夫婦塚古墳

奈良県葛城市(旧當麻町)2005年4月訪問

円墳
横穴式石室2
位置:34°29′59″N 135°41′40″E (日本測地系)
   34.50299939 135.69162119(世界測地系)

丘の頂を利用して作られた墳丘、僅かに高まりが残っている


南面して並ぶ石室、ともに内部はかなり埋まっている


西石室正面


西石室内部、奥行き2m程度、袖石が支石のように立っている


東石室内部、西より若干小型、袖石もない


夫婦塚近くより見た奈良盆地


(見学記)
奈良と大阪の境界をなす金剛山地北側標高300mに近い高さの山のピークに立地した古墳です。山裾を南阪奈道が通っていてその測道から登っていきます(事情があって詳細は省略)。ここを突破すると後はあまりはっきりしないけど山道を登っていく。途中で消えかかっていたり一見長円墳に見える高まりもあるけど(ここはちょっと迷ってしまった。奈良県遺跡地図によれば古墳ではなさそう)ひたすら前進、尾根筋に出ると山道が割とはっきりしていて北に進んでいくとピークにたどり着き二つの石室がすぐ目に入ってきます。ピーク平坦面南側を利用して作られているようですが墳丘は高まりが僅かに残っている程度。南側に石室が2基開口、共に奥行きが2m少し、内部もかなり埋まっています。西石室は袖石があって石室を前後に区別、東石室は区別が無く大きさもやや小さいようです。今まで双室墳は幾つも見ましたが石室がこんなに接近して並んでいるのは初めてです。現在はここから奈良盆地は見づらいですが当時は一望できたんでしょうね。終焉の地にふさわしい場所です。
帰りに道を間違えて登りとは違う隣の尾根に下りてしまった。どうやら道が消えている辺りで間違えたらしい。引き返しても元の道が分からず、杉林で歩きやすいこともあり急斜面を下りていったら小川に出てしまった。これはまずいと思ったが引き返すのも困難。幸い人の歩いた微かな痕跡があったのでこれをたどって下りていき元の場所に戻ることが出来た、ホッ。
これでここと併せて奈良三大難物石室(勝手命名)塚平古墳、龍王山48号を制覇。中でもここが一番難しかった。OBITOさんに教えて貰わなければ行けなかったかも知れない。

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