奥谷古墳群

岡山県備前市 2011年2月訪問

9基

1号
横穴式石室、玄室長5.1,幅1.7,高1.8m
位置:34°43′55″N 134°07′38″E (日本測地系)
    34.73517243 134.12454091(世界測地系)
石室正面、羨道は壊失


玄室は良好、やや物置状態


置物を外して視線を右に、他よりやや古い印象


奥壁は2段積み


奥から外、両袖式


2号
横穴式石室、玄室長2.2,幅1.6,高1.5m(現状)
位置:34°43′56″N 134°07′37″E (日本測地系)
    34.73545017 134.12426316(世界測地系)
藪の奥に開口


玄室奥しか残っていない


天井石奥壁とも1枚石の巨石


左側壁、面が揃っている


右側壁、天井石が今にもずれ落ちそう


3号
横穴式石室、玄室長4.5,幅2.5,高2.8m
位置:34°43′58″N 134°07′39″E (日本測地系)
    34.73600568 134.12481866(世界測地系)
藪に包まれた墳丘


藪の中南東に開口、冬や早春でないと接近難しいかも


羨道前部崩壊


羨道、袖石が隠れている


巨大な玄室が良好に残る


〃(縦位置)、側壁上部持送り


奥壁は巨石1枚石


奥から外、両袖式


〃(縦位置)


6号
円墳、R13,H3
横穴式石室、全長7.2m、玄室長4.7,幅1.7,高2.5m
位置:34°44′00″N 134°07′43″E (日本測地系)
    34.7365612 134.12592965(世界測地系)
良好に残る墳丘、それでも大分小さくなっているんだろうけど


西向きに開口


羨道天井石が落ちかかっている


入り口から見た内部


玄室良好、持送りもない、天井石にひびが入る


奥壁は2段積み、間に小石を挟んで安定を図っている


奥から外、右片袖式


7号
横穴式石室
6号近く、奥壁辺り残存


小型ながら奥壁1枚石


右側壁


(見学記)
備前市香登本、香登小学校北方谷筋にある古墳群です。道が狭そうなのでちと敬遠していたけど奥の方は意外と広かった(手前の住宅街の中は凄く狭いですけどね)。谷の西側山裾沿いの道路脇にあるのが2号、南向きに石室が開口していますが前部が大きく損壊後部だけが残っています。奥壁は下部が埋まっているが多分1枚石の巨石、側壁や天井石も表面が平面に整えられています。2号道路向かいの林の中にあるのが1号、南西に開口していて羨道は完全に壊失していますが細長い玄室完存、袖石を立てた両袖式、奥壁は2段積み、石材は砂岩のようだ。少し物置状態になっているのが残念。2号から50m程北に行くと右側に3号があります。石室が南東に開口入り口は藪状態です。羨道前部は崩壊しているが玄室完存、墳丘が藪に覆われているのに内部は根が全く進入していず静謐な空間を形作っています。袖石を立てた両袖式、奥壁は巨石1枚石、天井石も3枚でかなりの巨石です。3号から北東150m程備前焼工房脇にあるのが7号、大きく破壊され奥壁辺りが僅かに残るのみ。そのすぐ北側杉林の中に6号、墳丘は周囲がかなり削られていますがそれでも割と残っていて西向きに石室開口、天井石がせり出してきて入り口が狭くなっていますが玄室完存、右片袖式奥壁は2段積み+α、天井石に1枚ヒビが入っているがこの程度は問題ないだろ。2号墳の前に広い駐車スペースあり、神社社務所前にも駐車場があります。

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