谷口山古墳

栃木県宇都宮市 2001年2月訪問

円墳、R24,H2.8、6C後半
横穴式石室、全長7m、玄室長5.5,幅1.7,高1.57m
位置:36°35′41″N 139°53′47″E

石室正面、墳丘は大きく損壊していたが石室は未盗掘という希有の例


石室開口部


玄室、奥壁は1枚石、床面に仕切り石がある、床面奥は板石敷き、手前は玉石敷き、数回の追葬と10体分の人骨検出


奥から外、側壁は巨石から小型の割石と様々、一部が崩壊しかけている


玄門袖石(外から)右袖(画面左)は板石を使用、左袖は壁面に埋め込まれている、共に高さが天井に達していない、この地域でしばしば見かける形式


(見学記)

6C後半、径24mの円墳で墳丘は大きく損なわれていますが石室は未盗掘だったという希有の例です。石室は側壁の一部が少し崩れていますがほぼ完存、全長7mの右片袖式、袖に板石が使われていますが左側にも小さな袖石が壁面に埋め込まれていて共に天井に達していません。奥壁は巨石1枚石、側壁は巨石から小さな割石まで様々これくらい統一性のない側壁も珍しい。床面中央に仕切り石があり奥は板石敷き、手前は玉石が敷かれています。未盗掘のおかげで10体分の遺骨と数回の追葬が確認されています。古墳には南側麓から教会への階段を登っていくとたどり着けます。石室前には柵がありますが鍵は教会が預かっていて頼めば開けて貰えます。読みは”やぐちやま”。市史跡。

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