千僧供古墳群

滋賀県近江八幡市 2000年3月訪問

平野部水田の中に4基残存、紹介順に時代が新しくなっている

住蓮坊古墳
円墳、R53、5C中頃
位置:35°06′10″N 136°07′21″E (日本測地系)
    35.10599713 136.11962613(世界測地系)
水田の中で大きな墳丘が目立つ、現状では背は高くない、古墳名は後の時代に葬られた僧侶の名前から


供養塚古墳
帆立貝式、TL50,R37,FW22
位置:35°06′05″N 136°07′03″E (日本測地系)
    35.10460835 136.11462664(世界測地系)
墳丘は殆ど削平され小さな円墳状の高まりが残っているのみ、形象埴輪が多数出土


岩塚古墳
円墳、R27
横穴式石室、残存長11m
位置:35°05′58″N 136°07′17″E (日本測地系)
    35.10266425 136.11851516(世界測地系)
墳丘は完全に流失、石室が露出している、石室を貫いて古木がはえている


手前が石室奥壁側


トギス塚古墳
円墳、R14、6C後半
位置:岩塚すぐ東側
墳丘は殆ど削平、更に道路で半分破壊されている、僅かに石材が散乱している


(見学記)
雪野山北側の独立丘陵の西側平野の中に4基の古墳が残存している。紹介した順に築造されている。全て県史跡。

住蓮坊古墳
径53mの円墳で群中最大最初の首長墓で5C後半の築造。水田の中にあってよく目立つが大きさの割に背は高くない。周囲を周溝が巡っているそうだが墳丘にたいして同心円になっていないそうだ。上に名前の由来となった二人の僧の墓がある。

供養塚古墳
全長50m、後円部径37m、前方部幅22mの帆立貝式古墳です。ただ殆ど削平され小さな円墳状の高まりが残っているのみ。形象埴輪が多数出土している。

岩塚古墳
径27mの円墳だが墳丘は流失、石室が完全に露出している。残存長11m、かなり崩壊しているが天井石は何とか水平を保っている。石室の中央に古木が生えている所を見ると石室が露出したのはかなり昔のようだ。

トギス塚古墳
径14mの円墳で6C後半の築造。墳丘は殆ど削平され崩壊した石材が僅かに散乱している程度。こうやってみると代を重ねるごとに段々規模が小さくなっているようだ。

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