千米寺古墳群

山梨県笛吹市(旧一宮町)2000年2月訪問

釈迦堂PA南側の扇状地に分布する古墳群、かなりの数が消滅している

鎧塚古墳(10号)
横穴式石室、全長9.5m

石室露出、内部は埋没


標柱がなければただの石の集積としか思えない


大塚古墳(1号)
円墳、R17
横穴式石室
位置:35°38′23″N 138°42′51″E

遠くに南アルプスを望む


墳丘、石室正面


玄室


奥から外、両袖式だが羨道は失われている


その他の石室
大塚東側、比較的良好な方(7号)


 〃 石室内部


畑の中に露出した石室が幾つか分布
(8号)


(9号)


(11号)


(見学記)

中央自動車道釈迦堂PA南側の扇状地に立地する横穴石室を主体とする古墳群です。総数68基程ですがかなりの数が消滅しているようです。高速道路沿いの道を西に行くと空き地にぽつんと墳丘があります。盆地越しに南アルプス連峰を望める絶好の場所で、盟主的存在の大塚古墳で径17mの円墳です。南側に石室が開口、全長9.5mの両袖式ということだが羨道は破壊されているようだ。玄室はほぼ完存、奥壁は上下2枚で側壁は中位の割石が使用されています。墳頂に標柱が立っていますがこういうのは脇に立ててほしい、つい何が書いているのかなと思って登ってしまった(書かれていたのは古墳名だけ)。ここから高速道に架かる橋を渡ると左側畑の中にほぼ同規模の古墳があり石室が開口、やはり似たような構造です。更に近くの畑にも3基ほど露出した石室があります。道路右手水道タンク南側に鐙塚古墳があります。墳丘は流失、石室も中が埋没していて上に標柱がなければ古墳とも分からないような状態。現在も段々畑に石垣が使われ畑の中にも大きな石がごろごろしていて石室を造るには全く困らないような場所だったようです。ちなみに釈迦堂PAには縄文遺跡で有名な釈迦堂遺跡群があった。今は膨大な出土物を展示している釈迦堂遺跡博物館がありPAからも直接行くことが出来る。

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