塩津山墳墓群

島根県安来市 1995年4月訪問、2001年4月再訪

山陰自動車道建設で調査発掘、トンネルを通して保存
墳丘復元、公園として公開
位置:35°25′24″N 133°12′40″E

1号
四隅突出墓、L25×20、H3
竪穴石室、礫槨木棺、甕棺墓、円筒土器棺

復元された墳丘、奥の林に四隅突出墓の塩津山古墳がある


復元された埋葬施設、手前円筒土器棺、奥大型甕棺、中央第一主体部の埋葬土器群、他に3基の埋葬施設がある


北東突出部、あまりはっきりしない、平野から見える北と東側にのみ貼り石がある


2号
円墳、R8

復元墳丘、奥側斜面下に塩津神社古墳がある


4号
発掘時のパネル写真


(95年)

発掘風景(4号墳)
礫槨、小石室


礫槨


手前に排水溝


塩津神社古墳
石棺式石室
位置:35°25′21″N 133°12′43″E

組合式石棺式石室、玄門部分は刳り抜き


屋根も家形に加工、塩津古墳群のある丘の南側麓に石室のみ存在


(見学記)

(1995年)
荒島古墳群の谷を越えた南側、丘陵の西端にある古墳群です。丘陵南側麓に塩津神社があり境内にあるゲートボール場脇にあるのが塩津神社古墳、古墳と言ってもむき出しの石棺式石室があるだけ、でも石棺式石室の見本と言ってもいいほど完形で保存上状態もいいものです。各壁や天井は1枚石の切石で出来ていて入り口部分は刳抜式、天井は丸みを帯びたかまぼこ状になっています。市史跡。実はこれは偶然見つけたもの、89年当時はまだオートバイにテントを積んで回っていて宿泊地はもっぱら神社の境内、ここも地図から神社を適当に見つくろって来て見つけた。当時は石棺式石室なんて知らなかったから、なんだか奇妙な物があるとしばらく悩みました(後で「日本の古代遺跡(島根)」を見たら僅か1~2行だが書いてあった)。さらに丘の北側に四隅突出型の1号墳があります。保存状況は良好で尾根先端をカットして作られた様子はよくわかりますが突出部はよく確認できませんでした。県史跡。95年当時、1号と神社の間、丘の東西に道路建設のためでしょうか発掘が行われていて数基の古墳や小型の石室があり、中には排水施設を持った礫槨がほぼ完全な形で検出されていました。今はどうなっているか、たぶん消滅しているんだろうな。

(2001年)
山陰有料道路の予定地で95年に発掘され消滅したかなと思っていましたが今回訪問したら下にトンネルを通して保存され国の史跡に指定、墳丘を復元公園として公開されていました。1号は1辺25×20,高3mの四隅突出墓ですが突出部はあまりはっきりしません。平野から見える北と東にのみ貼り石があります。墳頂に6基の埋葬施設があり竪穴石室、礫槨木棺、甕棺墓、円筒土器棺等多様ですが後者の2基が復元され竪穴石室の上部に埋葬された土器群も復元されています。それにしても95年訪問当時こんな墳丘があったなんてちっとも気が付かなかった。南側に2号墳があり径8mの円墳でこれも復元、1号北側接するように4号があるがこれはパネル展示のみ礫槨が3基あります。

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