湖を意識しているんでしょうか。農道を越えた南側に46号を含む5基、北側に37,41号を含む6基が分布、おおむね藪の中です。更に北へ行くと畑の中に墳丘がいくつも見えています。石室石組みがいくつかで見えていますがそれから推測するとやはり入り口は北向き、ここもやや北上がりの地形なのに。尾根は更に北に延びているのに群は何故かこの辺りから西に低く延びる尾根に分布しています。元の尾根のほぼ最高所辺りに布宇神社といういかにも古そうな名前の神社がありますが古墳群との関係が興味深いところです。いったん尾根西側の道に降りて北上すると山陰本線の上りと下りが分離している辺りののほぼ中間に8号墳があります。道路からやや離れていますが側に標柱が立っています。群唯一の方墳で南側に開口、石棺式石室です。羨道玄室ともよく残っていて玄室は各壁ともほぼ1枚の切石で構成、玄門は刳抜式で外側は何かはめ込んだのでしょうか、一回り大きな窪みがつけられています。国民宿舎に戻るとこの西側にも4基の古墳が保存されています。標柱があるから古墳とわかりますが3号を除けば小さな墳丘です。
[ 2013年03月09日 20:15 ] カテゴリ:松江市 | TB(-) | CM(0)
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